窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

山梨マルスワイナリー、試飲コーナー

2009年10月14日 | ワイン・日本酒・ビール
 マルスワイナリーの試飲コーナーは、自分で直接ワインを注いで試飲できる仕組みになっています。ワインだけでなく、お酒の飲めない方やお子さんのためにブドウジュースも用意されていますので、ご家族でも楽しめると思います。



 初めは「甲州スイートセレクション」。地元山梨のブドウ品種である「甲州」を使った、非常に甘口のワインです。アルコール度数は10%未満とワインとしても低く、注いだ時の粘性から、その糖度の高さが推察できます。強烈な果実の香りと蜜のような甘さと滑らかさがあります。



 「シャトーマルス 甲州三年熟成 蔵出し」。黄金色に輝く、同じく甲州を使ったワイン。非常に魅力的なワインではあったのですが、この日は残念ながらメンテナンスのため試飲できませんでした。逃したワインは余計輝いて見えます。



 「甲州辛口」。最初に非常に甘いワインを試飲してしまったので、口直しにもホッとする辛口。「甲州」の辛口ワインは国際的にも高い評価を得ています。この「甲州辛口」は「甲州」を100%使用、度数が14%未満あり、キレが良く和食に合いそうな仕上がりになっています。



 「御坂 マスカットベリーA 2008」。地元笛吹市御坂町の名を冠したワイン。御坂町は甲府盆地東部、御坂山塊を背後にしたゆるやかな金川扇状地に位置し、砂礫質と粘土質のバランスが良いブドウ作りに適した土壌です。なお、「マスカットベリーA」という黒ブドウも1927年に川上善兵衛がアメリカ産のベリー種とヨーロッパ産のマスカット・ハンブルグ種の交配に成功して生まれた品種です。

 「御坂 マスカットベリーA 2008」は御坂地区産のマスカットベリーAを主体に、穂坂地区産の「アリカント」をブレンドすることで、果実味豊かな口当たりと凝縮感を醸した、2008年収穫ブドウより初仕込み(プリムール)のワインです。それでも、それほど強い凝縮感はなく、マスカットベリーらしさは感じられるのではないかと思います。



 「ヴィニョ・デ・マルス セラー・セレクション」。口に含んだ瞬間にシェリーではないかと思ってしまいました。それもそのはず、発酵中のワインにブランデーと長期熟成ワインを加え、甕で熟成させたワインなのだそうです。シェリーのような上品な香りに、とろけるような甘さがあり、食前酒に良いのではないかと思いました。



 最後は「デラウェア にごり」。食用である「デラウェア」を100%使用し、非常に甘くてフルーティな、そしてどこか青リンゴのような爽やかさを併せ持つワインです。アルコール度数も8%未満と、まるでジュースのようなワイン。しかし、しつこい甘さはではないので、飽きが来ない仕上がりになっているのではないかと思います。クリスマスパーティ用に良いかもしれません。

 繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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