在宅介護中のばあちゃんが、八月十日に、百歳になる。節目節目に、記念の冊子を作ってきた。ばあちゃんが、95歳ころ、脳梗塞になり、退院後、車椅子で、過ごすようになった。ぽつんと一人で、テレビをみていたりした。様子を見に、顔をだすと、話しを始める。その時々のことを、ワードに書き入れていた。それらを、まとめて、百歳の記念の冊子を作った。例えば、「俺ぇは、死んじゃうけど、お前めぇは、死ぬなぁ」とか、「夫婦、仲良く、暮らすんだぞぉ」とか、「お前ぇは、ぼんぼっこ、ねえがら、少こぉし、利口ぉになりなぁ」とか、「この世から、あの世さは、行けっけど、あの世から、この世さは、来らんねぇど」とか、お説教もあった。冊子は、毎年、これで終わりだろうと、考えながら作っていた。今回も、来年はどうなのだろうかと、考えている。今年は、ばあちゃんが、98歳の一月頃から、拒食状態がひどくなり、その年の終わりには、すっかり良くなったことを、ばあちゃんの娘二人に、その時々のことを、メールをしていた。それが残っていたのを、綴ることにしている。前回の、百五歳のときは、状態が悪くなって行くのを、メールしていたのを、綴り込んだ。今、小冊子を作るのに、少し焦っている。