一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第38期竜王戦ランキング戦

2024-12-03 12:48:04 | 男性棋戦
現在第37期竜王戦の挑戦手合いが進行中だが、各クラスの昇降級者はすべて決定し、第38期のランキング戦トーナメント表が発表された。では、ちょっと感想を書いてみよう(トーナメント表は省略)。

1組は名人・順位戦A級在籍者が、藤井聡太竜王or佐々木勇気八段を加えても、3人しかいない。
そんな中、森内俊之九段、佐藤康光九段、郷田真隆九段、丸山忠久九段、木村一基九段、三浦弘行九段の50代が元気だ。羽生善治九段の名前がないのが残念だが、彼ら50代には、若いころは脳髄を振り絞って定跡を創ってきた自負がある。AIが正解を示した局面からその先を考える、安易なことはしていない。その「苦労の貯金」が、50代になって活きてきているのだ。

2組は、羽生九段と藤井猛九段の「元竜王」が1回戦でぶつかる。屈指の好カードだ。
竜王経験者が4名もいるいっぽうで、七段以下が7名と、フレッシュな顔ぶれになっている。

3組も2~30代の気鋭が集まっているという印象。A級は2名で、千田翔太八段と増田康宏八段。八段もこの2名のみだ。
佐々木大地七段はC級2組から唯一の参戦だが、ちっとも場違いな感じはしない。

4組は谷川浩司十七世名人が名を連ねて久しい。しかし今期はイケるのではないか。
前期降級した大橋貴洸七段は有力な昇級候補だが、あとは誰が昇級してもおかしくない。

5組は竜王戦のみ参加している川上猛七段がいる。どうも今期昇級できないと現役引退になりそうだが、頑張るしかない。勝てば2回戦で中村太地八段と当たる可能性があるが、これもドラマチックでよい。
竹内雄悟五段は、出口若武六段と。こちらも川上七段以上に勝ち星が欲しいところだ。
ほかは山下数毅奨励会三段が堂々の参戦。こちらも、昇級以外は参戦かこの期限りという噂もある。1回戦に勝つと2回戦は藤本渚五段と当たる可能性がある。逆にいえば、ここを抜ければ昇級の可能性は十分にある。

6組は総勢72名。第1期の19名から、約4倍に膨れ上がった。「昇級4名」は、C級2組の「54名・昇級3名」と同じ比率だ。もはや「くもの糸」といってよい。
順位戦参加が決まった小山怜央四段は瀬川晶司六段と。棋士編入組の組み合わせで、感慨深い。
増田裕司七段は島本亮六段と。その先のメンバーを見るに、そのまま勝ち進んでもおかしくない。持てる力をすべて出して頑張るしかない。

竜王戦はランキング戦の優勝賞金が高く、本戦トーナメントの対局料も合わせると、棋戦優勝のそれに匹敵する。
では皆さま、いい将棋を。
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いらぬ調べをした

2024-12-02 23:13:30 | プライベート
最近びっくりしたのが、●●女優の中で、現在私が一推ししている「愛弓りょう」が、42歳であると知ったことだ。
事の発端は、愛弓りょうのXをたまたま見たことにある。そこに「ファンクラブを創設する」という記事があり、入ってもいいかな……などとバカなことを考えたが、その前に愛弓りょうの人となりを知らなければならないと、Wikipediaなどを見たのがいけなかった。
彼女の生年月日が「1982年10月27日」とあったので、いまは36~7歳かと思ったが、よく計算したら42歳というわけだった。その美貌と肌つやから、せいぜい30代前半と考えていたから、呆然とした。
なおも読むと、そもそも愛弓りょうのデビューが遅い。友人に「こんな仕事がある」と紹介されたのがいまの仕事で、デビューしたのが2019年、36歳のときだった。そのときは「三浦歩美」という芸名だった。この名前も将棋好きにはそそられるのだがそれはともかく、このときすでに結婚しており、4歳の子供がいたという。
そして愛弓りょうは2021年に所属事務所を替え、その名前に改名し、いまに至る。
友人の紹介、デビューした時すでに熟女、というのが口あんぐりだが、子持ちも相当な衝撃だった。世の中、知らなくてもいい情報、というのがある。だから、ネットで調べるのも良し悪しなのだ。

