浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

医大入試の女性差別

2018-10-13 17:29:55 | 社会
 東京医科大学だけではなく、他の大学でも女性差別が行われていた。しかしなぜか文科省は、その大学名を公表しない。不当なことをしていたのだから、当然公表すべきである。

 女性差別がみつかった東京医大よりもたくさんの大学で、女性よりも男性の合格率が高いことが見つかった。もっともひどいのが順天堂大学。以下、東北医科薬科、昭和、日本、九州、慶応、大阪市立、埼玉医科、新潟、筑波、岡山、高知、大阪医科、東京医科、山形と続く。

 どこでもそうだが、男性より女性の方が優秀である。大学生を見ればよい、小さく固まったオタクのような男子学生に比べ、言うことも行動力も積極的で、勉強もよくしているのが女性。

 私は男性であるが、最近の男子大学生の状況に、どうしてこうなってしまったの?という疑問を持っている。冴えがなく、全体的に「小さい」のが男性。

 もし医大で平等に入試を実施していたら、女性の方が多くなるのは当たり前だと思う。

 女性差別をするな!


 
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事実は大切だ

2018-10-12 21:38:50 | その他
 虚偽情報が流布していることを発見することがある。あまりにひどい虚偽情報が虚偽であることをきちんと指摘していくことはとても大切なことだ。

 沖縄知事選挙では、ファクトチェックが行われた。それはとてもよいことだ。事実をもとに判断する、これは最低の条件だ。事実が事実でなかったら、その判断も間違ったものになる。

沖縄知事選 ファクトチェックして分かったこと(上) 政治家らも偽情報拡散

沖縄知事選 ファクトチェックして分かったこと(下) 一部の誤解を払拭するには
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新書

2018-10-11 22:16:48 | 
 10月はじめ、送られてきた今月号の『図書』、もう一冊『はじめての新書』という冊子が入っていた。高校生の頃から、岩波新書は読むべきものであった。とはいっても、毎月3冊刊行されるので、そのうちの一冊くらい読めればよいほうだった。しかし定期収入があるようになってからは、岩波新書をすべて購入するようになった(ただし退職する頃からそれはやめている)。したがって、私の書庫には、岩波新書がたくさんある。
 しかし心の中に深く残っているのは、やはり高校生の頃に読んだものがおおい。

 田中優子さんがあげているが、西郷信綱・永積安明・広末保の『日本文学の古典(第二版)』はよかった。私はこれで古典が好きになった。学校の古典の授業は、解釈がほとんどであったが、この本はそれぞれの古典文学が歴史の中で書かれてきたものであることを浮き彫りにしていた。それ以後、岩波新書の古典文学関係を読むようになった。石母田正『平家物語』、清水好子『紫式部』など。さらに西郷や広末の単行本も読むようになった。古典文学への関心のきっかけは、まさにこの本であった。今でも感謝している。なお今も2冊もっている。

 丸山真男の『日本の思想』。これも名著である。これは何度も読んでいる。

 岩波新書は、私の知的発達の最大の栄養源であった。

 ただこの『はじめての新書』のなかに、吉野源三郎の『同時代のこと』を誰も挙げていないのが寂しい。私は本書で人生観を変えた。といっても、私は高校生の頃から『世界』を読んでいたから、この『同時代のこと』に掲載された文は、『世界』で読んでいた。吉野の、知的で情熱を秘めた主張は、私の精神を揺り動かした。

 『日本の思想』とともに、『同時代のこと』を読み返す。とくにその最後の文、「一粒の麦」は今も感動をもって読む。


 
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当たり前の事態

2018-10-11 21:51:52 | 政治
 北朝鮮に関わる問題を根本から解決するためには、関係各国の話し合いが必要だ。朝鮮半島の南北、米朝、中朝、朝露間の風通しがたいへんよくなってきている。これらの国々が真摯に話し合えば解決へと大きく前進するだろう。

 ロシア「朝鮮半島問題は米中ロ南北で5カ国協議をする必要がある、制裁緩和もしよう」日本は再び「蚊帳の外」へ

 日本は不要だと、おそらくどこの国も思っていることだろう。北朝鮮の脅威を騒ぎ立て、北朝鮮には圧力しかないと叫び続けるだけの日本は、北朝鮮問題の解決を妨げる最大の要因になる。したがって、「蚊帳の外」にするしかない。

