プラスティック生活

昨日の午後に一作日に続き１００円ショップで食器類を買った。蓋付きのマグカップや茶こし、テーブルクロスなど全てプラスティック製。中でも念入りに時間をかけて選んだのが給食プレートだ。食事の準備と始末の時間を節約する為に、時間をかけて給食プレートを選んだ。時間の節約の為に時間をかけた。

どうして今更プラスティック食器を買ったのか。台所の水屋には母が使っていたお洒落な陶器の食器がある。その中には老人会から贈られた傘寿のお祝いの伊万里焼もある。だが、私は殆ど使うことはない。お洒落な食器を使った食事はお皿を沢山使い、食後の皿洗いが面倒でしょうがない。母も使った様子がない。

二日に亘って選んだ食器だが、正直言うとプラスティック食器は何故か微妙な臭いがして食事まで美味しくない。毎日献立が同じじゃない、給食プレートに合うような食事を作るのは本末転倒だ。缶詰は缶を開けるとそのまま食べることが多い。今日は昼も夜も給食プレートは使わなかった。

とはいってもテーブルやクロスを汚すと面倒なことになる。トータルで時間節約になるのなら、私は多少の我慢をして味より給食プレートを使おうと思っている。基本的には味と効率に加えてコストのバランスをとる、ケチな私の場合は終いに効率とコストは一体化するだろうと自覚している。

私はその節約した時間やお金は自分の好みに使うだろう。今日も昼食の直前になって年金機構への申告書の郵送を思い出し、自転車でコンビニに出かける直前に毎日眺める地域のシンボルの神南山を一周することを決めた。何時かはやろうと思っていたコース、何時でも走れる準備は出来ている。

１時半頃に実家に戻りシャワーを浴び汗だらけの衣類を洗濯機に入れてスタートさせた。裸のままで冷凍室から１食分の麦ごはんとコロッケを解凍、鯖缶を開け、干しブドウ・カニフレーク・サラダを小皿に入れ、グリーンティにお湯を注ぎ１０分余りで準備完了。衣服を身につけ、食事造りも思い付きで、作りながらメニューを自在に変えた。２時前に食事完、これぞプラスティック生活だ。■