都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「第4回 図録放出会」 BoConcept南青山店
アート好きが自宅で不要になった図録を持ち寄っては販売。売上を東北で被災した文化財の修復資金に活用するチャリティーイベント、「第4回 アート好きによるアート好きのための図録放出会」。
[アート好きによるアート好きのための図録放出会 vol.4 概要]
日時:11月3日(火・祝) 12:00~18:00
*図録提供の受付 12:00~14:00
会場:BoConcept南青山店
住所:港区南青山2-31-8
交通:東京メトロ銀座線外苑前駅出口1aより徒歩4分。
@artcircle_info(図録放出会専用アカウント)
https://twitter.com/artcircle_info
去る11月3日の文化の日、外苑前駅近くのBoConcept南青山店にて開催され、盛況のうちに終了しました。ご来場くださったみなさま、どうもありがとうございました。
当日のスタートは12時。その前に有志数名が会場に入っては事前に送っていただいた図録を整理し、店内の書棚やテーブルなどに並べました。
個人はもとより、一部の美術館やギャラリーの協力を得て集まった図録は全部で1000冊。全て無償での提供です。ジャンルも様々。西洋美術に日本美術、さらには現代美術から海外のカタログ、また年代も今開催中の展覧会から10年以上も前のものと幅広い。手にとっては思わずこのような展覧会があったのかと驚くことも少なくありません。
BoConcept南青山店は北欧の輸入家具を扱うショップです。スタイリッシュな空間に図録はインテリアとしても映えます。価格はそれぞれ1000円、500円、200円に設定。また今回は美術手帖や芸術新潮のバックナンバーなどの古書も出品されました。
お昼前には続々と人がやって来ては放出会がスタートします。まさしく品定めです。みなさんおもむろに図録を手にしては中をパラパラとめくっていきます。初めの冊数の制限は5冊。基本的に先に並べた図録を売り切る形です。いわゆる「掘り出し物」もすぐさま売れてしまいました。
当日も14時までは会場にて放出用の図録を受付けました。ゆえに重たい図録をわざわざ持ってきて下さる方も少なくありません。有難い限りです。本当に頭が下がります。
13時からは展覧会図録のみならず、商業デザインなどを幅広く手がけるアドアーツの仲将晴氏を迎え、「図録ができるまで」と題したトークイベントが行われました。聞き手は放出会の主催者の1人でもあるブログ「青い日記帳」の@taktwiさんです。
「図録放出会 Vol.4トークイベント1 図録ができるまで]
登壇:仲将晴氏(株式会社アドアーツ)×@taktwi(青い日記帳)
時間:13:00~14:00
内容:数多くの図録デザインを手がける仲氏とともに展覧会図録ができるまでや、興味深いエピソードについてお話しします。実物を手にとりながら、図録ならではの魅力を紹介します。
裏話を交えてのあっと言う間の1時間。@taktwiさんの巧みな話術にも支えられてか、熱のこもった仲さんのお話は尽きることがありません。普段見ることの叶わないサンプルなどを手にとっては、図録制作に関する様々なエピソードを紹介していただきました。
さらに15時からはフジテレビの「ホウドウキョク」にてアート系の番組、「土曜のちよ箱」を放送されている阿部知代さんと鈴木芳雄さんのトークもスタート。お二方のお気に入りの図録から、中古図録の価格に関するお話へと展開。会場を盛り上げては和気藹々とお話下さいました。
[図録放出会 Vol.4トークイベント2 Guest 阿部知代]
登壇:阿部知代氏(フジテレビ報道局シニアコメンテーター @abechiyo_Ho)×鈴木芳雄(@fukuhen)
時間:15:00~16:00
紹介:フジテレビアナウンサーとしてパリ、NYに赴任する一方で美術番組を20年以上担当し、国内外のアーティストへのインタビュー多数。現在はマルチデバイスニュースチャンネル「ホウドウキョク」で毎週土曜日アート系情報番組「土曜のちよ箱」を放送中。
