浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

やっと終わった

2013-11-06 12:11:53 | 日記
 9月から毎週水曜日の午後、10回にわたって行った歴史講座が終わった。毎週その準備で、図書館に通ったり、写真を撮りに行ったり、関連文献を読んだり、とてもたいへんだった。

 この種の講座、なかには半分雑談で終わる講師もいるようだが、ボクの場合はすべて真剣勝負。講義は、1時間以上90分以内で話して欲しいと言われていたが、いつも準備した内容を話し終わるとほぼ2時間。

 とにかく引き受けた仕事については、手を抜かない。その時点で自分自身が持っている能力はすべて使い切る、というのがボクのポリシーである。

 全力を尽くせば、自分自身も必ず何らかのものを得ることができるし、おそらく聴いている人たちも何かを得られるだろうと思うからである。要するに相互の信頼を確保することが重要なのだ。いい加減にやれば、ボクが話す内容の信憑性も揺らぐであろうし、ボクも信用されないだろう。

 実際、講座を準備する中で、古代史については発掘調査の報告書は個々の遺跡ごとに報告書は出されるが、それらの報告書を横断的に利用して当該期の歴史(時代)状況を描くことがなされていないことがわかった。遺跡については、2回にわたって話した。この地方の古代史について、勉強させられた。

 また浜松地域の民藝運動の歴史もよくわかった。同時に、現在の状況も把握できた。

 遠州の報国隊についても、今まで十分に研究してこなかったが、それも現在の研究水準まで理解を深めることができた。

 そして最後は「戦争」。いかなる材料を使えば戦争を語ることができるかがわかった。

 いずれにしても、スライドもレジメもすでにあるので、このテーマではどこでも話すことができる。

 これで、他の本が読める。しかし今度の日曜日は、憲法問題で講演しなければならない。今日からは、まず『法律時報』臨増、「「憲法改正論」を論ずる」を読むつもりだ。

 
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