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東京郊外の生活2023-24(8)

2024-03-17 20:35:16 | 日記・エッセイ・コラム
昨日今日の暖かさは半端ない、急に春を通り越して初夏になった気がする。散歩に行く時は風が強いこともあり愛用しているワークマンのジャンパーを着て家を出る。風を防ぐには最高の上着で凄く気に入っているだ。だが、多摩丘陵の坂を上り歩いていると次第に体が暖かくなり終いに汗だらけになってしまう。この時期に何を着るのか難しい選択だ。

先月の中頃から洗濯物を部屋干しに変えた。この時期になと息子がかなり酷い花粉症になる、更にこの数年家内の花粉症も悪化するようになったので部屋干しは必須だ。私は大丈夫だと思っていたが、今年はエアコンが作動中に限って鼻水が出るようになった。エアコンの掃除をしたが効き目がない。後期高齢者になって花粉症が出るはずないと思っていたのだが。

何れにしても私は散歩で外を歩く分には大丈夫なので助かる。昨日の午後に競馬場周辺を散歩した時、今までになく観客数が少ないと感じた。駐車場の車や自転車も少なかった。だが気になったのは子連れの若い母親或いは父親が目立ったことだ。もしかしたら彼等若者向けのキャンペーンをやっているのかもしれないと思った。それを見て私は微妙な気持ちになった。

私の印象では最近まで競馬場で中年以上の男性が多かった印象がある。JR府中本町駅には競艇場を往復するバス乗場があり、圧倒的に中高年男性の乗客が多かった気がする。同様に競馬ファンの老年化を恐れて、若い人達向けのキャンペーンがあってもおかしくないと思う。

家内が娘と食事に出かけた今日の午後、是政から多摩川の下流沿いに散歩した。競艇場の東側を歩き京王線をまたぐ陸橋を久し振りに歩いた。府中には競馬と競艇に夫々陸橋がある、いわば「賭け事の橋」がある街だ。5時前の競艇場は競馬場に比べても人影が少なかった。

隣町の調布の駅が地下に潜り、駅前に新しいビルが何本も建ち様変わりした。調布の駅前には「映画の街」という洒落た看板が立ち、昔のイメージ一新した気がする。私はたまに調布の取引先に行き帰りは旧甲州街道を歩いて府中の自宅に帰るが、いつも変わりゆく街の姿を見る。

それに対抗してか、府中は「ラグビーの街」を打ち出している。40-50年前頃は社会人野球の東芝が有名だったが、今では東芝やサントリーのラグビーに変わった。ユーミンの「中央フリーウェイ」では、競馬場とビール工場だった。今の「競馬の街」は売りにならないようだ。

調布と府中は何かと競争意識があるように感じるが、両市とも京王線沿線の街で都心の会社に勤めるサラリーマンの住宅地だ。一方、山際の八王子は高尾山など奥多摩に繋がる麓の街で府中とは違う。冬になると「雪の八王子」をテレビは報じ、寧ろ山梨に良く似た天気予報を感じる。

この2-3年の間に自動車事故で廃車し、偽痛風の入院して田舎も都会でも私の行動半径が著しく狭くなった。登山どころか高尾山など低山にすら行かなくなった。都心といっても新宿や渋谷に出掛けることも滅多に無くなり、品川や世田谷の子供達の家の近くで食事する程度だ。

かつて中央線沿線の街は京王線沿線の府中より格上のように感じた。家内が友達と食事する時は都心の人気のレストランが多い。ネットで調べると都心とは千代田・中央・港の3区だそうだ。子供達の家庭は西部の品川・世田谷に住む。だが、私は長く住んだ東京郊外の生活が好きだ。■

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