都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「池田学 - 焦点」 ミヅマアートギャラリー(市谷田町)
ミヅマアートギャラリー(新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2階)
「池田学 - 焦点」
2010/12/8-2011/1/15
ミヅマアートギャラリーで開催中の「池田学 - 焦点」へ行ってきました。
作家、池田学のプロフィールについては同画廊WEBサイトをご覧ください。
池田学@ミヅマアートギャラリー
ともかく池田というと前回の個展の「予兆」しかり、細密極まりない描写によるSF的物語絵巻を高さ3メートルの大画面で展開するスケール感に圧倒されるわけですが、今回は一転、全て22×27センチという小さな画面の作品が展示されています。その数計19点、いずれも都市や森林、また海原から動物など、様々なモチーフを複雑に組み合わせて幻想的な世界を提示していました。
そしてもちろんその細密描写にはいつもながらに惹かれるところですが、むしろ今回私が改めて強く感心したのは池田の殆ど奇想天外なまでの発想の豊かさでした。
とぐろをまく蛇はそのまま同じ形の電車となって先頭部を飲み込み、連なる小さな棺桶はいつしか蚊取り線香となって骸骨たちの集いの場へと変化しています。
今作はサイズ上のスケール感をあえて削いだ小画面ということで、逆に個々のモチーフそのものの面白さに気づかされるものがありました。
池田は本展終了後、文化庁の海外研修制度によって1年間、カナダへと留学します。留学前の国内最後の個展です。
「三瀬夏之介×池田学」トークイベントを開催 1/14(金)紀伊国屋サザンシアターにて。
1月15日まで開催されています。
「池田学 - 焦点」
2010/12/8-2011/1/15
ミヅマアートギャラリーで開催中の「池田学 - 焦点」へ行ってきました。
作家、池田学のプロフィールについては同画廊WEBサイトをご覧ください。
池田学@ミヅマアートギャラリー
ともかく池田というと前回の個展の「予兆」しかり、細密極まりない描写によるSF的物語絵巻を高さ3メートルの大画面で展開するスケール感に圧倒されるわけですが、今回は一転、全て22×27センチという小さな画面の作品が展示されています。その数計19点、いずれも都市や森林、また海原から動物など、様々なモチーフを複雑に組み合わせて幻想的な世界を提示していました。
そしてもちろんその細密描写にはいつもながらに惹かれるところですが、むしろ今回私が改めて強く感心したのは池田の殆ど奇想天外なまでの発想の豊かさでした。
とぐろをまく蛇はそのまま同じ形の電車となって先頭部を飲み込み、連なる小さな棺桶はいつしか蚊取り線香となって骸骨たちの集いの場へと変化しています。
今作はサイズ上のスケール感をあえて削いだ小画面ということで、逆に個々のモチーフそのものの面白さに気づかされるものがありました。
池田は本展終了後、文化庁の海外研修制度によって1年間、カナダへと留学します。留学前の国内最後の個展です。
「三瀬夏之介×池田学」トークイベントを開催 1/14(金)紀伊国屋サザンシアターにて。
1月15日まで開催されています。
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