スイフティ？

スウィフティと聞いて「一体何じゃ？」と私の様な年寄は頭をかしげる人が多いと思う。米国の人気歌手テイラー・スイフトは知っていても、スウィフティが彼女の熱狂的なファンのことと私ならず知らないと思う。元々はスラングで良くない意味で使われるらしいが、それとは全く違うという。

９０年代末まで米国に住んでいた頃は彼女はまだ子供だった。彼女は１９８９年に生まれて子供の頃はシャナイア・ツゥエインに憧れ、２００４年にカントリー歌手としてデビューした。私はその頃は帰国後５年のアメリカかぶれで、偶然にも帰国前からシャナイア・ツゥエインのファンだった。

当時のテイラー・スゥイフトはまだ１０代で、好みの可愛いお嬢さんという記憶がある。だが彼女のカントリーは私の好みではなく、その後私の記憶から彼女の名前は消えた。ところが米国大統領選で彼女の名前が出て来て、若者のファンが世界で３億人もいて選挙結果を左右するかもと聞き驚いた。米国の若者のファン３０００万人いて、彼等は「スウィフティ」と呼ばれているという。

丁度１週間前に投稿した記事「良い知らせ転じて悪い知らせ、逆又真なり」で「世界的な人気歌手のテイラー・スウィフトがハリス氏を支持すると表明した・・・これで今回はハリス氏が勝ったと私は単純に思った。」と推測した。前回はバイデン氏を支持して当選させた。

昨夜のＮＨＫ深夜番組で彼女の特集をやっていた。いつもは１２時過ぎの番組なんて見ないが、たまたまトイレに行きテレビを点けて私は吸いつかれた。熱狂的ファンの若者たちはスウィフティと呼ばれ、トランプ大統領時代に「ＭＥＴＯＯ」運動がきっかけに政治的な活動をする様になったという。それまでテイラー・スイフトは共和党支持のカントリー歌手だったというから驚きだ。

既に私は１１月にスイフティのお陰でハリス氏の当選を予測した。もう、ああだこうだ言えなくなった。言い訳せず様子を見よう。■