選挙結果をどう見ているか知り合いの米国人に聞いてみた。私の知り合いは主に東部及び西海岸にいるハイテック関連のビジネスマンなので、聞くまでもなくケリー支持が殆どである。しかし、彼らとは今まで政治の話をしないように用心して付き合ってきた。その中で南部でも働き、特に日頃人との接触が多い現場での経験がある友人に恐る恐る聞くと、ケリー支持で今回の結果に失望していることを予想外に率直に伝えてきた。彼の意見にはある共通性が見られるので抜粋して紹介したい。
彼は下記のように一部報道されたブッシュ反対派の深刻な落胆と同じ反応を示した。身近な友人のブッシュ政権への強い嫌悪感と将来への不安は予想以上で正直なところ驚いた。
My fear now is that Bush and his staff, who I believe are the real drivers of the government (and are more dangerous than Bush), actually believe that they have a mandate to become even more extreme. I fear that one of the nuclear powers will in fact act like Bush, and attack us proactively, before we attack them.
通常言葉には出して言われない本音が続いた。彼がブッシュの票田である赤い州(中西部及び南部の州)で働いた時、青い州(民主党票田の東部及び西海岸諸州)から来た管理者の元で労働者は昔から上に従順な文化の土地の人で指示待ちのフォロワーであったと断じている。ブッシュは数年かけてこの人達にピッタリ合わせた選挙戦略と自らのイメージを作り上げ、それが成功した(ブッシュ家自体は東部のエスタブリッシュメントである)。一般の報道ではここまでは言い切れない。
As an aside, my read of the "red" states vs. the "blue" states can at least partially be explained by this: cultures in the "blue" states have historically been driven by the leaders in business & society. People in the "red" states have typically been followers, who prefer to show up each day & have someone tell them how to think. I have worked at a few manufacturing plants in "red" states; the workers were local, and the management staffs were almost entirely from "blue" states. Bush has spent several years fine tuning a process of finding the followers, and posturing himself as a self-rightous, church-going fundamentalist. He motivated them with fear, told them how to think. It worked.
例えは良くないが私にも逆の立場から類似の経験がある。ワシントン州政府が先端医療研究施設を作った時、地元には専門家がいないため研究所を運営する幹部は殆どカリフォルニア州から大金を投じて雇わざるを得ず、その下で地元の人たちが低賃金で働くことになり、裏でカリフォルニアから来た人達を快く思っていないという話を馴染のマッサージ・セラピストから聞き、当時働いていた工場で他州から多くのプロのマネ-ジャを雇う事は大丈夫か人事マネージャに確認したことがある。
いずれにしても、彼は潜在意識下で劣っている人達に選ばれた頭の悪い大統領が何をやるかわからないと言う先に希望が見えない不安があり、これは彼個人の思いというより民主党支持者が共通に持っている言わば「青い不安」であると思われる。 今や「赤い州」、「青い州」は流行語になっており、今後の米国政局の成り行きを語る上でのキーワードになりそうである。
彼は下記のように一部報道されたブッシュ反対派の深刻な落胆と同じ反応を示した。身近な友人のブッシュ政権への強い嫌悪感と将来への不安は予想以上で正直なところ驚いた。
My fear now is that Bush and his staff, who I believe are the real drivers of the government (and are more dangerous than Bush), actually believe that they have a mandate to become even more extreme. I fear that one of the nuclear powers will in fact act like Bush, and attack us proactively, before we attack them.
通常言葉には出して言われない本音が続いた。彼がブッシュの票田である赤い州(中西部及び南部の州)で働いた時、青い州(民主党票田の東部及び西海岸諸州)から来た管理者の元で労働者は昔から上に従順な文化の土地の人で指示待ちのフォロワーであったと断じている。ブッシュは数年かけてこの人達にピッタリ合わせた選挙戦略と自らのイメージを作り上げ、それが成功した(ブッシュ家自体は東部のエスタブリッシュメントである)。一般の報道ではここまでは言い切れない。
As an aside, my read of the "red" states vs. the "blue" states can at least partially be explained by this: cultures in the "blue" states have historically been driven by the leaders in business & society. People in the "red" states have typically been followers, who prefer to show up each day & have someone tell them how to think. I have worked at a few manufacturing plants in "red" states; the workers were local, and the management staffs were almost entirely from "blue" states. Bush has spent several years fine tuning a process of finding the followers, and posturing himself as a self-rightous, church-going fundamentalist. He motivated them with fear, told them how to think. It worked.
例えは良くないが私にも逆の立場から類似の経験がある。ワシントン州政府が先端医療研究施設を作った時、地元には専門家がいないため研究所を運営する幹部は殆どカリフォルニア州から大金を投じて雇わざるを得ず、その下で地元の人たちが低賃金で働くことになり、裏でカリフォルニアから来た人達を快く思っていないという話を馴染のマッサージ・セラピストから聞き、当時働いていた工場で他州から多くのプロのマネ-ジャを雇う事は大丈夫か人事マネージャに確認したことがある。
いずれにしても、彼は潜在意識下で劣っている人達に選ばれた頭の悪い大統領が何をやるかわからないと言う先に希望が見えない不安があり、これは彼個人の思いというより民主党支持者が共通に持っている言わば「青い不安」であると思われる。 今や「赤い州」、「青い州」は流行語になっており、今後の米国政局の成り行きを語る上でのキーワードになりそうである。