浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

公務員を減らす・・・

2020-12-06 19:35:56 | 政治

 1980年代から新自由主義の思考を政府や地方自治体がしはじめて、公務員の数をひたすら減らしはじめた。

従来、公共事業を施工するためには、公務員がきちんと全体を把握して、請負企業に指図し、また監督していた。ところが公務員を減らす中で、実際に仕事を行うのは、非正規公務員か民間企業にやらせるようになり、公務員の中に事業の内容を把握することができるひとがいなくなり、結局公共事業は丸投げになってきている。ということは、価格設定も分からなくなっているので、業者の言うがままになっている。

また地方自治体は、医療、福祉、教育にカネをかけなくなり、そこでも公務員を減らし、民間企業に委託したり非正規を増やしたりしている。

病院でも同様のことが行われてきたが、維新という政治勢力が牛耳る大阪は、それがとりわけひどくなっている。

 COVID-19の感染の拡大が言われているときに住民投票を行うばかりか、それ以前に橋下はじめ維新の政治家は公務員を減らすだけではなく、病院や保健所も減らしてきた。

その結果が現在の状況である。

何と、大阪維新の会の政治勢力は、看護学校もつぶしてきたそうだ。

大阪の COVID-19の感染拡大は、維新という政治勢力が原因となっているようにも思える。そういう政治家を当選させてきた大阪市民、府民はきちんと振り返るべきだ。

 

 

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良いものもあるから・・・

2020-12-06 10:48:52 | メディア

 私はテレビを全く見ない、ということは何度も書いてきた。また新聞は、『東京新聞』だけを一日遅れで購読している。

 いろいろな人のTwitterをみると、『朝日』や『毎日』の記事を引用している。確かに読みたい記事もなくはない。だがあえて私はそれを無視する。

 というのも、先日行われたスカの記者会見の様子をネットで見たからだ。メディア関係者の醜態がさらけだされていたからだ。

 記者クラブ(この場合は内閣記者会)は、犯罪的な役割を果たしている。それを新聞社もテレビ局も是正しようとしない。ということは各社政治部の意向が全社に貫かれているということだ。

 尾形聡彦氏のTwitterを偶然みる機会があった。それによると、

菅首相会見。感じたのは、日本の多くの政治記者と菅氏のひどい馴れ合いでした。永田町には「自分は菅と話せる」と自慢する記者が大勢いて、菅氏は情報で記者を操っています。新型コロナの危機でも、記者の多くが「菅氏は自分に得」と自らの利害を優先させ、権力監視を怠っている。記者失格だと思います

馴れ合いの菅首相会見。背景にあるのは、メディア選別が露骨だった安倍氏に比べ、今はリベラルメディアでもキャップ級で菅氏に心酔する記者が多く、幅広い記者が取り込まれていること。会見から2ヵ月半逃げた菅氏への批判が、1ヵ月半会見しなかった安倍氏時より弱いのはそのためで、大問題だと思います

だそうだ。

 メディアは死にかかっている。そういうメディアに、購読料を払う気は毛頭ない。

 

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