浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

無策と愚策!!!

2020-12-09 18:03:41 | コロナ

  菅政権73兆円補正は国民の希望と裏腹 コロナ対策8%だけ

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感染者がどんどん増えていく!

2020-12-09 17:59:23 | コロナ

 今日の東京都の感染者は、572人。それでもスカ=自民党・公明党政権はGO TO トラベルなどをやめない。感染対策について、無策と愚策で一貫している。このまま無策と愚策で感染者数を増やしていくつもりなのか。

 国民の生命と安全を守れない政権には、正統性はない。

 前にも書いたが、一揆を企てるときが来ているように思う。

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税金は、医療従事者につかえ!

2020-12-09 17:22:41 | コロナ

  COVID-19に感染したくない、という気持ちは、医療従事者だって同じだ。しかし職業上 COVID-19感染者の治療にあたらなければならない。

 そうであるならば、十分な報酬と休養が出来る態勢を保障すべきではないのか。ところがスカ=自民党・公明党政権の追加経済対策は、みずからの支持基盤への大盤振る舞いと、医療の最前線にいる人たちへの冷遇。

 これでは医療崩壊するのは当たり前。政治家や官僚は自分のことだけ考えているが、心の広いふつうの庶民だって政治家や官僚の真似をするしかなくなる。

 それでいいのか!?

コロナ対応限界、看護師退職止まらず…「命を危険にさらしてまでできない」

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これでも支持50%

2020-12-09 17:14:59 | 政治

 私はもう笑ってしまう、日本国民はこういう政権でも支持率を50%もあげてしまうのだから。

菅首相の追加経済対策が“自助”丸出し! コロナ感染対策は10分の1以下、大半が新自由主義経済政策に…坂上忍も「バランスおかしい」

 ただし、こういう論説に、タレントの意見を載せる必要はない。彼らのいい加減なコメントを、あるときは使い、あるとき批判し・・・と利用しているが、私は無視すべきだと思う。

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「歯車」は絶望の兆しか

2020-12-09 11:41:52 | 芥川

 「歯車」を読んだ。今までずっと芥川の作品を読んできて、これほどまでに死の蔭に蔽われているものはなかった。

 私は「歯車」という作品の内容は知らなかったが、ただひとつ「歯車」という題のいわれは知っていた。芥川は、時に視界の中に「歯車」を見る。おそらくそれは光り輝くものだろう。以前も書いたことがあるが、私も同じものを見る。私の場合はシャークの歯のように見える。視界に小さく輝くゾウリムシのようなものが見えはじめる。するとそれがだんだん大きくなってシャークの歯となる。輝きながら視界を横切り、そして消えていく。目を瞑っても見える。芥川の場合は、「僕は又はじまつたなと思ひ、左の目の視力をためす為に片手に右の目を塞いで見た。左の目は果して何ともなかつた。しかし右の目の眶(まぶた)の裏には歯車が幾つもまはつてゐた」とあるから、なぜか片目だけだ。私の場合は、両目に見えて、目を瞑っても見え続ける。しかし芥川のように頭痛はない。

 しかし全編なんという陰鬱な雰囲気なのだろう。最初から幽霊の話だ。そして姉の夫の自死、それも鉄道に飛び込んでのそれであった。陰惨な話が続く。そういう話の延長線上に芥川の精神状態が綴られていく。

 芥川は不眠で苦しんでいたようだ。彼は精神病院にタクシーで行く。しかしなかなか見つけられず、タクシーを降りて歩いて行くと、青山斎場の前に出てしまう。10年前の漱石の告別式以来であったが、そこで芥川は「十年前の僕も幸福ではなかつた。しかし少なくとも平和だつた。僕は砂利を敷いた門の中を眺め、「漱石山房」の芭蕉を思ひ出しながら、何か僕の一生も一段落のついたことを感じない訣(わけ)には行かなかつた」という感慨を記す。

