ちょっと前に、撮ってたのを、額装をした。玄関先に、掲げる。来客は、ヘルパーさんと看護師だけ。額代は、980円。台紙は、額が入っていた底箱をくり抜いた。ちょっとは、見られるかも。右側に、ちょこんと建っているのは、いわき市の、豊間の灯台。海と空をの色が、よかったもので。先の大津波で、この地点より、103メートルの陸地で、津波の高さが、8、57メートルの高さが、記録されているという。家屋は、押し流され、頑丈な建物の中学校だけが、残ったという。大津波のあとを撮ったのには、砂浜が、真黒黒だった。原発事故のあった、三月十五日には、万が一のことを考え、35万人市民の避難計画の準備を、政府に要望をしたと、後日に配布の、「いわき市の記録」で、読んだ。
またまた、女が男をだます話は、題は忘れた落語から。旦那に囲われていた女性の家へ、間抜けな泥棒が入った。今しも、旦那が帰ったあと、膳には、お酒や御馳走が残っていた。二号さんが、はばかりに行っているところへ、間抜けの泥棒が、「うめぇもの、食ってんなぁ。酒、これもうめぇなぁ」って、やっているところへ、二号さんが、戻ってきた。間抜けの泥棒が、逃げるのを止めて、「私も昔は、同じ稼業だった」と。「あんたみたいな人と、夫婦になりたい」と。泥棒さんも、その気になり、二号さんは、「あした、旦那が手切れ金を持ってくる」と。「あした、三味線の音が聞こえたら、旦那が帰った後だから、入って来て。そして夫婦になろう」と。あくる日、間抜けな泥棒は、家の前に来てみると、三味線が聞こえない。家には、貸し家の札がある。二号さんは、朝のうちに、引っ越しをした。泥棒さんが、向かいの家で尋ねると、二号さんが、「あした、夫婦になる泥棒さんが来ると」近所に云っておいたので、周りの家中、その間抜けの泥棒さんを見たいと、障子に穴をあけて、覗いているという、話し。画像は、秘画絵本より。「雪見の炬燵布団」。書かれているのは、「一さんの寒燈は 雲外の夜 数盃暖酎は 雪の中の春」。和漢朗詠集、冬の部、冬夜とある。情景のことは、解説書をよく読まない、おもしろくない。
前回の、通り雨の中に書いた歌詞は、森進一の「港町ブルース」の、一番と二番の歌詞が、ごっちゃにしてしまいました。「流す涙で割る酒は、だました男の味がする」です。男が女をだましては、絵にもならねぇべぇです。女性が男をだますというのは、「紙入れ」という落語を、落語愛好家ないが、ちよろっと思いだした。ある店に出入りしている若い男を、その店の女将さんが、「今日、旦那が帰らないから、遊びにおいで」と、若い男に、書付けを渡した。夜になって、若い男が、女将さんのところへきて、「もう、よしましょうよ」と、云うと、女将さんは「年増がいやになつたのかい。それとも、脇に若い女ができたのかい」という。若い男は、やけ酒をあおり、布団にもぐりこんだ。女将は、長じばん一枚で、寝化粧をして、細帯をほどき、前合わせをつまんで、「お、ま、た、せ、」と云って、前合わせしていた指を、開いて、はらりと、布団にもぐりこんだ。その途端に、どんどんどんと、戸を叩き、「俺ぇだあ。今帰ってきたぁ。開けてくれぇ」って、帰ってこないはずの旦那が、帰ってきた。女将さんが、若い男を裏口が逃がしたという、話し。画像は、この話しとは別で、ずうっと前に、古本市をながめていたら、二千円だというので、購入をした。秘画絵本というので、期待をしていたが、文は、和漢朗詠集の「肌ぬぐ紅艶の花」と題して、一首書いてある。解説つきでないと、理解できない。