ここまでしつこく追求するのは私の趣旨に合わないが、今日のNYタイムスの記事はこの件で非常に人間臭いエピソードがあったことを報じており、私が長い間注目してきたことでもあるので敢えて紹介したい。一方の立役者であるワシントンポスト紙の記者ボッブウッドワード氏はウォーターゲート事件後米国を代表する記者となり、ポストに留まりながら特別の待遇を得て10冊を越える著書がありいずれもベストセラーとなり富を得た。最近でもベストセラーとなった「ブッシュの戦争」が記憶に新しい。
数年前にフェルト氏が家族に打ち明けたとき、家族はウッドワード氏が得た富の分け前が欲しくなり、ディープスロートの正体を明かした企画を提案しウッドワード氏や出版社に持ちかけたが色よい返事をもらえなかった。ここにきてフェルト氏に痴呆症の症状が出始めあせった家族がバニティフェア誌に安売りしたというストーリーである。ウッドワード氏やポストが望んだ形では決してなかったらしいが、フェルト氏の貢献自体は讃えて余りあるということで、先に補足報告したような社説を書いたらしい。テレビインタビューに答える長女が、フェルト氏の栄誉をあまり露骨に換金しようとするように見えるのは悲しいが、浅ましいと責める気にはならない。同じ事をエリートはスマートにやるだけである。
数年前にフェルト氏が家族に打ち明けたとき、家族はウッドワード氏が得た富の分け前が欲しくなり、ディープスロートの正体を明かした企画を提案しウッドワード氏や出版社に持ちかけたが色よい返事をもらえなかった。ここにきてフェルト氏に痴呆症の症状が出始めあせった家族がバニティフェア誌に安売りしたというストーリーである。ウッドワード氏やポストが望んだ形では決してなかったらしいが、フェルト氏の貢献自体は讃えて余りあるということで、先に補足報告したような社説を書いたらしい。テレビインタビューに答える長女が、フェルト氏の栄誉をあまり露骨に換金しようとするように見えるのは悲しいが、浅ましいと責める気にはならない。同じ事をエリートはスマートにやるだけである。