一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「第9回 勝手にマッカラン勝負」完結編

2020-08-21 00:14:26 | マッカラン勝負
第28期倉敷藤花戦は、18日に渡部愛女流三段が4回戦を行った。当ブログでは「勝手にマッカラン勝負」を行っているので、結果を記そう。

【1回戦】
○渡部愛女流三段VS●山根ことみ女流二段
●船戸陽子女流二段VS○室田伊緒女流二段
○上川香織女流二段VS●田中沙紀女流3級
○中倉宏美女流二段VS●矢内理絵子女流五段
●島井咲緒里女流二段VS○竹部さゆり女流四段
●礒谷真帆女流初段VS○香川愛生女流三段
○堀彩乃女流1級VS頼本奈菜女流初段

【2回戦】
○渡部愛女流三段VS●加藤結李愛女流初段
○上川香織女流二段VS●高浜愛子女流2級
○中倉宏美女流二段VS●伊藤沙恵女流三段
●堀彩乃女流1級VS○甲斐智美女流五段

【3回戦】
○渡部愛女流三段VS●加藤圭女流初段
●上川香織女流二段VS○北村桂香女流初段
●中倉宏美女流二段VS○小高佐季子女流1級

【4回戦】
●渡部愛女流三段VS○石本さくら女流初段

ただひとり残っていた渡部女流三段は4回戦で石本女流初段に敗れ、LPSA勢は全員姿を消した。ここまで来たら渡部女流三段には挑戦権を獲得してもらいたかったが、仕方ない。
これにて第9回のマッカラン勝負は終了。今回は合計8勝で、LPSAの一口サポーターに8口(24,000円)寄付となった。10口ならば直筆扇子をいただけるのだが、あと6,000円も大きいので、今回は立場上、見送らせていただいた。
なおこの24,000円は、20日に送金させていただいた。
LPSAの皆様、お疲れ様でした。来年はどうしましょうか。
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第32期女流王位戦予選

2020-08-20 00:09:29 | 女流棋戦
先ごろ第32期女流王位戦予選の組み合わせが発表され、この17日から予選が始まった。
では、出場女流棋士と枠抜け予想をしてみよう。

1枠
中井広恵女流六段VS(渡辺弥生女流初段VS中村桃子女流初段)
山口恵梨子女流二段VS高浜愛子女流2級
島井咲緒里女流二段VS石高澄恵女流二段
甲斐智美女流五段VS加藤結李愛女流初段

1枠は、中井女流六段と甲斐女流五段の一騎打ちだろう。そこで甲斐女流五段が勝って、リーグ入りと見る。

2枠
室谷由紀女流三段VS(安食総子女流初段VSカロリーナ・ステチェンスカ女流1級)
藤田綾女流二段VS斎田晴子女流五段
矢内理絵子女流五段VS山根ことみ女流二段
和田あき女流初段VS小高佐季子女流1級

室谷女流三段を本命に推したいが、最近調子を崩しているようだ。そこで現状では、山根女流二段が最有力だと思う。対抗は和田女流初段。彼女のリーグ入りも十分あり得る。

3枠
千葉涼子女流四段VS(礒谷真帆女流初段VS貞升南女流初段)
飯野愛女流初段VS中倉宏美女流二段
山田久美女流四段VS上田初美女流四段
伊奈川愛菓女流初段VS加藤圭女流初段

清麗戦で大健闘した上田女流四段が本命であるが、加藤女流初段の存在も見逃せない。何しろ上田女流四段に2勝0敗は立派な実績だ。この勝者がリーグ入りと見る。

4枠
室田伊緒女流二段VS(山口仁子梨女流2級VS里見沙紀女流初段)
脇田菜々子女流初段VS北村桂香女流初段
村田智穂女流二段VS藤井奈々女流初段
長谷川優貴女流二段VS中澤沙耶女流初段

