6月の展覧会・ギャラリーetc

少し早めですが、来月中に見てみておきたい展示をリストアップしました。

展覧会

・「美の競演 京都画壇と神坂雪佳」 日本橋高島屋8階ホール(5/29~6/10)
・「熱々!東南アジアの現代美術」 横浜美術館(~6/16)
・「江戸時代 かながわの旅ー道中記の世界」 神奈川県立歴史博物館(~6/23)
・「近代洋画にみる夢 河野保雄コレクションの全貌」 府中市美術館(~6/30)
・「やきものが好き、浮世絵も好き 山口県立萩美術館・浦上記念館名品展」 根津美術館(6/1~7/15)
・「写真のエステ 平成25年度コレクション展」 東京都写真美術館(~7/7)
・「エミール・クラウスとベルギーの印象派」 東京ステーションギャラリー(6/8~7/15)
 #講演会:「ベルギーの印象派」 講師:冨田章(同館館長) 日時:6/22(土)14:00~ 聴講料1000円。6/8以降、同館受付にて要申込。50名。
・「生誕140年記念 川合玉堂」 山種美術館(6/8~8/4)
 #前期:6/8~7/7 後期:7/9~8/4
 #講演会:「川合玉堂ー伝統と創造」 講師:河野元昭(秋田県立近代美術館館長) 日時:6/15(土)14:00~ 会場:國學院大學院友会館 要事前申込。
・「プレイバック・アーティスト・トーク」 東京国立近代美術館(6/14~8/4)
・「レオ・レオニ 絵本のしごと」 Bunkamuraザ・ミュージアム(6/22~8/4)
・「生誕130年 彫刻家・高村光太郎展」 千葉市美術館(6/29~ 8/18)
・「LOVE展」 森美術館(~9/1)
・「浮世絵 Floating Worldー珠玉の斎藤コレクション」 三菱一号館美術館(6/22~9/8)
 #第1期:6/22~7/15、第2期:7/17~8/11、第3期:8/13~9/8
・「フランシス・アリス展 ジブラルタル海峡編」 東京都現代美術館(6/29~9/8)

ギャラリー

・「TWS-Emerging 木村仁・宮本ひかり・鮫島ゆい・正木美穂」 TWS本郷(~6/2)
・「トーキョーワンダーウォール公募2013入選作品展」 東京都現代美術館(~6/9)
・「大坂秩加|Sの外的要素たち」GALLERY MoMo両国(~6/15)
・「吉田夏奈展」 アートフロントギャラリー(~6/16)
・「楽園創造(パラダイス)Vol.2 池崎拓也」 gallery αM(5/25~6/29)
・「野村在 additional fugitiveー増刷する刹那」 アルマスギャラリー(~6/29)
・「TWS-Emerging 齋悠記・笠見康大・風間雄飛・桑田まゆこ」 TWS本郷(~6/30)
・「佐藤克久 さひつかうとさ」 児玉画廊|東京(6/1~7/6)
・「宮永愛子展 house」 ミヅマアートギャラリー(6/12~8/3)

まず6月スタートで楽しみなのは、東京ステーションギャラリーでの「エミール・クラウスとベルギーの印象派」です。光輝主義とも呼ばれる独自の明朗なスタイルをとった画家。かつて文化村での「フランダースの光」展でも惹かれました。


エミール・クラウス「レイエ河畔に座る少女」1892年頃 個人蔵

「エミール・クラウスとベルギーの印象派」@東京ステーションギャラリー(6/8~7/15)

この展示ではそのクラウスを中心に、フランスや日本の印象派の作品を65点ほど紹介。もちろん国内では初めてクラウスをテーマとした展覧会です。待っていた方もおられたのではないでしょうか。

さて少し展覧会と離れた話題を。八王子にある村内美術館の「リニューアル」についてです。



「休館、展示リニューアルのお知らせ」@村内美術館

1982年の開館より常設展示してまいりました「ミレー、コロー、クールベとバルビゾン派」展は、2013年6月25日(火)をもちまして、展示を終了させていただくこととなりました。長い間ご愛顧賜り、誠にありがとうございました。
村内美術館は展示を一新し、7月11日(木)にリニューアルオープンいたします。家具屋ならではの美術館として世界の家具を展示、また日本や海外の新進気鋭作家の作品を展示する予定です。日本の現代画家とヨーロッパの近現代画家の共演をお楽しみいただけます。


詳細は不明ですが、ともかく「展示を一新し、7月11日(木)にリニューアルオープン」し、内容も「ミレー、コロー、クールベとバルビゾン派」から「世界の名作家具 デザイン展・東西名画展」に変わることが予告されています。


クールベ「ボート遊び」

村内美術館といえばクールベの「フラジェの樫の木」がフランスに『里帰り』したことでも話題となりました。私自身もかつてこの美術館でクールベを見て、強く感動したことを覚えています。定評のあるバルビゾン派やクールベのコレクションがどうなるのか。その意味でもリニューアルからは目が離せないと思いました。

「あべのハルカス」(大阪・阿倍野橋)にオープン予定の「あべのハルカス美術館」の概要が発表されました。

「あべのハルカスの展望台、美術館の名称など施設概要が決まりました」@近畿日本鉄道(PDF)

オープンは来春。リンク先にもあるように国宝・重文も展示可能な美術館です。また平日は20時までオープン。館長は浮世絵ご専門の浅野秀剛先生です。こちらも期待しましょう。

それでは6月も宜しくお願いします。
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