かぶれの世界(新)

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迫りくる老い

2019-10-06 15:33:46 | 日記
田舎の独居老人の泣き言です。

半年前に記事「老いを楽しむと言い、一方で老いを恐れ悪あがきする」を投稿したが、それ以降の私は正にこの題名通り老いとの闘いだった。残念だが、負け戦と分かっていながら戦場に向かう兵士の気分だった。報われることはない戦いだ。言い訳すれば、それでも被害者面せずいささか無鉄砲にチャレンジしようとした。

格好良くぶち上げたが、やってることはチョロイ。近年ちょっとした段差なのに躓くことが多い。ほんの少しの段差なのに気付き、躓いたことよりその段差のチョロさに愕然とする。料理中や食事中にしょっちゅう色んなものをこぼす。こぼすのは日常茶飯事で慣れているはずだが正直イラつく。

対策として私なりの対策をして来た。朝6時25分から教育テレビで始まるテレビ体操をやり、その後約20分間プラスアルファーの補強体操をする。腰痛対策のストレッチ、腹筋、体幹体操、腕立て伏せ、膝補強体操(片足で椅子に立ち座り)などだ。数年前に駅の階段が膝痛で苦しんだ時、医薬に頼らず膝回りの筋肉強化で自己解決したのが早朝体操の動機となった。

しかし、趣味のバドミントンなど常に勝ち負けがはっきりするスポーツになると話が違う。以前は楽に勝てた相手に負けてしまう。特に相手にもしなかった年配のオバサンにさえ小技を使われて負けると、自分の老化による衰えを痛烈に自覚させられてしまう。これは辛い。スマッシュを打っても相手にはチャンスボールになる。ついついイライラしてしまう。

1週間前から寝室に移動して早朝体操をやることにした。正しい姿勢でやっているかどうか、テレビの先生が時々コメントするのが気になったからだ。捻り系の運動をやると姿勢を正すのに役に立つというのを実感した。だが、姿勢もさることながら5頭身のジーサンがしかめっ面をしてぎこちなく動いている異常な姿に気付いた。それ以来無理して笑顔にしようと努力している。

昨年の春頃から本好きの私の読書欲が失せてしまった。一切本を読まなくなった。これまでに読んだ数千冊の本を捨てる訳にもいかず広々とした実家に移した。何時の日か子供や孫が興味を持ってくれた時に見つけ易くするよう整理を始めた。意味があるのかどうか分からない。消費税改定の前に書棚を買い遂に二桁の書棚になった。整理するだけで読まないこれまた皮肉な状況になった。

二三日前、昼食中に居眠りした。若い頃にそんな年寄りを見て「ボケ老人」と馬鹿にした。蛇足ながら、不思議なことに助平心だけはしっかり健在なのだ。気持ちだけ。それは又、別の機会に。■

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