その後はイラストレーターの植田工さんをゲストにしたオークションが進行。対象は植田さんに似顔絵を描いていただく権利です。大きなかけ声とともに無事落札され、文化財の修復資金として寄付されることになりました。
[図録放出会 Vol.4 オークションイベント]
ゲスト:植田工氏(画家、イラストレーター @onototo)
時間:16:00~
内容:画家でイラストレーターの植田工さんが付箋アートで「あなた」を描いてくれる権オークションを開催します。
イベントも終わり図録も相当数販売。気がつけば16時を回っていました。ここからは残りの図録を半値で売るタイムセールもスタート。最後の30分は全て200円という破格の値段で図録が売られました。
終了したのは18時です。売れ残った図録は古書店に引き取っていただきました。結果、図録の売上とチャリティーの収益は343056円。運営に関しては全てボランティアです。翌日、全額を「文化財保護・芸術研究助成財団」へ寄付させていただきました。
第4回となった今回の図録放出会。2011年の1回目よりおおよそ500日間隔、その都度会場を変えては、約1年半おきに開催されています。私も毎度裏方としてお手伝いしています。
「図録放出会vol.4」@弐代目・青い日記帳
「【ご報告】 アート好きによるアート好きのための図録放出会 Vol.4」@What's up, Luke ?
「『アート好きによるアート好きのための図録放出会 Vol.4』の日記」@日毎に敵と懶惰に戦う
「第4回・図録放出会を終えて」@雨がくる 虹が立つ
たんに図録を持ち寄るだけではなく、場を通して人それぞれが思い思いに繋がり、新たな交流が生まれていくイベントでもあります。また次回もきっと開催されると思います。今回参加が叶わなかった方、次の機会にもご期待下さい。
改めてまして図録を出していただいた方、買って下さった全てのみなさまに感謝申し上げます。
「第4回 アート好きによるアート好きのための図録放出会」は11月3日に終了しました。
[アート好きによるアート好きのための図録放出会 vol.4](@artcircle_info)
日時:11月3日(火・祝) 12:00~18:00
会場:BoConcept南青山店
入場:無料
住所:港区南青山2-31-8
交通:東京メトロ銀座線外苑前駅出口1aより徒歩4分。
[アート好きによるアート好きのための図録放出会 vol.4 概要]
日時:11月3日(火・祝) 12:00~18:00
*図録提供の受付 12:00~14:00
会場:BoConcept南青山店
住所:港区南青山2-31-8
交通:東京メトロ銀座線外苑前駅出口1aより徒歩4分。
@artcircle_info(図録放出会専用アカウント)
https://twitter.com/artcircle_info
去る11月3日の文化の日、外苑前駅近くのBoConcept南青山店にて開催され、盛況のうちに終了しました。ご来場くださったみなさま、どうもありがとうございました。
当日のスタートは12時。その前に有志数名が会場に入っては事前に送っていただいた図録を整理し、店内の書棚やテーブルなどに並べました。
個人はもとより、一部の美術館やギャラリーの協力を得て集まった図録は全部で1000冊。全て無償での提供です。ジャンルも様々。西洋美術に日本美術、さらには現代美術から海外のカタログ、また年代も今開催中の展覧会から10年以上も前のものと幅広い。手にとっては思わずこのような展覧会があったのかと驚くことも少なくありません。
BoConcept南青山店は北欧の輸入家具を扱うショップです。スタイリッシュな空間に図録はインテリアとしても映えます。価格はそれぞれ1000円、500円、200円に設定。また今回は美術手帖や芸術新潮のバックナンバーなどの古書も出品されました。
お昼前には続々と人がやって来ては放出会がスタートします。まさしく品定めです。みなさんおもむろに図録を手にしては中をパラパラとめくっていきます。初めの冊数の制限は5冊。基本的に先に並べた図録を売り切る形です。いわゆる「掘り出し物」もすぐさま売れてしまいました。
当日も14時までは会場にて放出用の図録を受付けました。ゆえに重たい図録をわざわざ持ってきて下さる方も少なくありません。有難い限りです。本当に頭が下がります。
