一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

25日の社団戦と、26日の倉敷藤花戦の結果

2013-08-31 00:06:52 | 社団戦
18日(日)録画分のフジテレビ系「ほこたて」を観た。今回は「離島対決」で、「沖縄県下地島・黒島VS北海道天売島・焼尻島」。同日黒島にいた私はもちろん沖縄県を応援したが、結果は残念だった。
しかし天売島・焼尻島は「離島」だろうか? 離島は八重山の島々の代名詞と理解していたので、この対決自体にやや疑問を持った。

25日(日)に行われた社団戦第3日目の結果を記す。
「星組2008」は4部リーグ白で4勝0敗、2位に浮上した。
もうひとつ、「将棋ペンクラブ」は5部リーグで赤2勝2敗、14位から12位に浮上した。
星組2008の4連勝はお見事! 内容は5勝2敗が2つ、4勝3敗が2つとギリギリの勝負だったが、それだけに勝負強さを感じさせた。
振り返れば、4勝3敗での勝利が7つもある。通算勝ち星は51で、同星1位の恵比寿SOLとは10も開いている。その分だけ厳しい戦いだったわけだがその反面、より結束力が高まったともいえる。
こうなると9月の団体個人戦が大きい。ここで恵比寿SOLより多く得点を獲れば、待望の1位となる。次の戦いも期待しています。
将棋ペンクラブも、このままフェードアウトするかと思いきや、どっこい2勝した。一見弱そうに見えて意外とホネがある。なるほどこれも、将棋ペンクラブらしい。9月の団体個人戦も頑張ってほしい。

26日(月)の倉敷藤花戦、中井広恵女流六段と中倉宏美女流二段の一戦は、相居飛車の激戦の末、中井女流六段の勝ち。中井女流六段は同棋戦3連勝となり、2年連続のマッカラン獲得となった。後日、何かみつくろって、勝手にプレゼントをしたいと思う。
宏美女流二段は残念。これで8連勝の「余得」を全部使い果たしてしまった。しかし宏美女流二段はこれからも対局が続く。タイトル獲得を目指して、頑張ってください。
さて中井女流六段は前期、挑戦者決定戦まで登りつめたものの、矢内理絵子女流四段に屈した。今期は前期以上の結果を、是が非でも出してほしい。中井女流六段が挑戦者になっても私は倉敷に行けないけれど、心から応援しています。
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8月のジョナ研(後編)

2013-08-30 01:02:38 | ジョナ研
(再掲)
先手・Tod:1七歩、1九香、2九桂、3七歩、4三と、4七歩、4八銀、6七歩、7一と、7二竜、7七歩、7八銀、8七歩、8八玉、8九桂、9六歩、9九香 持駒:金2、銀、歩
後手・W:1一香、1三歩、3四歩、4五桂、5四飛、6三歩、6四銀、6九と、7三歩、8一桂、8三歩、9一香、9三玉、9四歩 持駒:角2、金2、歩
(△6九とまで)

以下の指し手。▲6九同銀△8二金▲9五歩△7二金▲8一と△5七桂成▲9一と△7九角▲同玉△6八金▲8八玉△7九角▲9八玉△6九金▲9二金△8四玉▲9三角△7四玉▲8六桂△8五玉▲9六銀△同玉▲9七香△8五玉▲7六金 まで、Tod氏の勝ち。

Hon氏が席を立ち、この将棋を見に来た。
「やっぱり人の将棋を見るのは楽しいネ!」
その気持ち、よく分かる。
Tod氏は▲6九同銀。しかしここでは▲8四金△同玉▲8五金△同玉▲8三竜△7五玉▲7六銀までの詰みがあった(初手、読者指摘の▲8二銀ももちろんよい)。この詰みを求めるのは、Tod氏には酷だったか。
W氏も危険を察知し、△8二金と詰めろを解消する。▲9五歩△7二金にTod氏は▲8一とだが、ふつうは▲7二同とと金を取るだろう。この辺の感覚がよく分からない。
Tod氏は▲9一と。終盤の忙しいときに悠然と隅の香を取るのを「Tod」というが、さすがに本家である。もっともこれは、▲9二金以下の詰めろになっている。
W氏は△7九角と切り込む。鋭い手だ。再度の△7九角▲9八玉に、W氏は△6九金と銀を補充したが、痛恨の悪手。何はともあれ△8八飛と打ちたかった。
以下▲9七玉△8九飛成▲8六玉△7四桂▲7六玉に△5六飛浮きが好手で、▲6六桂△同飛▲同歩△8四桂▲8五玉△8七竜まで、キレイに詰みとなる。W氏は△5六飛が見えなかったようだ(最終△8七竜はW氏の指摘)。
これで息を吹き返したTod氏だったが、△8五玉に▲9六銀がまさかの一手。ここは▲7六金△9五玉▲9六歩△同玉▲8五銀△9五玉▲9六香までピッタリ詰みだった。Tod氏、このくらいの詰みは読んでほしかった。
本譜は△9六同玉に▲9七香△8五玉!?▲7六金まで、Tod氏の勝ち。
この間、また勝敗が入れ替わった。すなわち、▲9七香には△同角成▲同桂△6八飛で後手の勝ち。△8五玉と逃げてしまっては、▲7六金で今度こそ本当に終局である。
何だかどちらも勝ちを拒否しているみたいで、見応えがあるようなないような、不思議な将棋だった。
続けて、私とW氏が指す。このカードはなかなか見られない。
このあたりでHon氏が退席となった。
W氏の石田流に、私は△4五歩。しかしやや早かったようで、▲6五歩と開戦され、△同歩▲2二角成△同玉の結果は、自陣がバラバラのこちらが指しにくくなった。W氏は、終盤は大したことはないが、序中盤は植山悦行七段、大野八一雄七段から直々に講義を受けているので、妙に形に明るいのだ。
以下W氏は▲8五桂から、迷いながら▲8三金(△7二飛取り)だが、やはりマズかった。▲8三金では▲8六飛と、桂の裏側に回るのがよかった。歩があれば△8二歩だが、歩切れの私は次の▲7三桂成(▲9三桂不成)~▲8一飛成が受けづらい。こう指されたら私の敗勢だった。本譜は私の勝ち。
隣ではKun-Kaz戦が続いている。どうも、2局目のようだ。こちらは続いて一公-Tod戦。Tod氏が私に飛車を落としてほしいふうだったので、バカ言うなと、「二枚落ち」にする。私に厳しい手合いではあるが、W氏との将棋を見ていると、何とかなりそうに思った。
結果を先に書けば、私の勝ち。私は飛車を手にし、△9一飛成。十数手後△9九竜と入ると、Tod氏が「ああ!!」と頓狂な声を上げる。私が飛車を裏返しにして打ったと勘違いしたのだ。
さらにTod氏は、△1七銀以下の詰めろを防いで、▲5八銀を4九に引く。しかしこれはタダである。さすがに私も呆れて、これで強制終了とした。Tod氏はむかしより弱くなった。これは私たちの周りでは、珍しい例である。
ここでTod氏は退席。Tod氏はどこに向かおうとしているのだろう。
Kun-Kaz戦も終わり、K氏が2つ勝ったようだ。Kun氏はちょっと、調子を崩していたか。
そのKun氏も、午後11過ぎに退席となった。Kaz氏は今年引っ越しをし、自宅が都心になったので、遅くまで大丈夫である。
ここでお開きでもいいのだが、残りが4人もいては、まだまだ続けたいところだ。
最後の最後まで楽しい会話をして、11時40分ごろ、散会となった。
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8月のジョナ研(前編)

2013-08-29 00:23:33 | ジョナ研
23日(金)にLPSA芝浦サロンで、中倉彰子女流初段・宏美女流二段に厳しい指導を受けたあと、私はTod氏とともに駒込に向かった。今月2度目のジョナ研である。
山手線の車内で、Tod氏が「TKさんにも声を掛ければよかったかな」という。TK氏は寡黙ながら棋友との交流は嫌いではないはずだが、ジョナ研のような雰囲気はどうなのだろう。
やはりここは誘わなくてよかったと思う。
駒込ジョナサンに入ったのは午後7時27分ごろ。店内の奥に行くと、R氏、Kun氏、Hon氏、Kaz氏がおり、将棋の研究をしていた。これまた、布将棋盤が出るのがずいぶん早い。
見ると、R氏がきょう将棋会館道場で指した将棋のようだった。そうか、前回もそうだったが、R氏が早々と将棋を並べたがるのだ。
将棋は相手の四間飛車にR氏の居飛車急戦。将棋は中盤だが、例によってR氏が勝勢になっていた。ここからどういう勝ち方をするのだろうと見ていると、R氏が緩手と疑問手を連発し、最後は大差の負けとなった。
R氏、いつものことだが、どうして終盤に向かうにつれ、メロメロになってしまうのだろう。例えば△7九竜、▲9七角・9九香の局面で、私なら△9九竜と香を取りつつ角取りとし、角が逃げたところでその香を使い、敵の金銀を剥がす。しかるにR氏は別の手を指し、妙に重たい攻めをするのである。
△6八成桂、▲4九金の局面で、R氏は△5七銀と打つ。次に△5八成桂とし駒得をする狙いだが、いかにも重い。敵陣に金銀を打つときは、寄せに入るときだけ、と考えたらどうか。
以前将棋合宿で、大野八一雄七段の端攻めの講義があったとき、R氏はそれを吸収して、しばらくは見事な端攻めをやっていた。それがいまでは見られないようである。
R氏は中盤までは完璧なのだから、あとは桂香歩で金銀を取るなどの手筋物と、詰将棋を勉強するのがいいと思う。
と偉そうなことを書く私は、中倉姉妹に往復ビンタを喰らったと吐露すると、「それはマズイでしょう」と異口同音の声が上がった。
女流棋士と平手で戦ったのだから、2連敗はさして不思議ではないが、ジョナ研メンバーの見解は違う。相手が誰であろうが、負けたら非難?されるのである。
そんなところへ、W氏が来た。W氏はR氏とともにLPSA駒込金曜サロンの顔だったが、最近は本業で忙しく、ジョナ研には長期のご無沙汰だった。きょうは1年振りくらいの参加ではなかったか。
きょうはW氏も芝浦サロンに赴く予定だったが、土壇場で仕事が入り、断念。もう、中倉姉妹とは縁が切れてしまっているのかもしれない。
ではここで、席の配置を記しておこう。

 Kun Kaz W Tod
           壁
 Hon R 一公
      壁

ほかに将棋ペンクラブのA氏が参加予定だったが、不参加。この7人で進行することになった。
Tod氏はとっくに食事を頼んだが、私は悩む。けっきょくW氏と同じ、キャンペーンメニューを頼んだ。このとき、Hondaさんがメニューを取りに来たので、私は例のコミカル似顔絵を見せた。もちろん前回参加以外のジョナ研メンバーに見せるつもりで持ってきたのだが、ついでである。
「よく似ていますねー」
と、Hondaさんも感心しきりだった。余談だが、駒込ジョナサンのウエイトレスの中では、Hondaさんがいちばんかわいいと思う。ポスト・Ayakoさんである。
Kun氏が、先日の宏美女流二段との将棋を並べる。これ、Kun氏が会心の指し回しを見せ、最終盤まで必勝形。
ところがそこからココセ級の大悪手を指し、好局を棒に振ったという、内輪では、すでに有名な一局であった。
秋の合宿をどうしようか、という話になる。私はみなの意向に合わせるつもりだが、無理をしてまで参加するつもりもない。今後の人生をシミュレーションすると、合宿を愉しむ余裕など雲散霧消してしまうからだ。
ふだん仕事をする中で、いつでも軌道修正をするチャンスはあったのに、それを怠ってきたツケが回ってきつつある。10年以上もグータラな生活を続けてきた結果がこれだ。自業自得とはいえ、やりきれない。
R氏と中村真梨花女流二段との将棋が並べられる。これもR氏が序盤で大きなポイントを挙げたが、それを活かしきれず、無念の逆転負け。R氏には欲求不満の残る結果となってしまった。
彰子-一公戦を見たい、という雰囲気だったが、何をいわれるか分からないので、黙っておく。すると、R-Hon戦が始まった。
こちらのテーブルの3人も食事を終えると、あちらの将棋がKun-Kaz戦に代わった。このふたりの対局は雰囲気がピリピリしていて、恐い。しかしファミレスでこうした対局を観戦できるのも貴重ではある。
それに刺激されてか、珍しくW氏が実戦を所望する。そこでW-Tod戦が始まった。W氏、いったいどんな心境の変化があったのか。
将棋はW氏の中飛車に、Tod氏の飯島流引き角戦法。これがバッチリ決まって、すぐに▲2四歩といけば有利になったのに、Tod氏は▲4六角とか上がっている。何を考えているのだろう。
さらには▲2八飛、△2三歩・3二金・5二飛の局面で、▲4一角△4二飛▲3二角成△同飛と進んだのに、次にTod氏が▲2四歩と打ったのには呆れた。ここは当然、▲2三飛成である。Tod氏、将棋をバカにしているのか?
これはマジメにいうが、もし▲2四歩を真剣な考慮のもとに指したのなら、Tod氏、早く病院に行ったほうがいいと思う。
そこからいろいろあって、下の局面。

先手・Tod:1七歩、1九香、2九桂、3七歩、4三と、4七歩、4八銀、6七歩、7一と、7二竜、7七歩、7八銀、8七歩、8八玉、8九桂、9六歩、9九香 持駒:金2、銀、歩
後手・W:1一香、1三歩、3四歩、4五桂、5四飛、6三歩、6四銀、6九と、7三歩、8一桂、8三歩、9一香、9三玉、9四歩 持駒:角2、金2、歩

△6九とと金を取ったところ。ここから信じがたい手順が現われる。
(つづく)
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8月23日のLPSA芝浦サロン・強かった中倉姉妹

2013-08-28 00:07:05 | LPSA芝浦サロン
23日(金)のLPSA芝浦サロンは、1部(午後2時~5時)が中倉彰子女流初段、2部(午後5時~9時)が中倉宏美女流二段の担当だった。
きょうは少し時間があったので、彰子女流初段から教えてもらおうと思った。芝浦サロン直通の電話は月・水・金の14:00~20:00だが、1時45分ごろに掛けると繋がり、午後3時半の回と5時の回、両者の指導対局が可能だった。もちろんどちらもお願いする。それはいいとして、予約電話が上記の時間とは、やや不便だ。
私は例のコミカル似顔絵を持ち、東京駅のエキナカで宏美女流二段へのちょっとしたプレゼントを買い、3時15分ごろ芝浦サロンに入った。
彰子女流初段と目が合い、ご挨拶。彰子女流初段にお目にかかるのは昨年6月、マイナビのイベントのとき以来だ。きょうの対局者はTK氏やTod氏など、5人いた。
手合い係は大庭美夏女流1級。まずはファンクラブ「Minerva」の更新。今年3月の私の誕生日にバースデーカードが来なかったから、よほど更新を止めようかと思ったのだが、「更新は最低限の礼儀です」とあのHon氏がいうので、それに従った。5,000円。
プラス指導対局料が3,500円。さらにおかわり対局1,000円。〆て9,500円はけっこうな出費である。今年はもう、節約節約で暮らしていかなければならない。
美夏女流1級が小さな女の子2人の指導に入る。きょうも芝浦サロンは大盛況である。
彰子女流初段の対局が終わっても順番待ちの人がおり、私はなかなか入れない。駒込サロンではこの間に自由対局があったのだが、指導対局の時間が決まっている以上、勝手な対局はできない。
対局を終えたTK氏に「お久しぶりです」と声を掛けられる。TK氏と会うのは一昨年夏のジャンジャンマンデー以来ではなかろうか。社団戦の話をするが、TK氏は2日目の最終局で痛恨の敗戦を喫し、チームも3-4で負けた。
TK氏はうなだれていたが、私も無責任な慰めはせず、「あの敗戦はマズかったですねー」と、傷口に塩を塗ってしまう。しかし実力者TK氏のこと、次回は頑張ってくれるだろう。
ようやく彰子女流初段と指導対局となる。調べてみると、2011年3月4日以来、2年5か月ぶりだった。
「お久しぶりですね」
「はい」
「ずいぶん焼けてますね」
「沖縄に行ってきました」
という会話の後、対局開始。平手で▲7六歩△8四歩。▲2六歩なら横歩取りか角換わり。▲6八銀なら矢倉。私はいきなり三間飛車に振った。彰子女流初段は穴熊を目指す。まあ、そうであろう。
中盤は桂得して私が指し易いと思ったが、中盤で銀をボロッと取られる手をうっかりし、一遍に劣勢に陥った。続けて指した手がまた余計で、ここで戦意喪失した。もう少し彰子女流初段の前にいたいから指し継いだが、つまらぬ将棋にしてしまった。
左に女性の気配を感じたので見上げると、うおおっ!! 宏美女流二段だった。
「もう負けそうです」
私は嘆く。局面は敗勢で、こんなところを見られたくなかったが、仕方ない。
宏美女流二段が指導対局に入る。平成の平安美人はきょうも綺麗である。宏美女流二段は26日(月)に中井広恵女流六段との倉敷藤花戦を控えている。中井女流六段はこれに勝つと同棋戦3連勝で、私はマッカランを進呈しなければならない。「次は頑張ってください!」と、宏美女流二段を激励する。
「きょうはこのあと駒込ですか」
と宏美女流二段。まさにその通りだが、Tod氏が何かいったのだろうか。
私は彰子女流初段に投了を告げた。プロだから当然だが、彰子先生は強かった。
続いて宏美女流二段に教えていただく。とその前に、マッカランの代替賞品として、宏美女流二段からは、ある意外なものを所望された。もちろんこれは、後日差し上げる。
将棋は宏美女流二段の一手損角換わり。前回この戦型で私は快勝していたから二匹めのドジョウを狙ったが、今回は宏美女流二段も手順を工夫し、こちらはうまくいかない。先手だから4→1→7筋の歩を突き捨て仕掛けたが、ふつうに応接され指し過ぎになってしまった。
右ではTod氏が飛車落ちで指導を受けている。引き角にしたが、△6六歩▲6八金引を利かされ、全然使えない。玉は8八にいるが、上手角に間接的に睨まれている。▲9八玉△7六歩▲8八銀…。こんなペシャンコになっては下手敗勢である。
こちらはいい勝負になったように見えたが、これは宏美女流二段の想定内。どうやってもこちらが一手負けていたようである。
最後は▲7二飛と下ろしたが、△7八成銀▲同玉に△4五馬が王手飛車でズッコケた。
「Kunさんと同じ手を喰らった…」
と自嘲して投了。中倉姉妹に往復ビンタを喰らった形となった。
例の似顔絵は、今夜のジョナ研で再びみなに見せるが、その前に宏美女流二段らにも見せた。中でもTK氏には好評?で、これだけ驚いてもらえると、こちらも見せた甲斐があるというものだ。
時刻は6時半を過ぎた。そろそろ駒込に向かわなければならない。
「中井の○○チャンに勝ってくださいよ」
私は改めて、宏美女流二段にハッパをかけた。
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47人の女流棋士

