御床山より少し下がった展望岩場からは腰くらいある羊歯、イバラの薮漕ぎをして230m峰を目指して尾根筋を下っていくと最初に水槽が二ケ所ある。
指揮所、兵舎に給水していたものとみられるが、どこから汲み上げていたのかはポンプ所を確認していないので不明である。
宮島の最西端にある聴測照射所の跡を御床山より少し下がった展望岩場から遠望すると、かすかに指揮所跡の建造物がみられる。
230m峰から手前に伸びる尾根筋に空中聴測装置基礎、指揮所跡、兵舎跡、水槽跡などの遺構が残っている。
ここに至るには岩船岳から御床山を通りここから羊歯、イバラの薮漕ぎ(近年ルートが開かれたとのことであるが定かではない)をして、桟橋から往復約11時間を要する超ハードなコースである。