羽田空港で日本航空機と海保庁機が衝突し、乗客乗員が奇跡的に全員避難したが、海保庁の職員5人が亡くなったのは本当に悲惨な事故だった。一方で羽田から発着するフライトがキャンセルされ、今も200便以上が欠航して3万人以上の乗客が取り残されたという。
40年以上前にフライトがキャンセルされ米国の空港に取り残されたことを思い出した。70年代後半に初めて米国に海外出張をし、数年後には毎月のように米国両海岸に出張した。その頃真冬のボストン郊外の支社に出張し、マイナス15度の大雪のなか帰国することになった。
その日は128号線の外にあるボストン郊外のホテルに泊まり帰国予定だった。ボストンの空港が大雪で閉鎖と再開を繰り返していたが、取り敢えずタクシーで空港に向かった。マサチューセッツ州は雪が降ると道路に塩を撒いて特別なタイヤでなくともほぼ予定通りに空港に着いた。
だが、空港はクローズされており多くの乗客が再開されるのを待っていた。私はボストンからニューアークに国内便で行き、そこから国際便に乗り換え成田に飛ぶ予定だった。小一時間経過後に空港が再開しニューアークに行くフライトの案内があり、あっという間に乗客の長い列ができた。
だが、悲しいかな私は英語を聞き取れず列の後方に並ぶのが精一杯で、その1時間後発のフライトに乗るしかなかった。ニューアークに到着したした時には日本行きのフライトはもう出た後、翌日朝一番のフライトに乗るしかなかった。となると、その日の夜をどう過ごすか問題だった。
だが私のような乗り遅れたお客は沢山いたはずで、案内の放送後すぐに空港の窓口に行き近くのマリオットを予約した。ホテル行きのバスが手配され、ビジネスホテル程度の値段で一泊した。取り敢えずボストン支社に電話を入れ日本の担当部門に連絡するようお願いした。
広大な米国での飛行機旅行は日本と違って直行便より1-2回の乗り換えて目的地に行くのが普通で、フライトが翌日になる事態はよくあることで簡単な手続きで対応できる仕掛けがあった。私のような未熟なレベルの英語でも何とかなり助かった経験が何度かあった。
ボストンでの経験だけではない。仕事で南部の会社を訪問した時は乗換機の不具合で一本後のフライトに乗ったことがある。息子とカナダのバンクーバーに登山に行った時は9.11直後で、入国審査を待つ長い列で手間取り予定のフライトに遅れ、半日遅れたこともある。
特に乗換機の航空会社が同じ時は優先して面倒をみてくれることがあったが、異なった航空会社の時は自分が対応するしかない。例えば上記のボストン空港の場合、ボストンからニューアークは米国内航空会社のフライト、ニューアークから成田までは米国の国際線だった。ある意味、面倒見の良い日本のパック旅行に比べると、自己解決を求められる海外旅行はいい勉強になるかも。
羽田空港の事故に戻ると乗員乗客全員が助かった日本航空は普段からトレーニングをして素晴らしい結果を出したと思う。私が海外出張した頃は日米で飛行機事故が続発し、無事空港に着陸した時は乗客は拍手したのを思い出す。今回の事故対応を各国が褒め称えたのは当然だと思う。■
40年以上前にフライトがキャンセルされ米国の空港に取り残されたことを思い出した。70年代後半に初めて米国に海外出張をし、数年後には毎月のように米国両海岸に出張した。その頃真冬のボストン郊外の支社に出張し、マイナス15度の大雪のなか帰国することになった。
その日は128号線の外にあるボストン郊外のホテルに泊まり帰国予定だった。ボストンの空港が大雪で閉鎖と再開を繰り返していたが、取り敢えずタクシーで空港に向かった。マサチューセッツ州は雪が降ると道路に塩を撒いて特別なタイヤでなくともほぼ予定通りに空港に着いた。
だが、空港はクローズされており多くの乗客が再開されるのを待っていた。私はボストンからニューアークに国内便で行き、そこから国際便に乗り換え成田に飛ぶ予定だった。小一時間経過後に空港が再開しニューアークに行くフライトの案内があり、あっという間に乗客の長い列ができた。
だが、悲しいかな私は英語を聞き取れず列の後方に並ぶのが精一杯で、その1時間後発のフライトに乗るしかなかった。ニューアークに到着したした時には日本行きのフライトはもう出た後、翌日朝一番のフライトに乗るしかなかった。となると、その日の夜をどう過ごすか問題だった。
だが私のような乗り遅れたお客は沢山いたはずで、案内の放送後すぐに空港の窓口に行き近くのマリオットを予約した。ホテル行きのバスが手配され、ビジネスホテル程度の値段で一泊した。取り敢えずボストン支社に電話を入れ日本の担当部門に連絡するようお願いした。
広大な米国での飛行機旅行は日本と違って直行便より1-2回の乗り換えて目的地に行くのが普通で、フライトが翌日になる事態はよくあることで簡単な手続きで対応できる仕掛けがあった。私のような未熟なレベルの英語でも何とかなり助かった経験が何度かあった。
ボストンでの経験だけではない。仕事で南部の会社を訪問した時は乗換機の不具合で一本後のフライトに乗ったことがある。息子とカナダのバンクーバーに登山に行った時は9.11直後で、入国審査を待つ長い列で手間取り予定のフライトに遅れ、半日遅れたこともある。
特に乗換機の航空会社が同じ時は優先して面倒をみてくれることがあったが、異なった航空会社の時は自分が対応するしかない。例えば上記のボストン空港の場合、ボストンからニューアークは米国内航空会社のフライト、ニューアークから成田までは米国の国際線だった。ある意味、面倒見の良い日本のパック旅行に比べると、自己解決を求められる海外旅行はいい勉強になるかも。
羽田空港の事故に戻ると乗員乗客全員が助かった日本航空は普段からトレーニングをして素晴らしい結果を出したと思う。私が海外出張した頃は日米で飛行機事故が続発し、無事空港に着陸した時は乗客は拍手したのを思い出す。今回の事故対応を各国が褒め称えたのは当然だと思う。■
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます