浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

翁長さんの遺志

2018-09-05 20:41:21 | 政治
 IWJで、翁長さんの奥さまのインタビューを行い、それが公開された。とてもよい内容であった。

 翁長さんの強い意志がわかった。

 奥さまは、「あなたのふるさとが沖縄のようにされていたら、どう思う?」と何度も語っていた。私がどうこう解説するよりも実際に聴いてもらったほうがよい。

 今回の知事選、公明党=創価学会が大量の人員を派遣して前宜野湾市長を当選させるように頑張るそうだが、奥さまはかつて創価学会の池田大作が、「戦時中とても苦労した沖縄だからこそ、幸せになってもらいたい」と語っていたことを紹介していた。

 今の創価学会=公明党は、ひたすら政治権力に鼻くそのようにひっつくことだけを目的に、ひたすらアベ自民党を支える。「王仏冥合」を実践していると考えているのだろうが、ひたすら悪徳を積んでいるとしか見えない。

 良心と義憤、奥さまが語っていたことだ。良心と義憤こそが、行動のバネとなる。
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【本】高橋昌明『武士の日本史』(岩波新書)

2018-09-05 14:18:42 | 
 野球の国際大会の時、日本チームを「侍ジャパン」と呼ぶ。私はもうそれだけでついていけない。ここでは「侍」を「武士」として想念しているのだろうが(侍=武士ではない、ということも本書は指摘している)、武士は暴力組織である。国家や支配者公認の武士であろうと、そこらへんの暴力団的な武士であろうと、武士は暴力の担い手であった。

 武士という存在が、どういう歴史的な動きの中で生まれ、つかわれ、どういう機能を果たしてきたのかを、一部わかりにくいところもあるが、史料にもとづき解き明かしたのが本書である。

 武士に関わることば、たとえば武士道とか武道とかは、たとえば先の戦争でも、武士ということが意識されてきたが、しかしそのイメージは近代日本のなかで創られ、それが肥大化し、昭和期になって増幅されたものであることを本書は示す。

 今学校教育で、武道が必修化されようとしているが、それすら1931年からであること、したがって現在政府・文科省が復古的な政策を展開してきているが、それは明治や大正期への復古ではなく、昭和期の戦時体制下への復古であることだ。

 どうじにあたかも日本の精神が「武」にかかわるものだということも、それはフィクションであることを本書は示している。

 政府ないし特異な国家主義的な人々の主張は、歴史的な根拠をもたないデマや思いつきの類いのものであること、それはありとあらゆる場面で見られることだ。

 こういうきちんとした歴史の本を読んで、そういう人々のプロパガンダにのせられないようにしてもらいたいと思う。

 本書は、読んで価値あるものである。


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TBSの山口敬之、そしてNNNの青山和弘

2018-09-05 10:29:15 | メディア
 あれあれ、また?

安倍御用記者・青山和弘が“セクハラ”で『NEWS ZERO』有働アナのパートナーを降板も、日テレが事件を隠蔽

 アベの周辺にいる者たちって、品性に問題あり。
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