2013-08-27 00:32:11 | 将棋雑考
6月2日(日)、TBS系放送の「情熱大陸」は、里見香奈女流四冠編。録画しておいたものを、先日ようやく観た。里見女流四冠は女流棋士の第一人者とはいえ、奨励会では初段(当時)に過ぎず、彼女より努力している奨励会員はいっぱいいると思ったので、番組を観終えてもとくに感慨はなかった。
それより気になったのは、ナレーターの窪田等が番組中で「現在の女流棋士は47人」といったことだ。
放送日現在の女流棋士は、女流棋士会が現役42人、退役6人。LPSAが現役12人、退役5人だった。「47」という数字は、女流棋士会の女流棋士48人に極めて近い。番組の取材は4月1日より前から行われていたので、同日デビューの北村桂香女流2級を除くと、ピッタリ「47人」となる。ほかに「47」という計算式は成り立たない。
ただこうなると、ここにLPSAの存在は影も形もない。
4月放送のTBS系別番組では「女流棋士は52人」としており、これはLPSAの現役女流棋士も加算したと考えられたから、多少の違和感を抱きつつも容認できた。
しかし今回の数字は大問題である。LPSAを無視されては困る!
誰が「47人」という数字を挙げたか知らないが、その人がアンチLPSAだったことは明らかである。
番組を振り返ってみると、番組はマイナビ女子オープン五番勝負を柱に据えていた。当時LPSAはマイナビ女子オープンの対局を拒絶しており、マイナビはいい顔をしていなかった。女流棋士が「47人」となっても、誰も訂正する理由はなかったのである。
そして、とうとう「47人」のまま放送されてしまった。まったく、情けない。
まあよい。女流棋士会の「47人」が通るなら、これからは公の場で、「現在の女流棋士は(LPSAの)17人」といっても間違いではない理屈になる。
女流棋士会を応援する将棋ファンは「47人」、LPSAを応援する将棋ファンは「17人」と述べる。ふふ、なかなか面白いではないか。
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