13時からは展覧会図録のみならず、商業デザインなどを幅広く手がけるアドアーツの仲将晴氏を迎え、「図録ができるまで」と題したトークイベントが行われました。聞き手は放出会の主催者の1人でもあるブログ「青い日記帳」の@taktwiさんです。
「図録放出会 Vol.4トークイベント1 図録ができるまで]
登壇:仲将晴氏(株式会社アドアーツ)×@taktwi(青い日記帳)
時間:13:00~14:00
内容:数多くの図録デザインを手がける仲氏とともに展覧会図録ができるまでや、興味深いエピソードについてお話しします。実物を手にとりながら、図録ならではの魅力を紹介します。
裏話を交えてのあっと言う間の1時間。@taktwiさんの巧みな話術にも支えられてか、熱のこもった仲さんのお話は尽きることがありません。普段見ることの叶わないサンプルなどを手にとっては、図録制作に関する様々なエピソードを紹介していただきました。
さらに15時からはフジテレビの「ホウドウキョク」にてアート系の番組、「土曜のちよ箱」を放送されている阿部知代さんと鈴木芳雄さんのトークもスタート。お二方のお気に入りの図録から、中古図録の価格に関するお話へと展開。会場を盛り上げては和気藹々とお話下さいました。
[図録放出会 Vol.4トークイベント2 Guest 阿部知代]
登壇:阿部知代氏(フジテレビ報道局シニアコメンテーター @abechiyo_Ho)×鈴木芳雄(@fukuhen)
時間:15:00~16:00
紹介:フジテレビアナウンサーとしてパリ、NYに赴任する一方で美術番組を20年以上担当し、国内外のアーティストへのインタビュー多数。現在はマルチデバイスニュースチャンネル「ホウドウキョク」で毎週土曜日アート系情報番組「土曜のちよ箱」を放送中。
その後はイラストレーターの植田工さんをゲストにしたオークションが進行。対象は植田さんに似顔絵を描いていただく権利です。大きなかけ声とともに無事落札され、文化財の修復資金として寄付されることになりました。
[図録放出会 Vol.4 オークションイベント]
ゲスト:植田工氏(画家、イラストレーター @onototo)
時間:16:00~
内容:画家でイラストレーターの植田工さんが付箋アートで「あなた」を描いてくれる権オークションを開催します。
イベントも終わり図録も相当数販売。気がつけば16時を回っていました。ここからは残りの図録を半値で売るタイムセールもスタート。最後の30分は全て200円という破格の値段で図録が売られました。
終了したのは18時です。売れ残った図録は古書店に引き取っていただきました。結果、図録の売上とチャリティーの収益は343056円。運営に関しては全てボランティアです。翌日、全額を「文化財保護・芸術研究助成財団」へ寄付させていただきました。
第4回となった今回の図録放出会。2011年の1回目よりおおよそ500日間隔、その都度会場を変えては、約1年半おきに開催されています。私も毎度裏方としてお手伝いしています。
「図録放出会vol.4」@弐代目・青い日記帳
「【ご報告】 アート好きによるアート好きのための図録放出会 Vol.4」@What's up, Luke ?
「『アート好きによるアート好きのための図録放出会 Vol.4』の日記」@日毎に敵と懶惰に戦う
「第4回・図録放出会を終えて」@雨がくる 虹が立つ
たんに図録を持ち寄るだけではなく、場を通して人それぞれが思い思いに繋がり、新たな交流が生まれていくイベントでもあります。また次回もきっと開催されると思います。今回参加が叶わなかった方、次の機会にもご期待下さい。
改めてまして図録を出していただいた方、買って下さった全てのみなさまに感謝申し上げます。
「第4回 アート好きによるアート好きのための図録放出会」は11月3日に終了しました。
[アート好きによるアート好きのための図録放出会 vol.4](@artcircle_info)
日時:11月3日(火・祝) 12:00~18:00
会場:BoConcept南青山店
入場:無料
住所:港区南青山2-31-8
交通:東京メトロ銀座線外苑前駅出口1aより徒歩4分。
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