ここは誰がリーグ入りするかまったく分からない。最近の好調ぶりから藤井女流初段を推したいが、ほかのメンバーも実力があり、あまりにも伯仲している。分かりません。

5枠
石本さくら女流初段VS(山口絵美菜女流1級VS武富礼衣女流初段)
水町みゆ女流初段VS岩根忍女流三段
船戸陽子女流二段VS鈴木環那女流二段
北尾まどか女流二段VS頼本奈菜女流初段

石本女流初段と岩根女流三段の勝者がリーグ入りと思うが、鈴木女流二段も最近好調のようである。石本女流初段と岩根女流三段のどちらかひとりに勝てばいい鈴木女流二段が有利とも取れる。
前期リーグ入りの実績から、石本女流初段を推しておこう。

6枠
香川愛生女流三段VS(田中沙紀女流3級VS宮宗紫野女流二段)
長沢千和子女流四段VS塚田恵梨花女流初段
竹部さゆり女流四段VS相川春香女流初段
上川香織女流二段VS堀彩乃女流1級

6枠は注目の田中女流3級がいる。ここで田中女流3級は2勝しないと、(本人が望めば)研修会戻りとなる。
初戦の宮宗女流二段戦は何とか勝つと仮定して、2戦目の香川女流三段がかなりの難敵だ。なんでこの位置でこの強豪と当たったのかと思いきや、ぶら下がりの1回戦を勝った女流棋士は、次局に、前期リーグ陥落者と当たるように組まれているらしい。ということは、田中女流3級の2戦目はどの道厳しかったといわけだ。OK分かった、もう田中女流3級は、腹をくくって頑張るしかない。
とはいえリーグ入りは、香川女流三段の一択だろう。

女流王位戦は持ち時間・2時間(4時間と勘違いしていた)。これだけあれば、相当構想を練られるのではないか。
皆様、悔いのない戦いをしてください。そして田中女流3級の対局日は25日。頑張ってください。
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第33期竜王戦挑戦者決定戦第1局

2020-08-19 00:06:43 | 男性棋戦
17日は、第33期竜王戦挑戦者決定戦第1局・羽生善治九段VS丸山忠久九段戦が行われた。
ここまで羽生九段はタイトル99期。しかし第31期で広瀬章人八段に竜王位を奪われて無冠になってから、足踏み状態が続いている。将棋ファンであれば、とりあえず羽生九段のタイトル100期を見届けたいところ。でないと、何をやるにしても手がつかない。
相手の丸山九段は元名人で、竜王戦七番勝負登場も3回を数える強豪ではあるが、羽生九段にとって気心の知れた相手であり、対戦成績も羽生九段が38勝19敗と圧倒している。羽生九段も最近は簡単にタイトル戦に出られる情勢ではないので、その意味でも今回の竜王戦は、絶好のチャンスだった。
当日はABEMAで中継があった。見ると、羽生九段の先手で、角換わりの将棋になっていた。ところが、羽生九段の消費時間は減っているのに、丸山九段のそれは「5:00」のままである。つまり持ち時間を消費していないのだ。最近は、勝手知ったる局面は飛ばす棋士が多いが、それにしてもこれは極端である。(一手損)角換わりは丸山九段の土俵。この三番勝負のために丸山九段はあらゆる局面を研究し尽くしたのだろう。そしてその答えが、このノータイム指しだった。そしてむろん、これから訪れる未知の局面に備え、可能な限り持ち時間を残したのだ。
しばらく経って見ても「4:59」。対して羽生九段は2時間近くを消費しており、それでいてAIの評価値はやや羽生九段リード、くらいだった。この程度の差で中盤に進めば、丸山九段の作戦は十分に奏功している。これは羽生九段、厳しい展開を強いられた。
ABEMAでは、見知らぬ女流棋士が聞き手をやっていた。その声から察するに室谷由紀女流三段に思えるが、おでこを出し、眉毛が薄くなったようで、とても本人に見えない。
室谷女流三段、最近は公式戦の成績もパッとしないし、何か迷走しているように思える。ただ私がどうこうできるものでもないし、結局なるようにしかならない。
将棋は羽生九段が角銀交換の駒得になったが、△4七のと金も大きく、形勢は互角であろう。
そこで羽生九段の53手目、▲8二角(第1図)が放たれた。

