本日、47歳になりました。昨日は、野毛のチャイナビストロ「八寸」さんにお邪魔してきました。当ブログ2度目の登場になりますが、前回は会社の宴会でコース料理。しかし、八寸さんはやはりアラカルトでと思いながら、なかなかお邪魔できずにいました。今回ようやく念願叶ったわけですが、期待以上の美味しいお皿の目白押しでした。
しかも、突然のお邪魔だったにもかかわらず、本店(中華街・状元楼)から弊社の社名入り徳利まで取り寄せていただいていました。細やかな心遣いに感激しました。
早速行きましょう。まずは前菜の盛り合わせ。枝豆紹興酒漬け、大根醤油漬け、歯ごたえのあるクラゲ(頭の部分)、焼豚、中でも深い旨味の蒸し鶏が絶品でした。恐らく今まで食べた中で一番美味しい蒸し鶏だったと思います。
大好物、よだれ鶏。麻辣の効いたタレも、瓶詰にしたらご飯のお供で商品にできるのではないかと思うほどです。
酔っ払い海老(ボタン海老の紹興酒漬け)、想像を絶する逸品でした。ボタン海老の持つ甘みと紹興酒の深い香り、コクのある頭のミソの部分は紹興酒と相俟って珍味の域に達しています。これは食べていただかないと表現が難しいですね。
惜しくも閉店してしまいましたが、「鈴華荘」でもご紹介した「小籠包3種盛り合せ」。状元楼さんはふかひれが有名ですが、小籠包も中華街屈指だと思います。ふかひれと違い小籠包は気軽に楽しめますから、ぜひ食べていただきたい一品ですね。「上海小籠包(白)」、「ロブスタービスク小籠包(橙)」、「ゆず胡椒小籠包(緑)」、の三種、店長さんのおすすめの食べ方は、白・橙・緑の順です。
まず白ですが、ノーマルと侮るなかれ。頭の部分をちぎって中の熱を逃がし、蓮華から一気に口の中へ。ほとばしるスープの深い旨味は、本当に何なのだろうと思わされます。小籠包の名店は幾つか行ったことがありますが、正直こちらの方が美味しいです。次に橙ですが、名前ばかりでなく本当にビスクです。良いお店には「知り合いに勧めたくなる逸品」があるものですが、最初の一品を挙げるとすればこれですね。そして、濃厚な旨味系が続いた後に、スパイシーで爽やかな香りの緑で締めます。この小さな蒸籠の中で一つの物語ができあがりました。
黒酢の酢豚。酸味の抑えられた、まろやかな甘みの上品な酢豚。何より、どうすればこんなに豚を柔らかくできるのだろうと思います。
最後は、ふかひれのおこげ。言葉より動画が雄弁かと思いますので、どうぞご覧ください。
八寸
神奈川県横浜市中区野毛町1-9-1
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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