 アベ首相は、あちこちカネをばらまくために外遊をしているが、彼は外交をするために行っているのではなく、ただ利用されるために行っているのだ。カネがほしい国にはカネを、日本から利益を吸い取りたい国にはそれが円滑に行くようにさせてやり、軍需品を買って欲しいと言われれば言うがままに買ってやり・・・・・

 そういうアベ政権を支持する日本人が少なくとも3割程度はいる。そしてそれを支える公明党=創価学会。これらが小選挙区制という選挙制度でタッグを組み、アベ政権を支えている。

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『伊藤野枝 ~その生と闘い~』

2018-10-11 21:31:52 | 
 今年9月の、静岡市で行われた大杉栄・伊藤野枝・橘宗一墓前祭とその集会のために製作した冊子『伊藤野枝~その生と闘い~』はまだ50冊程度残っています。16頁の薄い冊子です。

 そこで伊藤野枝に興味関心がある方に頒布しようと思います。下記のところに送料込みで450円を送っていただければ、当方から送ります。製作は墓前祭実行委員会です。

 郵便振替口座 00830-9-49813  加入者名 市民の連絡会
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美術展

2018-10-11 21:20:27 | その他
 最近美術展の入場料金が高くなったという思いを持っていた。昔は1200円程度だったが、今では1600円、1700円と、1500円を超えるようになった。

 今日、『東京新聞』の展覧会情報を見ていたら、上野の森美術館で開かれているフェルメール展は、何と2700円。驚きの料金である。作品数の少ないフェルメールの絵画が、多く展示されるからとしても、この料金は高すぎると思う。

 固より私は最初から行くつもりはない。だから『芸術新潮』を購入した。行こうとしない理由はただひとつ、最近の東京の展覧会は人が多すぎる、とりわけフェルメールだから絶対に人が多く来るという確信からだ。

 そして今日、料金の高さにより、絶対に行くまいと思った。
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スルガ銀行

2018-10-10 19:25:31 | 社会
 スルガ銀行浜松支店は、浜松駅南口にある。一等地である。私はスルガ銀行に金を預けたことも一切ない。しかし、某辞典にスルガ銀行の創業者のことを書いたことがある。理念を持った経営者であったということを記した。

 少し前まで代表を務めていた創業者一族の岡野某、代表を辞めたあとも、その前も、会社の代表として謝罪など一切せずに雲隠れである。第三者委員会、金融庁から厳しい報告や処分がでても、知らぬ顔である。現在の経営陣も、決して刷新された人たちではない、責任ある者たちである。

 いろいろな情報によると、スルガ銀行はシェアハウス問題でみずからの非を認めて何らかの解決を図るという積極的な姿勢を見せていない。

 非行を犯した会社としては、一貫して無策を貫いている。最悪の金融会社である。悪事を働いたらきちんと謝罪し、再び間違いを犯しませんという具体的な行動から信用は回復するはずである。しかしそれが全くない。

破産の恐怖、不正に怒り スルガ銀問題

 スルガ銀行の不正な融資がなければ、多額の借金に苦しむことはなかったのだから、シェアハウスのオーナーたちは被害者ではある。しかし、おのれの経済的利益を最大限追求する末期資本主義に於いて、金が儲かる事業はすでに金持ちが入りこんでいて、あぶなっかしい事業だけが一般人に向けて口を開けて待っているということを知っておくべきであった。こうした社会のあり方を知らない騙されたオーナーたちは、もっと社会のことを勉強すべきである。

 フツーの人に向けられる「うまい話」は、決して「うまい話」ではなく、詐欺であること。
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『週刊金曜日』

2018-10-10 07:56:45 | メディア
 『週刊金曜日』の編集委員、佐高信氏が退任した。

 今そのことについて書こうと思って、『週刊金曜日』の最新号をさがしたがすでに捨てていた。

 実は『週刊金曜日』は保存していない。読み終えたら廃棄している。毎週届けられる雑誌を保存するスペースがすでにないということもあるが、保存する必要のないものだと判断しているからだ。

 『週刊金曜日』が発刊される前、初代編集長の和多田進氏に依頼されて、本多勝一、筑紫哲也両氏の講演会を浜松で開催したことがあった。この講演会自体、右翼から狙われているという騒動の中で開催されたといういわくつきのものであったが、今それについては書かない。
 
