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後出し人気のオバマがやるべきこと

2016-08-06 11:45:15 | ニュース
ヒラリー・クリントンが党大会で民主党大統領候補に正式に指名され、米大統領選が新たなステージに入った。世論調査でヒラリーがトランプを引き離して優勢と報じられた。オバマ大統領がヒラリー支持を明確にしたことで、今後も紆余曲折があると思うが彼女の優勢は動かないのではないかと予測する。

その根拠となるのが、昨年頃は史上最悪の不人気大統領と言われたオバマが、直近の調査では就任当時の支持率にまで回復したということだ。私は聞いたことがなかった。歴代大統領の中でもレーガン、クリントンに並ぶ快挙(!)らしい。そのオバマに支持されるヒラリーが優勢なのはある意味当然と思う。

私はオバマ大統領をオバマ温泉(湯だけ-言うだけ)と酷評したことがある。最も問題なのは「米国は世界の警察官ではない」と宣言したことである。言ってはいけないことだった。これがロシアや中国に「力の空白」を感じ取らせ、クリミヤ半島や南シナ海を力で奪い取る動機付けをしたと私は思う。ISISへの対応も躊躇い誤った。

ロシアと中国は紛争国と相対的な力関係を測り、つけ込む余地があるかないか時期を待って判断する、そういう国だ。世界最大の軍事力を持つ国の最高軍司令官でもあるオバマの宣言はそういう国に勘違いをさせた。米国の国力の相対的低下は事実であっても、最高司令官がわざわざ宣言することはなかったと私は思う。

大統領任期の最後の年になってオバマは言うだけではなく積極的に行動し始め、それが支持率回復につながったと思う。だが、私から言えば「今頃かよ!」という感じだ。後出し人気のオバマに残された最後の仕事はトランプ大統領候補を史上最大の得票差で負けさせ、米国民がバカでないことを世界に示すことだと思う。■

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