こういうことになるから、私は基本的に、棋士(女流棋士)のYouTubeもXも見ない。棋士のSNSは素の状態を盗み見ている気がして、つい敬遠してしまうのだ。
というかそもそも、私は全般的にヒトのSNSは見ない。こっちは毎日録りだめしたテレビ番組を見るので忙しい。「ながら」で見るとしても、ネットニュースを見るくらいだ。
棋士のYouTubeは将棋講座もあるから見てもいいのかもしれないが、数分かかるのが面倒だ。それを見るならまず「将棋世界」を読め、という話である。
だからまだ、テキスト中心のブログのほうがよい。渡辺明九段のブログは、対局後にミニ解説をアップしてくれるので読んでいたが、最近は読んだ記憶がない。それで先日渡辺九段のブログを検索したら、記事が「0」になっていた。ブログを引っ越ししたか、削除してしまったらしい。なかなかうまくいかないものだ。
あ、愛弓りょうのファンクラブに入るかどうかは、検討中である。
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読まない「将棋世界」

2024-12-01 23:20:04 | 将棋雑記
今年も早くも、師走になった。あすあたりは「将棋世界」の新年号が自宅に届くはずだ。
しかしこの「将棋世界」、少なくとも9月号から、まったく封を開けていない。以前も数ヶ月、封を開けないことがあったが、また同じスパイラルに陥っている。
その理由を考えるに、やはりネット上で将棋の最新情報が得られるのが大きい。本のほうのメイン記事はタイトル戦だが、現代ではそのほとんどの記譜がリアルタイムで見られてしまう。
むろん、それらの記譜を精査し独自の考察を加えた観戦記も一読の価値はあるのだが、そこまでの読書熱がない。
その原因は、私の目の悪さにある。私はド近眼なのだが、近眼ゆえに老眼はないと思っていた。だが50歳を過ぎたころから老眼が顕著になり、数年前に老眼鏡は作ったものの、それでも活字が見づらく、いつの間にか活字離れになってしまった。
でもお前は毎日ブログをアップしているじゃないか、という人もいるだろう。
それはその通りだが、PCの画面が明るいのと、活字が大きいので、そこそこ書けるのである。
それと、物理的に書物を読む時間がない。現在私がバイトのある日は、帰宅が夜9時過ぎである。そこから約30分間晩飯を摂り、その後は録画したテレビ番組を見る。その間、ブログも書かなければならない。するともう12時である。翌日のことを考えるとここで風呂に入って寝るしかなく、とても将棋世界を読む時間がないのである。いや将棋世界だけではない、最近は新聞も読んでいない。
思えば大昔は、専門誌からしか情報を入手できなかった。だけど高校生の身分では「近代将棋」「将棋世界」「将棋マガジン」「NHK将棋講座」のすべてを買うお小遣いがなく、「将棋マガジン」「NHK将棋講座」だけを買った。それを、全ページ記憶する勢いで読んだものだ。近代将棋、将棋世界は、申し訳ないが立ち読みし、順位表の星取表を記憶した。そして将棋マガジンの順位戦表に○●を記入したものだった。この作業も楽しかったのである。
それほどまでに読み込んだから、将棋マガジンも将棋講座も捨てられない。余談だが、それらを処分したのは2017年だった。
いまはさすがに処分しているが、封を開けてないから、捨てるに捨てられないという悪循環?になっている。
よって、「私に封を開けさせる」には、読み物を充実させるしかない。以前、石川陽生七段の選局による大山康晴十五世名人の熱局集が連載された。このときは雑誌が届くとすぐに封を開けたものだが、連載が終了してからは、また封を開けない生活に戻ってしまった。
これが毎月書店に行って買う代物だったら、とっくに購入を止めているのだが、現在は定期購読なので、こちらの意向に関係なく、毎月毎月送られてくるのである。
じゃあ購読を止めてしまおうか? いやいや、いつも将棋連盟にはお世話になっているから、この出費は最低限の義務だ。
時間に余裕を見つけて、少しでも読んでいくしかない。
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