石破に期待した人がいたようだが、わたしは自由民主党の政治家は、すべて同じ穴のむじなだと思っている。アベが総理であったとき、彼は権力を振りかざして、してはならないことをたくさん行った。集団的自衛権の容認の閣議決定、内閣法制局を自分のいいなりになる輩を長官に就けた・・・・・書いていけばきりがない。
してはならないことをしたとき、自民党内から批判が出たか。石破は批判したか。
国民の生活をズタズタにし、貧困化させ、自分たちだけのことを考えて政治をしてきたのが自由民主党ではなかったか。自由民主党を中心とする政権で、何か良いことをしたか。ノーである。
裏金に関しても、『毎日新聞』が記事を書いていたが、選挙の時に動いてもらうために、地方議員にカネをばらまいているようだ。それを受けとる自由民主党の地方議員も同じ穴のむじな。
一時自民党の議員をしていた若狭弁護士が、政治の世界の汚さがそれほどだとは思わなかった、と語っていた。要するに、すべてカネを求めてうごめいているというのが政治の世界である。その世界に、業界や選挙民もつながっている。腐臭を放っているのは自民党であり、その自民党に繋がる地方議員も、選挙民にも腐臭が漂っているのである。
腐りきった日本政治をつくりだす勢力は、政治の世界ではきわめて少数である。おそらく共産党やれいわ新選組しかないだろう。立憲民主党も、自由民主党とほとんど異ならない人たちが、あんがいたくさんいる。
きれいな政治を求める選挙民は、きわめて少数でしかない。残念なことだ。
4年前の石破茂インタビューを再読すると…同じ人間の言葉とは到底思えない