 彼はホテルをとり、そこで原稿を書く。しかし気分優れず、街中を歩き、またレストランに入り落ち着かない時間を過ごす。そして時に丸善で本を買う。「メリメエの書簡集」はその一冊だ。だがそれを読みながら「彼も亦やはり僕等のやうに暗(やみ)の中を歩いてゐる一人だつた」と書く。

 芥川は妻の実家に行く。別荘地のようだ。そして周辺を歩く。焼け残った家を見つけ、また鼴鼠(もぐらもち)の死骸をみる。

 そして「歯車」が浮かび上がる。

「何ものかの僕を狙つてゐることは一足毎に僕を不安にし出した。そこへ半透明な歯車も一つづつ僕の視野を遮り出した。僕は愈最後の時の近づいたことを恐れながら、頚すぢをまつ直にして歩いて行つた。歯車は数の殖ゑるのにつれ、だんだん急にまはりはじめた。・・」

 「歯車」は不吉なのだ。「歯車」が見えた後、彼は自宅の二階で仰向けになって頭痛をこらえる。

 今度は「歯車」ではなく、「銀色の羽根を鱗のやうに畳んだ翼」であった。確かに私に見えるシャークの歯も、銀色である。

 そのとき、芥川の妻が二階に慌ただしく昇ってくる。

 芥川は「どうした?」と尋ねる。

 「どうもした訣ではないのですけれどもね、唯何だかお父さんが死んでしまひさうな気がしたものですから・・・」

 この「歯車」は次の文で終わる。

 それは僕の一生の中でも最も恐ろしい経験だった。ー僕はもうこの先を書きつづける力を持つてゐない。かう云ふ気もちの中に生きてゐるのは何とも言はれない苦痛である。誰か僕の眠つてゐるうちにそつと絞め殺してくれるものはないか?

 この「歯車」は小説として何かを書こうとしたものではない。主題があってないようなものだ。主題は、芥川の生きていることの不安、絶望、生の苦しみ・・・である。

 「歯車」を書いた1927年3月から4月にかけて、芥川は精神の不安のなかにあった。しかしこうした絶望的な精神状態を生きる方向へと転換することは難しいように思えた。

 芥川が見る「歯車」、これは「閃輝暗点」といわれるものである。眼には異常がないけれども、視神経につながるどこかに時に異常が起きるのだろう。私も眼科にかかり、脳の検査も受けたが取り立てて異常は発見されなかった。

 芥川はこの「閃輝暗点」を不吉な兆候と見立てたのだろうか。

 確かにはじめてシャークの歯が視界を蔽ったとき、私は失明するのではないかと不安だった。しかしこれは一定の時間が経過すると消えていく。私の場合は頭痛もない。つきあっていくしかない。

 芥川と異なり、私は「閃輝暗点」だけではなく、いやのこともなんであろうとも、死ぬまでつきあっていくという気持ちでいる。

 いつかは死ぬ。しかし自分からそうするつもりはない。芥川は、いったい何に絶望を感じたのだろうか。

 

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第9巻

2020-12-09 09:47:13 | 芥川

 芥川龍之介全集の第9巻に入ったところで、いくつかの仕事に追われて芥川から離れていた。12月の2日に一応終わったので、再び芥川龍之介を読むこととなった。とにかく全集を読み終えることだ。

 第八巻の巻頭は「文芸的な、あまりに文芸的な」である。「文藝」という文字が本当は使われているのだが、ここでは「文芸」としたが、「文藝」のほうがそれらしい感じがする。私が子どもの頃、岩波文庫は旧字が使われていた。ルビがついていたので漢字を知らなくても読むことができたから、今でも旧字は読むことはできる。旧字の方が格調高いという想いをいつも持っている。