丸山九段は△7三桂と跳ねる。私はイヤな予感がした。
大野教室の大野八一雄七段の指し手で見たことがあるのだが、飛車落ちで、上手が△6二玉型で待つ形がある。下手は隙アリと見て▲8二角と打つのだが、これが上手の待ち受けるワナ。下手は▲9一角成と香を取れるのだが、その後この馬が活用しにくい。その間上手は中央でごちゃごちゃやって、下手を騙してしまうのである。
この手筋が平手でも生きるのなら、私的には羽生九段の▲8二角は大悪手。羽生九段は負けると思った。
その後羽生九段は二枚換えの戦果を挙げ、さらに駒得を拡げるが、丸山九段も△4八歩から金を取り返し、じっと△6二金(第2図)。手の意味は分からぬがよさそうな手で、私は、1999年4月1日の第17回全日本プロトーナメント第1局・▲丸山八段VS△森内俊之八段戦で、終盤の忙しい最中、丸山八段がじっと▲7八金寄(参考図)とした手を思い出した。

形勢は丸山九段よし。第2図以下▲4三銀△4九角に、応手は▲6八玉か▲6九玉であろう。解説の千葉幸生七段は▲6九玉の変化をやり、後手玉の即詰みの順まで示していた。してみると、実戦的にはまだ先手も希望を持てるのだろうか。
ところがしばらく経って見ると、AIの評価値が、大きく丸山九段に振れていた。何と、羽生玉が▲4七に出ていたのだ。え!? こっち!? ……すでに△4五銀が指されていて、これは上下挟み撃ちである。
永世七冠の指し手にアマがケチをつけるのもアレだが、▲6八玉や▲6九玉より▲4七玉のほうがベターだとはとても思えぬ。どういう思考のもとに指されたのだろう。
羽生九段は▲3二竜と4一の飛車取りに入ったが、△4三飛と銀を取る手が△5八銀以下の詰めろになった。羽生九段は▲同歩成と形を作り、△5八銀まで投了した。
いやはや、急転直下の終局である。羽生九段はこういった難しい局面で最善手を指すのが通例だったが、本局は腰くだけ。マスクをしているせいか何となく生気が抜けて、別人のようだった。あの▲8二角は、ついぞ動かずじまいだった。
いっぽうの丸山九段は作戦図星で、持ち時間を1時間31分余しての快勝。これは第2局に向けて弾みがついたのではなかろうか。
第2局は25日に指されるが、これは羽生九段の今後を占う重大な一局になるかもしれない。
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女流タイトル戦「○○●●」のあと

2020-08-18 00:31:33 | データ
里見香奈清麗に上田初美女流四段が挑戦する第2期清麗戦第4局は6日に行われ、上田女流四段が勝ち、対戦成績を2勝2敗とした。里見清麗は2勝からの連敗で、このケースは初めてである。
当ブログでは以前、男性棋戦で「○○●●」後の勝敗を発表したことがある(2019年11月7日「2連敗3連勝」)。今回は女流編を調べてみた。

1992年 第18期女流名人戦 中井広恵女流王位 ○○●●○ 林葉直子女流名人
1994年 第20期女流名人戦 中井広恵女流名人 ○○●●千○ 斎田晴子女流二段
1999年 第21期女流王将戦 清水市代女流王将 ○○●●● 石橋幸緒女流二段
2001年 第12期女流王位戦 中井広恵女流五段 ○○●●● 清水市代女流王位
2008年 第19期女流王位戦 石橋幸緒女流王位 ○○●●○ 清水市代女流王将・倉敷藤花
2011年 第22期女流王位戦 甲斐智美女流王位 ○○●●○ 清水市代女流六段
2017年 第43期女流名人戦 上田初美女流三段 ○○●●● 里見香奈女流名人
2017年 第7期女流王座戦 加藤桃子女王 ○○●●● 里見香奈女流王座
2020年 第2期清麗戦 里見香奈清麗 ○○●●? 上田初美女流四段

