都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「ハーブ&ドロシー 50×50」が来春3/30に公開!
アメリカのハーバード&ドロシー・ヴォーゲル夫妻。郵便局員の夫と図書館司書の妻という立場ながら、自らの感覚を頼りに長年に渡って築き上げた一大現代美術コレクションは、アメリカでも大いな驚きを持って受け止められました。
「ハーブ&ドロシー」公式サイト
そうした二人の人生を描いたのが前作の「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」。アートの観点にとどまらず、ヒューマンドラマとしても大いに見応えがありました。
作品は口コミで評判が広がり、日本では5万名を動員。人気を博しました。そして今、続編にあたる「ハーブ&ドロシー 50×50(フィフティ・バイ・フォフティ)」が、来春の公開を目指して鋭意製作されています。
と言うわけで昨日、「ハーブ&ドロシー 50×50」のグラウドファウンディングを紹介するパーティが渋谷のCafe Teoで開催。私も早速、参加してきました。
ではまず冒頭、前作に引き続きメガホンをとる佐々木芽生監督のご挨拶から。
「ハーブ&ドロシー 50×50」の佐々木芽生監督。
映画制作の現状、そして何よりもハーブさんが亡くなられたという大きな出来事があったこと、またコレクションの終了に伴い、新しい人生を歩まれているドロシーさんにもスポットを当てたい、などというお話がありました。
ちなみにタイトルの「50×50」についても。
これは彼らの築き上げた2500点ものコレクションを各50点ずつ、全米50州の美術館に寄贈するという一大プロジェクトで、当然ながら製作中の「50×50」で描かれる内容に他なりません。
パーティでは一部制作中の場面も特別に公開。
これが実に興味深いオープニング(仮)の二つのバージョン。一つは美術館で子どもたちがコレクションをガイドの方と一緒に見ていくシーン、もう一つは前作のダイジェスト版的な流れで、本作へ繋げていこうとする展開です。どちらを採用するかは決まっていないそうですが、それぞれに魅力がありました。
Herb and Dorothy 50×50 Trailer
さてここでパーティの本題へ。このタイトルにもある「グラウドファウンディング」、一体何を意味するのかご存知でしょうか。
実はこれは映画制作の資金集めにおける新しい手法。一言で表せばサポーター方式といっても差し支えないでしょう。
「『ハーブ&ドロシー』続編・クラウドファンティング」
つまりネット上でこの続編を作るための資金を集めていこうとする試みで、単に募金とは異なり、支援者へは一定の特典が与えられるのも特徴です。
支援はクレジットカードで500円から。30000円の支援では何とエンドロールに名前も掲載されます。
現在、受付開始から20日で200万円。かつてないスピードで集まっているものの、目標額の1000万円への道のりは決して易しいものではありません。
グラウドファウンディングのデモンストレーションと伊勢丹新宿店の中陽次店長。
またパーティでは個人としてもこの映画を応援されている伊勢丹新宿店の中店長によるグラウドファウンディングのデモンストレーションも。
応援スピーチをされる「フクヘン。」こと鈴木芳雄さん。
そしてお馴染みフクヘンさんもこの映画にかける熱い思いを語って下さいました。
最後には佐々木監督から公開日と上映館の発表が。国内公開は来春3月30日。劇場は新宿ピカデリー(以降全国順次公開)です!
実は私は前作を劇場で見逃してしまい、DVD化されたのを見て、ハーブさんとドロシーさんの温かい夫婦愛に魅了され、すぐさま映画のファンになりましたが、今回必ずや劇場へ行こうと改めて誓いました。
「アートフェア東京」エグゼクティブ・ディレクターの金島隆弘さん。
最後にパーティのスピーチから一つ、大変に印象に残ったものをご紹介。
この映画には4つの愛、つまりは「ハーブとドロシーの夫婦愛」、そして「夫婦とアーティスト」、また「夫婦と作品」、そして「佐々木監督と夫婦」とに愛があるということ。
それを踏まえて私が思うのが、もう一つの愛とまでは言えないかもかもしれないものの、この「グラウドファウンディング」を利用することで、「観客と作品との絆」も生まれるのではないかということです。
「ハーブ&ドロシー 50×50」キックオフパーティ会場。(テレビ取材カメラも。)
ようは色々応援したいと心では思っていながらも、なかなか実際に動けないのも事実。それを「グラウドファウンディング」で目に見えた形での支援が出来るわけです。
まずはワンコインから。関心のある方は参加しては如何でしょうか。もちろん私も微力ながら勝手応援、参加するつもりでいます。
「ハーブ&ドロシー 50×50」は来春3月30日の公開されます。
「ハーブ&ドロシー 50X50(フィフティ・バイ・フィフティ)」(@herb_dorothy)
監督・製作:佐々木芽生
公開予定:2013年3月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
フェイスブックページ:http://www.facebook.com/Herb.and.Dorothy.jp
