都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「博物館に初もうで/リニューアル記念特別公開」 東京国立博物館
東京国立博物館(台東区上野公園13-9)
「博物館に初もうで/リニューアル記念特別公開」
リニューアル記念特別公開:1/2~1/16、初もうで展:1/2~1/30
本館の一部リニューアルオープンを祝し、新年の門出に相応しい名品を展観します。東京国立博物館で開催中の「博物館に初もうで/リニューアル記念特別公開」へ行ってきました。
本館の一部リニューアルを「今日ライジンした。」などという新しいスタイルのポスターで告知するなど、オープン前から何やら変化を予感させていた東京国立博物館ですが、実際の会場も少なくとも近年の初もうで展とは比較にならないほどの盛況を見せていました。
今回総合文化展と名を改めた東博の常設展と言うと、毎度そのスケールに圧倒されますが、今回の特別公開ではリニューアルを記念し、普段なかなかお目見えしにくい所蔵の名品が一挙に公開されていました。
「檜図屏風」狩野永徳
国宝「秋冬山水図」雪舟等楊筆 室町時代・15世紀末~16世紀初 (本館2室)
国宝「古今和歌集(元永本)」 平安時代・12世紀 三井高大氏寄贈 (本館3室)
重要文化財「熊野懷紙」 飛鳥井雅経筆 平安時代・正治2年(1200) (本館4室)
国宝「檜図屏風」 狩野永徳筆 安土桃山時代・16世紀 (本館7室)
重要文化財「風神雷神図屏風」 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀 (本館8室)
冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」ほか 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 (本館10室)
「秋冬山水図」雪舟等楊
確かに「これは特別展か?」という謳い文句も決して誇張ではありません。
本館12室「漆工」
そしてさらに極めつけなのがリニューアルした本館12室・13室のうち、12室の漆工展示室の美しさです。
本館12室「漆工」
暗室の中、効果的な照明とともに、透明度の極めて高いガラスケースに浮かび上がる工芸品には思わず息をのむほどでした。
本館13室「金工」
如何せん広い館内であるので多少混雑していてもストレスを感じることはありません。ただ光琳の風神雷神図などの目玉作品の前には終始人だかりが出来ているので、写真を目的の方は混雑日時を避けてお出かけされても良いのではないでしょうか。また入口のチケットブースでは最大で20~30分待ちの行列が発生していました。当然ながら休日よりも平日、またお昼前後よりも夕方前が狙い目です。
本館8室「書画の展開」
なお毎年の干支に因んだ作品を集めた恒例の「初もうで展」は今年も健在です。可愛らしいうさぎをあしらった作品が多数お目見えしていました。
本館10室「浮世絵と衣装」
新春企画 博物館に初もうで 1月2日(日)~1月30日(日)
本館リニューアル記念 特別公開 1月2日(日)~1月16日(日)
*作品によって展示期間が異なります。詳細は同館WEBサイトをご参照下さい。
また進化した今年の「トーハク」に大いに期待したいと思います。初もうで展は30日まで開催されています。(リニューアル記念特別公開は16日まで。)
「博物館に初もうで/リニューアル記念特別公開」
リニューアル記念特別公開:1/2~1/16、初もうで展:1/2~1/30
本館の一部リニューアルオープンを祝し、新年の門出に相応しい名品を展観します。東京国立博物館で開催中の「博物館に初もうで/リニューアル記念特別公開」へ行ってきました。
本館の一部リニューアルを「今日ライジンした。」などという新しいスタイルのポスターで告知するなど、オープン前から何やら変化を予感させていた東京国立博物館ですが、実際の会場も少なくとも近年の初もうで展とは比較にならないほどの盛況を見せていました。
今回総合文化展と名を改めた東博の常設展と言うと、毎度そのスケールに圧倒されますが、今回の特別公開ではリニューアルを記念し、普段なかなかお目見えしにくい所蔵の名品が一挙に公開されていました。
「檜図屏風」狩野永徳
国宝「秋冬山水図」雪舟等楊筆 室町時代・15世紀末~16世紀初 (本館2室)
国宝「古今和歌集(元永本)」 平安時代・12世紀 三井高大氏寄贈 (本館3室)
重要文化財「熊野懷紙」 飛鳥井雅経筆 平安時代・正治2年(1200) (本館4室)
国宝「檜図屏風」 狩野永徳筆 安土桃山時代・16世紀 (本館7室)
重要文化財「風神雷神図屏風」 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀 (本館8室)
冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」ほか 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 (本館10室)
「秋冬山水図」雪舟等楊
確かに「これは特別展か?」という謳い文句も決して誇張ではありません。
本館12室「漆工」
そしてさらに極めつけなのがリニューアルした本館12室・13室のうち、12室の漆工展示室の美しさです。
本館12室「漆工」
暗室の中、効果的な照明とともに、透明度の極めて高いガラスケースに浮かび上がる工芸品には思わず息をのむほどでした。
本館13室「金工」
如何せん広い館内であるので多少混雑していてもストレスを感じることはありません。ただ光琳の風神雷神図などの目玉作品の前には終始人だかりが出来ているので、写真を目的の方は混雑日時を避けてお出かけされても良いのではないでしょうか。また入口のチケットブースでは最大で20~30分待ちの行列が発生していました。当然ながら休日よりも平日、またお昼前後よりも夕方前が狙い目です。
本館8室「書画の展開」
なお毎年の干支に因んだ作品を集めた恒例の「初もうで展」は今年も健在です。可愛らしいうさぎをあしらった作品が多数お目見えしていました。
本館10室「浮世絵と衣装」
新春企画 博物館に初もうで 1月2日(日)~1月30日(日)
本館リニューアル記念 特別公開 1月2日(日)~1月16日(日)
*作品によって展示期間が異なります。詳細は同館WEBサイトをご参照下さい。
また進化した今年の「トーハク」に大いに期待したいと思います。初もうで展は30日まで開催されています。(リニューアル記念特別公開は16日まで。)
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