上の写真は5月16日朝5時半に鹿児島駅から撮影した桜島です。前日より水蒸気が多く出ていました。
さて、鹿児島駅より特急で約50分、霧島神宮駅よりタクシーで10分、『龍の文明太陽の文明』を読んで以来いつかは訪れてみたいと思っていた天孫降臨の地にやってまいりました。霧島神宮は高千穂峰に降り立った天照皇大神の子孫である瓊々杵尊(ににぎのみこと)を祭っています。
元々霧島神宮は別のところにあり、後でご紹介する古宮址が1234年(文暦元年)の大噴火で焼失するまでお宮のあったところです。1484年(文明16年)に現在の場所に再興され、現在の残る社殿は1715年(正徳5年)に薩摩藩主島津吉貴によって寄進されたものです。この日の朝は生憎雲がかかっていて見えませんでしたが、本来この社殿の背後に高千穂峰が見えるそうです。
これは「君が代」にも詠われている「さざれ石」です。さざれ石は「石灰質角礫岩」と呼ばれ、小さな石の集まりがが炭酸カルシウムなどによって凝固し、あたかも一つの大きな石のようになったものです。本当にさざれ石は長い時間をかけて巌となるわけですね。
社殿前にある御神木です。霧島メアサと呼ばれる杉で南九州一帯の杉の先祖にあたる樹種だそうです。樹齢は800年、高さ37m、幹周りは7.3mもあります。人気もないので御神木の前でしばらく採気をしました。すると...
多分中国の方なのではないかと思いますが、彼女も「私が本家」、負けじと採気をしていました。似たもの同士、少しお話でもしておけば良かったです。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
よろしければクリックおねがいします!
↓