◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

救援物資は、送ればいいというものではないらしい。

2007-03-27 11:44:57 | いろいろあれこれ
               ハムの手も借りたい?
 今回の地震は、能登ではこれまでで最大級、余震も続いており、昨日も、朝、昼、夕方と、揺れを感じました。あちこちで土砂崩れが起き、道路上に大きな岩が幾つも転がっていて車が通行できず孤立した町もありましたが、それは解消されたようです。全壊した家屋もたくさんあり、避難所や車の中で寝泊りしている人も多く、本当に大変だと思いますが、いろいろな面で過去の震災の経験を生かし、復旧に向かって動きだしているようです。
 ところで、大規模な災害というと「救援物資」ということが必ず出てきますが、ありがたい救援物資も、ただ送ればいいというものではないようです。テレビに救援物資の送り先が出ると、いろいろなものがごちゃごちゃに一つの箱に入っている、そういうものがばらばらに届き、その仕分けが大変で、そのために大変な人手とスペースが必要になり、ただでさえ現地は猫の手も借りたいという状況ですから、物資の山がかえって救援活動の妨げになる、本当の救援にならないという話を聞いたことがあります。
 そういうものは、被災していない近隣都市の拠点にいったん集め、ボランティアの手できちんと分類し、仕分けして、それを必要としているところへ必要な量を供給するということがスムーズに行われるといいわけで、もちろん、そういうことは専門家によってとっくに検討されているとは思いますが、私たちも、ただ何でもどんどん送ればいいというものではないということ、現地へ入らなくても、被災地の周辺でやるべきこと、やれることがあるということは知っておくといいでしょう。
コメント
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