女流名人戦は第8期から五番勝負、女流王将戦は第17期から第30期まで五番勝負だった。
6棋戦合計109回の五番勝負で、「○○●●」は9回出現。第5局が○は4回、●も4回である。タイトル保持者側の防衛は、8回中6回。
今回の清麗戦は、女流四冠対女流四段の対戦だから、ふつうに考えれば里見清麗が有利だが、ここまで来れば、最終局はどちらに転ぶか分からない。最終局は今日18日だが、結果やいかに。
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第22回 私が勝手に選ぶ、女流棋士ファンランキング

2020-08-17 00:13:34 | 女流棋士ファンランキング
お盆といえば「私が勝手に選ぶ、女流棋士ファンランキングトップ10」の発表である。
この時期は毎年沖縄旅行が定番だったが、2016年を最後にご無沙汰している。しかも今年はコロナ禍で、沖縄はもちろん、他県に行くのさえ憚られている。よって今年も、自宅からの発表となる。

<第21回>
第1位 渡部愛女流三段
第2位 西山朋佳女流三冠
第3位 渡辺弥生女流初段
第4位 鈴木環那女流二段
第5位 香川愛生女流三段
第6位 中村桃子女流初段
第7位 宮宗紫野女流二段
第8位 藤田綾女流二段
第9位 飯野愛女流二段
第10位 島井咲緒里女流二段

<第22回>
第1位 →渡部愛女流三段
第2位 →西山朋佳女流三冠
第3位 ↑鈴木環那女流二段
第4位 ↓渡辺弥生女流初段
第5位 ↑中村桃子女流初段
第6位 ↓香川愛生女流三段
第7位 ↑藤田綾女流二段
第8位 New水町みゆ女流初段
第9位 New加藤桃子女流三段
第10位 ↓飯野愛女流初段

渡部女流三段、西山女流三冠の1位、2位は安定。渡部女流三段は麺類がダメ、というのが致命的だが、モリモリ食べることである。
西山女流三冠は、とにかく四段に向かって邁進してもらいたい。
3位には鈴木女流二段を上げた。フジテレビ「バイキング」に出たときの口調がわざとらしくなく、好感が持てたからだ。
4位の渡辺女流初段は、この半年間での活躍がなかったと思う。
5位の中村女流初段は人妻の魅力十分。まだ子供は産まないのだろうか。
6位の香川女流三段はワンランク落とした。香川女流三段はYouTuberでもあり、先月は登録者が10万人を突破したという。だが私は棋士のYouTubeにまったく興味はないので、どうでもいい。香川女流三段には、将棋で活躍をしてもらいたい。
7位の藤田女流二段は、人妻癒し系の筆頭であろう。
8位には水町女流初段を上げた。女流王座戦で田中沙紀女流3級と対戦することになったとき画像を確認したのだが、なかなかの美人だった。しかも現役女子大生だそうで、うれしいことだ。
9位の加藤女流三段は、将棋フォーカスを観たとき「どこかで見た胸だ」と思ったのだが、夏子さんの胸にそっくりだった。
10位の飯野女流初段は、ギリギリ残った。飯野女流初段は昨年11月17日に結婚発表をしたが、k結婚式はそれより前に挙げていたという噂もあり、若干の騙された感がぬぐえない。
宮宗女流二段は、最初の検討では8位だったのだが、再検討の末、圏外になってしまった。申し訳ない。

前回の発表時、

・半年後に私は就職しているのか。
・髪の毛の状態はどうなっているのか。
・あちこちガタがきているカラダは修復できるのか。
・当ブログは毎日更新しているのか。

を記した。1番目と2番目は、ひどいことになっている。3番目は、さらに肥満になり、ほかにも気になる箇所がいくつか出てきた。とにかく齢50を過ぎると老化が激しい。
ブログについては、幸か不幸か、毎日更新してしまった。
次回発表は2021年2月、北海道の予定である。来年のさっぽろ雪まつりは、大雪像の制作が中止になることが決定しており、規模縮小。私はテンションが下がっている。
なんだかもう、すべてにおいて疲れてしまった。
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