恐怖のランプ点滅

最近まで気が付かなかったのだが、天井に積んだランプを点滅して走るパトカーを田舎で良く見かけるようになった気がする。後方にランプの点滅を見るとドキッとして思わずスピードダウンする。実際、運転中に前方から来るパトカーとか、散歩中の堤防から点滅するランプを何度も見かける。

米国に住んだ時に後方に点滅する赤いランプのパトカーに停められ、交通違反を注意された悪夢が未だに忘れられない。殆どは注意を受け見逃してくれたのだが、その恐怖を体が覚えているのだと思う。後方に点滅するランプを見たら直ちに路肩に車を停車し、窓を開けなければならなかった。

だが、日本では普通のパトロール時に赤色ランプを点滅させるのだ。今頃になって気が付いたのは、東京じゃ滅多に見なかったし、田舎でもつい最近までそんなに見かけなかったからと思う。最近やたら多いのでやっと米国と日本のやり方が違うことに気が付いた訳だ。

日本では緊急走行時にランプ点滅と同時にサイレンを鳴らすのだそうだ。5月に信号無視の違反で捕まった時は、後方のパトカーから拡声器で呼びかけられどこに停車するか指示を受けた。日本の道路は路肩が狭かったり無かったりする道が多く、渋滞が起こらない所に停める必要があったと思う。

逆に米国でサイレンを鳴らして走るパトカーを見た記憶がない。私にはランプの点滅だけで十分恐怖だった。ところでネットで調べると、日本でもスピード違反車の追跡時はサイレンを鳴らさない場合があるそうだ。ここ田舎ではパトカーの台数がやたら多く、一方高速道路では殆ど見かけない。■