 したがって私は創刊前の準備号から購読していた。しかし途中で一度購読をやめた。その理由は、資料的価値がない、と判断したからだ。私は他に『世界』や『現代思想』などを購読していた(現在も)が、それらは今も主な特輯号は保存している。

 『週刊金曜日』、資料的価値がないという状況は今も継続している。そしてその記事の中身は、通り一遍の深みのないものが多い。現代社会の政治や社会を批判的に書いているのだが、それは一度読めば、「その通りだね」と納得してそれで終わり、それ以上の知見が得られるわけではない。なかには他で報じられないこともあり、それはそれで貴重なのだが、しかし『週刊金曜日』の記事内容は、ネットのリテラやバザップ、IWJで得られるものも多く、また即日報じられるので、『週刊金曜日』は内容的には二番煎じとなる。またそれらの事件でも、より深く追究していればまだしもそれがない。要するに政治、社会で起きている事件を、新聞とは異なり、かなり批判的に紹介するだけで、それ以上のものがないのだ。

 佐高氏は、正確に引用できないのだが、低水準の記事が検討もされずに長い間連載記事となっている、というようなことも記していた。私もその通りだと思う。なかにはとてもひどい、書き殴っているような連載がある。悪文、事実の誤り、何を焦点に絞って書いているのか不明、という記事がずっと続いている。私が編集担当ならぜったいに掲載しないような内容だ。それが延々と続いている。

 『週刊金曜日』、購読者が減って経営的にたいへんな状況にあるようだ。しかしそうした内容も報じられてこなかった。最近になって次々と社員の退任の弁が記されるようになって、そうなのかと思った。いったい執筆に従事している社員が何人いるかも知らなかった。こんなにやめて大丈夫なのかと思っていたら、発行人も変わった。私が購読している朝日新聞社の『Journalism』は、編集に従事している人の名前が記されている。そのなかに知己の名も最近まであったが、今は他の部署に行ったという。『週刊金曜日』は、そういうことはなかった。直接購読で成りたっているといいながら、購読者との間には距離があった。購読者からの意見を集めるということもなかった。

 いずれ『週刊金曜日』は、消えていくのではないかと思う。よほど真剣に内容の検討をしないと立ち上がれないだろう。私たち購読者は、カネを払って有益な情報を買っているのだ。その場合の「有益な情報」とは何かということを真剣に考えるべきだ。

 私にとって『週刊金曜日』はなくなってもよい。しかし『世界』や『現代思想』はなくなってはいけない。
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誤報を平気で垂れ流す日本メディア

2018-10-09 14:02:07 | その他
 これは読むべき。

古賀茂明「安倍総理が日米共同声明に存在しないTAG(物品貿易協定)という言葉を使った理由」

 アベ政権、外務省と日本の「報道」(?)機関が結託して「誤報」を流している。

【岩上安身のツイ録】激おこ!事実上の日米FTAを「TAG」という造語で国民を欺こうとする日本政府!トヨタ(以下略)ら、外貨を稼ぐ輸出産業を守るために米国の要求に従い犠牲を払ってきた日本は米国に全てを収奪される!? 2018.10.8
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厚顔無恥 加計理事長

2018-10-09 12:00:33 | 政治
 アベの周辺にいる者たちは、揃いも揃って厚顔無恥。


再び会見の加計理事長、「面談」めぐる“矛盾”とは・・・
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無能な東京都

2018-10-09 11:32:50 | 政治
 築地市場の豊洲移転、調べれば調べるほどその杜撰さにあきれる。豊洲移転を企画・設計した者たちは、市場がどういうものであるかをまったく知らずに、机上だけで図を描いた。その結果、すでにありとあらゆるところで欠陥が露呈してきている。

 それでも東京都の小池知事は移転を妥当と判断した。東京都の役人の無能と、都知事の無能との二重奏により、市場関係者は翻弄されている。

 東京都の役人がいかにバカであるか、にもかかわらずエリート意識だけは持っている。こういうバカ共が行政を担っていることに驚き呆れる。

「湿気がひどくてマグロにカビが生える」開場目前の豊洲市場に不安の声が高まる
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情報入手にカネをかけるか

