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私のマスコミ批判2022(2)

2023-01-01 21:49:22 | ニュース
次は私が問題だと思う政治に係るマスコミ報道の在り方だ。「コロナ医療システムの補助金問題」と「安倍元首相の国葬の是非」を報じる日本マスコミについて私が抱く違和感を紹介したい。一体どうしたんだろう、プロのマスコミなのに…!?

コロナ医療システムの補助金の行方
日本のコロナ対応は、奇跡的にも国民の平均寿命が延び、経済が停滞したが海外に比べ物価上昇及び失業率が抑えられた。課題は残っているが概して海外諸国に比べ成功したと評価する。ただ、医療関係者の捨て身の貢献が高く評価された一方で、一部医療システム等の起こした巨額補助金の不正取得を結果として厚生省が目をつむり、更にオンライン診療等のサボタージュなども見逃した。

コロナは政官・医療システムの密着や一部医療機関への補助金を流れの疑惑を露わにしたが、何故か殆どのマスコミは無視した。政治資金の不正は根掘り葉掘り調べてしつこく報じるマスコミが、何故か医療システムの不正についてはダンマリだった。有志の寄付に基づく政治資金の不正追及は重要だが、国民の税金から拠出されるコロナ補助金の不正を見逃すのは許せないと私は思う。

医療システムの不正を厚生省が放置したのをマスコミは何故見逃したのかも理解に苦しむ。私の知る限り日本経済新聞はデータに基づく調査で得られた不具合を都度報じた。一方、補助金不正を見逃したマスコミに同情するとすれば、彼等は具体的にデータに基づく報道のプロではないのかもと思う。問題を見つけると個々に深堀して報じるが、それだけでは国家的な問題の解決につながらない。

安倍元首相の国葬
もう一つは安倍首相が暗殺された時にマスコミは元統一教会の献金問題に集中して政治的な方向に絞って報じた。だが、安倍元首相がどのような貢献をしたか国葬にふさわしい首相だったかについては、野党の手続き非難ばかりを取り上げて報じた。統一教会の問題と国葬の手続きの問題を一緒くたにして報じ、安倍元首相の業績について掘り下げて調査し妥当性を議論しなかった。

この時も私は日本マスコミの報道を信用できず、海外の報道を調べ彼等が違う方向から見て評価していると感じた。海外マスコミは日本マスコミが殆ど無視した安倍首相の外交をどう見たか、という視点でみて高く評価する報道をした。我が国のトップの政治家をトータルで見てどうだったかキチンと評価できない日本のマスコミをみて残念に思った。

更に言うなら、安倍元首相以上に難題となった外交をやってのけた首相が過去にいただろうか。米国がTPPから抜けた時、日本のリーダーシップで残った11カ国がTPPを成立させた。TPPに限らずトランプ前大統領は同盟国との約束をしばしば反故にし、EU諸国等は対応に難儀した。その時EU等の海外諸国が信頼して相談したのは安倍元首相だった。

私の記憶では日本マスコミは首相の功績について殆ど触れることなく、国葬を判断する基準や手続きがないことを根拠に反対意見を報じた印象がある。多分、それは事実だが仮にそうだとしても、一方で安倍元首相が国葬に値する功績を上げたかどうか、マスコミ各社の判断を示すべきだったと考える。自らの判断基準を示さずお前は資格がないというのはマスコミの資格がないと考える。■

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