 さて「文芸的、余りに文芸的な」は、様々な文学者や文学作品の批評である。これが「續文藝的な、餘りに文藝的な」(これが旧字の表現である)と続く。

 しかし私は文学作品を系統的に読んではこなかった。だから作家の名前をみても、芥川が言及している作品を読んでいないことが多い。なかには現在ではまったく忘れられた作家の名前もある。近代日本文学の代表的な作家の作品くらいはきちんと読むべきだ、読まないのは人生の損失だと思いつつ、きちんと読んで来なかった。だから芥川のこの文を読んでも、ある意味ちんぷんかんぷんなのである。だから、「文藝的な・・・・」についてはあまり言うこともない。

 「文芸的な・・・」の次は、「本所両国」である。芥川が育った周辺をおそらく編集者とともに探訪したルポみたいなものだ。幼い頃と比較してばらばらと劇的に変貌している姿が描かれる。関東大震災の後だから、よけいに変わっている。それを、幼い頃の記憶とつきあわせながら綴るのだ。

 しかし読んでいて、さすがに江戸幕府のお膝元だけあって、違う。私のように田舎に生まれて田舎に育った者(短期間だけ東京に住んだが東京周辺を訪ね歩くということをしてこなかった)からみると、江戸の面影や近代化の中で変貌する首都の姿は、私の住むところの変貌とはまったく質が異なる。さすが都会である。

 私は最初、杉並区の明大前、のちに中野区白鷺に住んだ。そこと大学の往復が日常であった。その間、東京の名所をほとんど行っていないので、帰郷してから本を読む中でここは行っておけばよかったと思うようなところをたくさん発見した。

 しかし、私の旅行のあり方は、いつでもどこに行くにしても、目的を持ったものが多いので(調査が主)、余分なところは行かないのである。よほど強い動因が生まれないと行かない。強い動因が生じれば海外はじめどこにでも行くというパターンであった。

 芥川が「本所両国」に書いたあたりも行ってみたいが、東京の混雑を忌み嫌うようになってから、足が向かない。そうこうしているうちに外国人観光客の増加、そして COVID-19の流行。

 私が芥川が描いた「本所両国」に行くことができるのはいつ頃になるだろうか。

 芥川龍之介全集第八巻の巻頭は、小説ではない。やっと「歯車」まで来た。次はそれを読む。

 

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外交のアベは?

2020-12-09 08:08:15 | 政治

 ウラジミールなどと呼ぶんだ、と安倍晋三は日露関係がうまくいっていて、「北方領土」もすぐに返還されるようなことを言っていたこともあった。最近のことであるが、ずっと以前のような気もしてくる。

 安倍晋三は「外交のあべ」と自称し、またメディアも追従報道をしていたが、要するにカネをばらまいただけ。カネをもらえるなら、アベにニコニコするだろう。

 しかしまったく解決せず。無能の首相であった。

 そして「北方領土」の返還はなくなった。

プーチン大統領 領土割譲禁止の法改正案に署名

 

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大阪の「タイヘン」

2020-12-09 08:08:15 | コロナ

 私は大阪を中心とした地域の「タイヘン」に複雑な気持ちを持つ。大阪周辺の住民が支持した大阪維新の会が、新自由主義=医療・福祉・教育の削減の政策を先がけて推進してきた結果が現在の状況なのだから。

大阪の医療崩壊と看護師不足は維新の医療削減政策のせい! 橋下徹は大阪市長時代、看護師の給料を「バカ高い」と攻撃

どないなってんの?!大阪 くらし削った 橋下 維新の政治

『東京新聞』の12月8日付けに「看護師離職相次ぐ 大阪「業務増え、しんどい」」という記事があった。大阪や北海道で医療従事者が足りないので、自衛隊の医療チームが派遣されるというのだが、自衛隊も病院を持っているのに大丈夫なのかと思う。

 大阪周辺の住民は、「タイヘン」の原因が「維新」による政治にあることを、果たして認識できるかどうか。関西のメディアは「維新」礼賛だからムリかもしれん。

 日本の政治も含めて、日本国民は、日本の「タイヘン」の原因をきちんと検証すべきである。投票活動でどのような無責任なことをしてきたのかをふりかえるべきだ。 

 

 

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