2018-10-09 08:21:02 | その他
 こういう記事を読んだ。

「SNS」に頼る人、内閣支持率が高い理由 「本当にネットが原因?」

 みずからの認識を深めるためには、カネをかけるのは当たり前だと私は思ってきた。

 それは私の研究上の必要から来る。何らかのテーマを研究しようとするとき、それにかかわる文献を揃え、さらにそれに関わる資料を集め、それらをもとに考察を加えていく。みずからの考察の根拠を明確に示すためには、此等の作業は必須のものである。要するに何らかのことを研究する、あるいは考えるためには、カネをかける。カネや、それによって購入した物を読み考える、つまり時間、カネと時間をかけなければよいものはできないという確信を私は持っている。

 政治上の意見を述べる際にもこうした作業は欠かせない。だから私の家は、本や資料にうまっている。それぞれのテーマごとに本や資料が袋に入れられている。

 情報を得るためにはカネをかけるのは当然のことである。

 しかし多くの人は情報を得るためにカネをかけない。それはなんらかの社会運動を行っている人であってもだ。まったく社会運動に関係していない人よりも相対的にはカネをかけてはいるが、せいぜい新聞くらいで、書籍などに手を伸ばす人は少ない。

 風邪のきっかけになったのは、そうした運動に関係した人による長時間の質問を受けたことであった。5時間以上も質問攻めに遭い、それにひたすら応えていたそのあとから喉が痛み始めたのである。

 質問のなかには、そういうことは自分で考えるべきではないかと思うようなこともあったが、私は丁寧に答えた。自分で考えないで他人に聞く、これは運動に関係した人のするべきことではない。自分の頭で考えること、これがみずからの行動の原動力であるべきだ。

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Japanハンドラーの認識

2018-10-09 08:10:46 | 政治
 日本の支配層は、アーミテージやジョセフ・ナイらのJapan-handlerの政策を丸呑みした安全保障政策を展開してるが、彼らの政策は、アメリカ軍需資本の代弁者たる位置にある。彼らの認識は、沖縄を「最も貧しい県」だなどと認識する輩である。

「板挟みになりたくない」 玉城デニー知事誕生で米側の本音
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アベの周辺にいる人々

2018-10-08 10:21:17 | 政治
 アベとその周辺にいる人々の極悪ぶりがよくわかる。

加計理事長会見で珍しく新聞・テレビ記者たちが徹底糾弾! 追い詰められた加計理事長がデタラメ言い訳連発

安倍応援団の小川榮太郎切りが醜悪!百田、上念、有本、WiLLが小川の悪口と「自分は関係ない」の大合唱
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何、女子力って?

2018-10-07 22:31:43 | その他

 北原みのり「日韓のジェンダーギャップ」を読んだ。「女子力」ということばは聞いたことはあるが、その中身は知らなかった。要するに、男のために尽くす、ってこと?文中に「同級生との飲み会でサラダ等を取り分けないと「女子力ないね~」と男子から笑われたり。」ということがあった。

 サラダを取り分けるなんて、自分でやれよ。

 大体にして、生活の自立なくして精神の自立はない。食事をつくることができること、ボタンが取れたら自分でつけること、自分ひとりできちんと生きていく力をつけないと、ひとり暮らしでは生きていけない。

 私の友人に独身生活を満喫していた人がいた。しかし食事はいつも外食かコンビニ弁当だった。私はご飯を自分で炊いて、味噌汁くらいはじぶんでつくらないと不健康になるよ、などと言っていた。

 ある日、彼は職員住宅の風呂場で倒れていたところを発見された。

 私は学生の頃、自立ということばに大きな価値観を抱いていた。自立とは何かを考えていたときに、経済的自立は生活的自立を伴わなければ本当の経済的自立ではないと悟った。

 私は生活に関わることは何でもできる。それが自慢である。

 周辺の子育てを見ていると、男の子には料理その他をほとんどさせない。私はそういう姿を見る度に、料理をさせないと彼の人生を貧しきさせますよと語ってやる。

 一生を独身で過ごす男性が増えている。いつまでも親はいないのである。生活的自立を親は身につけさせる必要があると私は思う。

 ちなみに私の息子は自営、働いている奥さんが遅いので、彼が料理をつくっている。それでよいのだ。


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