『はつかいち』 ぶらり

安芸の宮島の地・・・廿日市を見たまま紹介―独自の好奇心アンテナを張り巡らせて、ビビッと反応したものを紹介します。

筵(ムシロ)打ち機

2020年12月23日 | 「廿日市市周辺部」ぶらり

 

 

一昨日紹介した、那須ギャラリーの絵画が展示してある脇に子供の頃に見たことがある筵打ち機が置いてあり、絵よりこちらに目が向かった。丁度ムシロを打っている途中の状態であった。打ち締める筬(オサ)に開けられた縦縄を通す穴がミソで丸穴の反対側は扇型に刳り貫いてあり、丸穴、扇穴が表裏に交互に開けられている。
筬に取り付けられた把手を上、下にすると縦縄に隙間が出来て竹で作られた筬通しで藁を通して筬で打ち締めるのである。このような筵(ムシロ)打ち機は江戸期の貞享2年(1685)に描かれた「和国諸職絵尽」にみられるのである。(和国諸職絵尽絵図-国立国会図書館デジタルコレクションより)

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