安倍元首相を銃殺した山上容疑者が、なぜか鑑定留置されている。刑事責任能力の有無を調べるというのだ。
昨日の『東京新聞』の「こちら特報部」は、この問題をとりあげている。山上容疑者の母親が統一教会にのめり込み、多額の献金をして家庭を崩壊させた。山上容疑者は統一教会のトップを狙ったがそれができそうもないので、日本の統一教会の広告塔、統一教会と自民党とのつながりを祖父の代からもち、選挙時には統一教会票を差配できる安倍元首相を狙った。
きわめて筋が通っているではないか。なぜ鑑定留置するのか、それも一一月末までの長期間。大いに疑問である。
検察がこういうことをするのは、今までの事例で明確であるが、検察は支配層の意向を受けて行動する。決して正義や法のためではない。
『東京新聞』は、山上容疑者を鑑定留置して閉じこめておいて、統一教会と自民党との関係を報じるメディアの動きを封じるためだとみる。そのことによって安倍の評価の低下を止めようとしている、のだと識者の意見を置く。
いずれにしても、検察は政治検察である。こうした長期間の鑑定留置には、必ずウラがあるはずだ。