「YCC展示プログラム サウンド・アーティスト スズキユウリ」 YCCヨコハマ創造都市センター

YCCヨコハマ創造都市センター1階ギャラリー
「YCC展示プログラム サウンド・アーティスト スズキユウリ」
11/21〜11/27



音をテーマに作品を制作するアーティスト、スズキユウリのミニ個展が、YCCヨコハマ創造都市センターにて行われています。


「ガーデン・オブ・ルッソロ」 2013年

まず目立つのはホーンのついた「ガーデン・オブ・ルッソロ」です。楽器のようにも見えますが、それ自体は音を出しません。むしろ逆です。音を吹き込む必要があります。ホーンに向かって声を発しましょう。すると音が加工されて返ってきました。ようは音の変換装置です。鑑賞者の働きかけによって音は変化します。時に雑音のようでもあり、またメロディーのようにも聞こえます。一定ではありません。


「オトト」 2013-2014年

バナナやレモン、そしてスプーンが楽器と化しました。「オトト」です。それぞれに電線でシンセサイザーが接続してあります。つまり電気を通すものであれば、何でも簡単に楽器に変えられるわけです。さもピアノの鍵盤を叩くように触れて音を出すことが出来ます。


「AR ミュージック・キット/トレイン・バージョン」 2016年

「オトト」しかり、スマホを装置に利用しているのもポイントです。話題のAR技術を用いたのは「AR ミュージック・キット/トレイン・バージョン」でした。木製の線路の上に積み木の汽車が走っています。汽車にはスマホを搭載。線路の内側にはReやMi、それにDoなどと記されたボードが置かれています。これはレやミ、ド。つまり音符です。その音符に反応してスマホから音楽が奏でられます。スタンドのボードは自由に差し替え可能です。音はユーザーの手に委ねられています。


「AR ミュージック・キット」 2016年

同じARを使った段ボールのギターもありました。原理は先のトレインと同様です。ギターの形を模した段ボールにはEやF、つまりギターコードが付いています。ギターを手にとってスマホに翳してみました。するとコードに対応した音が出ます。スマホのスピーカーながらも音は本格的です。ミュージシャン気分を手軽に味わえました。



出展数は3〜4点と僅かです。カフェ横の小さなスペースでの展示でした。界隈にお出かけの際に立ち寄るのが良いかもしれません。

入場は無料です。11月27日まで開催されています。

「YCC展示プログラム サウンド・アーティスト スズキユウリ」 YCCヨコハマ創造都市センター1階ギャラリー(@yokohama_ycc
会期:11月21日(月)〜11月27日(日)
休館:会期中無休。
時間:11:00~20:00。(最終日は18時まで)
料金:無料。
場所:横浜市中区本町6-50-1
交通:みなとみらい線馬車道駅1b出口、野毛・桜木町口・アイランドタワー連絡口より直結。JR線、横浜市営地下鉄線桜木町駅より徒歩5分。
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