クラウドファンディング:http://motion-gallery.net/projects/herbanddorothy5050
「ハーブ&ドロシー」公式サイト
そうした二人の人生を描いたのが前作の「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」。アートの観点にとどまらず、ヒューマンドラマとしても大いに見応えがありました。
作品は口コミで評判が広がり、日本では5万名を動員。人気を博しました。そして今、続編にあたる「ハーブ&ドロシー 50×50(フィフティ・バイ・フォフティ)」が、来春の公開を目指して鋭意製作されています。
と言うわけで昨日、「ハーブ&ドロシー 50×50」のグラウドファウンディングを紹介するパーティが渋谷のCafe Teoで開催。私も早速、参加してきました。
ではまず冒頭、前作に引き続きメガホンをとる佐々木芽生監督のご挨拶から。
「ハーブ&ドロシー 50×50」の佐々木芽生監督。
映画制作の現状、そして何よりもハーブさんが亡くなられたという大きな出来事があったこと、またコレクションの終了に伴い、新しい人生を歩まれているドロシーさんにもスポットを当てたい、などというお話がありました。
ちなみにタイトルの「50×50」についても。
これは彼らの築き上げた2500点ものコレクションを各50点ずつ、全米50州の美術館に寄贈するという一大プロジェクトで、当然ながら製作中の「50×50」で描かれる内容に他なりません。
パーティでは一部制作中の場面も特別に公開。
これが実に興味深いオープニング(仮)の二つのバージョン。一つは美術館で子どもたちがコレクションをガイドの方と一緒に見ていくシーン、もう一つは前作のダイジェスト版的な流れで、本作へ繋げていこうとする展開です。どちらを採用するかは決まっていないそうですが、それぞれに魅力がありました。
Herb and Dorothy 50×50 Trailer
さてここでパーティの本題へ。このタイトルにもある「グラウドファウンディング」、一体何を意味するのかご存知でしょうか。
実はこれは映画制作の資金集めにおける新しい手法。一言で表せばサポーター方式といっても差し支えないでしょう。
「『ハーブ&ドロシー』続編・クラウドファンティング」
つまりネット上でこの続編を作るための資金を集めていこうとする試みで、単に募金とは異なり、支援者へは一定の特典が与えられるのも特徴です。
支援はクレジットカードで500円から。30000円の支援では何とエンドロールに名前も掲載されます。
現在、受付開始から20日で200万円。かつてないスピードで集まっているものの、目標額の1000万円への道のりは決して易しいものではありません。
グラウドファウンディングのデモンストレーションと伊勢丹新宿店の中陽次店長。
またパーティでは個人としてもこの映画を応援されている伊勢丹新宿店の中店長によるグラウドファウンディングのデモンストレーションも。
応援スピーチをされる「フクヘン。」こと鈴木芳雄さん。
そしてお馴染みフクヘンさんもこの映画にかける熱い思いを語って下さいました。
最後には佐々木監督から公開日と上映館の発表が。国内公開は来春3月30日。劇場は新宿ピカデリー(以降全国順次公開)です!
実は私は前作を劇場で見逃してしまい、DVD化されたのを見て、ハーブさんとドロシーさんの温かい夫婦愛に魅了され、すぐさま映画のファンになりましたが、今回必ずや劇場へ行こうと改めて誓いました。
「アートフェア東京」エグゼクティブ・ディレクターの金島隆弘さん。
最後にパーティのスピーチから一つ、大変に印象に残ったものをご紹介。
この映画には4つの愛、つまりは「ハーブとドロシーの夫婦愛」、そして「夫婦とアーティスト」、また「夫婦と作品」、そして「佐々木監督と夫婦」とに愛があるということ。
それを踏まえて私が思うのが、もう一つの愛とまでは言えないかもかもしれないものの、この「グラウドファウンディング」を利用することで、「観客と作品との絆」も生まれるのではないかということです。
「ハーブ&ドロシー 50×50」キックオフパーティ会場。(テレビ取材カメラも。)
ようは色々応援したいと心では思っていながらも、なかなか実際に動けないのも事実。それを「グラウドファウンディング」で目に見えた形での支援が出来るわけです。
まずはワンコインから。関心のある方は参加しては如何でしょうか。もちろん私も微力ながら勝手応援、参加するつもりでいます。
「ハーブ&ドロシー 50×50」は来春3月30日の公開されます。
「ハーブ&ドロシー 50X50(フィフティ・バイ・フィフティ)」(@herb_dorothy)
監督・製作:佐々木芽生
公開予定:2013年3月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
フェイスブックページ:http://www.facebook.com/Herb.and.Dorothy.jp
クラウドファンディング:http://motion-gallery.net/projects/herbanddorothy5050
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )