◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

本日、初のエアディナー大会が開催されます。

2007-03-17 11:40:08 | ディクテーションについて
                絶対に食べるもん
 エアギターならぬエアディナー、すぐに想像できますよね、そうです、現実にないディナーをうまそうに食べるのです。審査基準は「とにかくおいしそうに食べること」だそうですが、趣旨はとても真面目ですよ。産経関西のサイトに詳しく書かれていますから、興味のあるかたはごらんあれ。落語で蕎麦をすするのはよく見ますよね、扇子で蕎麦をズズーッと、本当によだれが出てくるのですから、実にうまいものです。これぞエア蕎麦!?
 さて、ディクテーション(テープ起こし)でも、たまーにですが、食事をしながらの対談やインタビューということがあって、それはもういろいろな意味で大変です。カトラリーがお皿に触れてカチャカチャうるさい、食べながらだから、当然、言葉がはっきりしない、聞き取りにくい。料理が運ばれてくるたびに話が中断され、流れがつかみにくい。それより何より、キャビアがどうだとか、スズキのポワレがどうだとか、お肉が軟らかいだとか、とろけるだとか、ああ~私も食べたい~、ステーキ食べたい~、一口ちょうだい、おなかすいた~って、地獄です。まさに本家エアディナーとは違う意味の、地獄のエアディナーです。とほほ。
 それに、最近は録音機器が、軽い、小さい、お手軽だという理由だけで小さなメモリーレコーダーとかボイスレコーダーとかいうようなものが使われるので、大抵はインタビュアーの手元にあって、肝心のインタビュイー(インタビューされる人)の声よりインタビュアーの声のほうがはっきり録音されていて、一体どっちが主役なんだよと腹が立ちます。ただでさえ必要な声がきちんと録音されていないのに、インタビュアーの蕎麦をズズズッとすする音がインタビュイーの声をかき消すなんて、ありえない! なんでそんなに遠慮なく食べてるんだよぉ・・・と、まあ、こういうふうに大変なわけです。
コメント
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