「慰安婦」報道で櫻井よしこや西岡力などにより激しい攻撃を受けた植村隆さんは、『週刊金曜日』の発行人になるとのことである。
激しい攻撃は、植村さんだけではなく、『朝日新聞』にも行われた。「慰安婦」報道は『朝日』だけではなく、『産経』、『読売』などもしていた。『読売』には、この問題に積極的に取り組んでいた女性記者を私は知っているが、『産経』、『読売』は『朝日』のように大規模な「謝罪」もせず(私は大規模な「謝罪」は不要であったと思っている)、厚顔無恥にも、今ではそうした報道をしてきたことを自らの記憶から消している。
『朝日』は、右翼からの攻撃にさらされた植村さんを擁護することなく放り出した。私はここに『朝日』という会社の本質を見るのであるが(「危機」であると感じると遁走する)、『朝日』は「慰安婦」報道から「遁走」し、その結果、あたかも「慰安婦」が歴史から消されてしまったかのような状況をつくりだした。
私は、以前にも記したが、日本軍兵士の手紙、回想記などを読んでいる。そこで「慰安婦」に関する記述を読み、「慰安婦」が軍の兵站ルートにより「運ばれて」いたこと、中国では軍が率先して女性を集めていたことなどを知った。またインドネシア在住のオランダ人女性が「慰安婦」にされた事例などを調べたこともある。
しかし『朝日』はみずからの「慰安婦」報道の検証もせずに「遁走」し、その結果といってよいかどうかは判断できないが、「慰安婦」報道はメディアから消えた。教科書からも消された。
植村さんは、みずからに対して行われた攻撃に果敢に立ち向かった。私は記事を捏造していないとして櫻井や西岡を提訴し、彼らが植村、『朝日』攻撃のために、みずからが捏造記事を書いたことが裁判で立証されている。
『朝日』は植村さんの闘いの結果を報じるべきである。『北海道新聞』は報じているが、『朝日』では皆無ではないかと思う。
リテラがその間の事情を記事にした。
櫻井よしこに続き西岡力も「捏造」を法廷で白状! 安倍応援団や右派の朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
また植村さんが関わっている裁判のHPもある。「慰安婦」の存在は歴史的事実であるがゆえに、社会のなかでそれがもういちど認識されるようにする必要がある。
激しい攻撃は、植村さんだけではなく、『朝日新聞』にも行われた。「慰安婦」報道は『朝日』だけではなく、『産経』、『読売』などもしていた。『読売』には、この問題に積極的に取り組んでいた女性記者を私は知っているが、『産経』、『読売』は『朝日』のように大規模な「謝罪」もせず(私は大規模な「謝罪」は不要であったと思っている)、厚顔無恥にも、今ではそうした報道をしてきたことを自らの記憶から消している。
『朝日』は、右翼からの攻撃にさらされた植村さんを擁護することなく放り出した。私はここに『朝日』という会社の本質を見るのであるが(「危機」であると感じると遁走する)、『朝日』は「慰安婦」報道から「遁走」し、その結果、あたかも「慰安婦」が歴史から消されてしまったかのような状況をつくりだした。
私は、以前にも記したが、日本軍兵士の手紙、回想記などを読んでいる。そこで「慰安婦」に関する記述を読み、「慰安婦」が軍の兵站ルートにより「運ばれて」いたこと、中国では軍が率先して女性を集めていたことなどを知った。またインドネシア在住のオランダ人女性が「慰安婦」にされた事例などを調べたこともある。
しかし『朝日』はみずからの「慰安婦」報道の検証もせずに「遁走」し、その結果といってよいかどうかは判断できないが、「慰安婦」報道はメディアから消えた。教科書からも消された。
植村さんは、みずからに対して行われた攻撃に果敢に立ち向かった。私は記事を捏造していないとして櫻井や西岡を提訴し、彼らが植村、『朝日』攻撃のために、みずからが捏造記事を書いたことが裁判で立証されている。
『朝日』は植村さんの闘いの結果を報じるべきである。『北海道新聞』は報じているが、『朝日』では皆無ではないかと思う。
リテラがその間の事情を記事にした。
櫻井よしこに続き西岡力も「捏造」を法廷で白状! 安倍応援団や右派の朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
また植村さんが関わっている裁判のHPもある。「慰安婦」の存在は歴史的事実であるがゆえに、社会のなかでそれがもういちど認識されるようにする必要がある。