法事が続いた宴の後(続)

家族が全員無事東京に戻ったと連絡が入った。最近はスマホのLINEで写真を含めて即全員に連絡が行くので簡単に確認が出来る。遠く離れて寂しい思いで一人暮らしを再開して、見捨てられた感じが和らいだ。子供達にスマホをプレゼントされ本当に良かった。数年前とは隔世の感がする。

子供達や家内が実家のあちこちを掃除し、台所や風呂・洗濯機などの水回りを綺麗にしてくれたのを、やってくれた人の顔と共に今になって感じる。台所や風呂に使う小道具も残して行ってくれ便利に利用している。だが、一方で使った寝具やタオルなどは日干しして片付けなければならない。連休が終わると生憎ずっと雨でまだそのままになっている。

冷蔵庫やストッカーには家族の食べ物が残っており、賞味期限をチェックしながら少しずつ消費している。子供用のチーズとかヨーグルトやお酒のツマミも便利に利用させて貰っている。私は健康に関わるモノ以外は何でも食べるので、子供用でも決して嫌ではない。実際、美味しい。　

一番嬉しいのは私の甘いもの好きに合わせて、皆がクッキーやらゴーフル・ケーキからチョコレートまで沢山のお土産を持ってきてくれたことだ。糖尿病が怖いので毎日少しずつ食べると、この調子では夏まで持ちそうだ。しかし、目の前にあると我慢できずついついクッキー等に手が伸びる。

月曜日の朝にゴミ捨てに行った。何時もは中袋1つで十分なのだが3つの袋が必要だった。3家族のゴミだから計算は合う。夕方にペットボトルと食品トレイを廃棄した。ペットボトルが異常に多かったのは最近の子育て事情と関係しているようだ。いずれにしてもこれで家の中がすっきりした。

家族が泊まった最後の夜に信号無視で交通切符を切られたが、罰金の支払いはネットでは出来ないと告げられ思わず「エーッ！」。地元の銀行などの金融機関は近年馴染みになって知られたくなかった。やむを得ず昨日最寄りの郵便局で支払ったが、いつも雑談を交わす局長は私の顔を見て何も言わず救われた気持ちになった。急に尿意を催した私に裏にあるトイレを使わせて貰った。■