一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

将棋ペンクラブ関東交流会・その3

2013-05-31 00:10:31 | 将棋ペンクラブ
(29日のつづき)
O氏も検討に加わってくれる。しかし「△3四銀でダメだね」とO氏。以下▲4一銀△5一飛▲3二銀成△同玉▲4三桂成△同玉は先手指し切りだ。
本局は序盤の作戦負けがすべてだった。
7局目は四段氏と。
「いつもブログを読んでますヨ」。
ありがたいことである。私の先手で、四段氏の四間飛車。私は玉頭位取りの作戦を採る。四段氏は向かい飛車に振り直し△2四歩▲同歩△同角だが、次の△5七角成は王手にならないので、その瞬間▲2二飛成で先手勝ち。よって私は▲3六歩。
対して四段氏は△3三桂だが、▲1五歩△同歩▲2五歩△1三角に逆モーションの▲4六歩が好手で、次に▲1五香を見て、私が指し易くなった。
そこで四段氏は△2五飛とぶつけてきたが、▲同飛△同桂▲2三飛△5二銀▲2五飛成となり、無条件の桂得で先手が優勢になった。

先手・一公:1九香、2五竜、2九桂、3六歩、4六歩、5六歩、5七銀、6五歩、6七金、6八金、7五歩、7六銀、7八玉、8六歩、8八角、8九桂、9六歩、9九香 持駒:桂、歩
後手・四段氏:1一香、1三角、1五歩、3四歩、4四歩、5二銀、5四歩、6二金、6三歩、7二金、7三歩、8一桂、8二玉、8三銀、8四歩、9一香、9四歩 持駒:飛、歩2
(▲2五飛成まで)

時間は午後3時を過ぎ、「皆さまが指している将棋を、最後の一局にしてください」の声が入る。懇親会は4時すぎからを予定している。
ここから△2四飛▲同竜△同角▲4四角△2八飛▲3七桂△2九飛成▲2一飛と進んだ。
その後も私がリードを保っていたと思うのだが、四段氏が△3八角と打った手に、私が▲1一竜と香を取ったのが悪手だった。△5六角成(王手)▲6七銀に△5五馬と竜香両取りに引かれ、これで形勢が逆転した。
以下もむずかしいところはあったのだが、最後はうまく決められた。
「ちょっと焦っていたみたいですネ。もっと玉頭から押してこられたらこちらが苦しかった」
と四段氏。こちらはグウの音も出ない。最後を勝つと負けるとでは大違い。7局指して4勝3敗は可もなく不可もない成績である。

時刻は3時40分。これで将棋大会は終了。ここからはお待ちかね、懇親会である。
みんなで机を出し、セッティングする。何でも手作りなのだ。三遊亭とん楽さんが目に入ったが、挨拶するのを忘れてしまった。
私は大広間後方のあたりに座る。右に「やっぱり知っている人の隣に来てしまう」とO氏が座った。私たちの前は女性がふたり座った。左のテーブルにも、将棋女子が3、4人固まっていた。数年前には考えられなかったことである。その中に、長沢千和子女流四段そっくりの女性がいた。しかし長沢女流四段がここにいるわけがない。
まずは大会の表彰式である。基本的には成績優秀者順に呼ばれるが、その前に最多対局賞や最多勝利賞、最下位賞などが表彰された。将棋大会は勝ち星にこだわっていないので、成績の悪い人にももれなく賞品がいくようになっている。
最多勝利賞は、8戦全勝の五段氏。「8勝」は当将棋会の新記録だ。だがその記録達成に一枚貢献してしまった私は、反省モノだ。
最下位賞は、先ほどの栃木在住の男性。「最下位賞じゃなくて努力賞にしてもらいたい」とジョークが出るが、佐藤康光九段の色紙を得て、うれしそうだった。
あとは勝ち星の多い順に賞品を選び、一言自己紹介。
8勝の次が何勝だったか記憶にないが、5勝はO氏を含め3人だった。私は4勝だから、その次に呼ばれた。しかしどの賞品を選ぶか、むずかしいところ。思わず長考してしまい、自己紹介が先になった。
「東京の大沢です。ときどき会報に投稿しているので、名前を聞いてピンとくる方もいると思います…」
そのあとさんざん迷って、所司和晴七段「清心」の色紙をいただいた。「清心」といえば山口恵梨子女流初段だが、ないものをねだっても仕方ない。
この間に、缶ビールやおつまみがテーブルの上に並べられる。これらすべて、幹事が調達したものだ。私たちは、幹事に頭が上がらないのである。
全員の自己紹介が終わり、いつの間にか入室した木村晋介将棋ペンクラブ会長の音頭で、乾杯となった。
私は人見知りが激しいので、こうした席でも黙っていられるならそれでいい。しかし向かいに女性がいれば、少しは話を振って場を盛り上げなければと思う。
正面のひとは品のいいご婦人。意を決して話しかけると、
「駒音掲示板に書かれていますよね…」
と衝撃の一言。胸の名札が目に入ったらしい。本名で書き込みをしている余得でもあるが、それはともかく、「駒音」の女性読者は珍しいのではないか。「あの方は○○さん? あと、あの方は○○さんですよね」
ご婦人の指差す方向を見ると、確かに駒音の論客が談笑している。
このひと、将棋界の話題に詳しそうだ…。
左に湯川博士幹事が来る。
「この前は原稿(を書いてくれて)ありがとう。また書いてよ」
これが湯川幹事の挨拶代わりで、いつも簡単に言ってくれるが、原稿を書くのは至難の業だ。とくに会報への執筆は、毎回のたうち回りながら書いている。未熟な自分の文章を、いったい何度読み返しているか分からない。
「君の文章は直すところがないよ」
「はあ、どーも」
私はそっけないが、内心はうれしい。
「だけどね」
湯川幹事は続ける。「それはアマチュアとしてだよ。やっぱり(作家の)A君とかの文章と較べると、君の文章にも言いたいことはある。だけどいまは言わない」
ううう…ちょっと聞いてみたい気もするが、聞きたくないので、食い下がらない。
懇親会の参加棋士は、現在櫛田陽一六段のみ。将棋ペンクラブのイベントといえば、窪田義行六段を忘れてはいけないが、今年はまだ姿が見えない。どうしたのだろう。
(つづく)
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おめでとう、ありがとう

2013-05-30 00:36:58 | 将棋雑記
28日(火)に行われた倉敷藤花戦・斎田晴子女流五段対中倉宏美女流二段の一戦は、宏美女流二段の勝ち。宏美女流二段は同棋戦2連勝で、マッカランを獲得した。
今回の勝負では、当初2本程度の出資を覚悟していたが、うち1本が宏美女流二段になろうとは、正直想定していなかった(失礼!)。宏美女流二段はこれで今年度負けなしの6連勝。たまたま倉敷藤花戦に白星が集まったというわけではないから、堂々の獲得といえる。
思えば今年の1月26日、つまり宏美女流二段の誕生日に当ブログで、「2013年度は公式戦で、宏美女流二段に最低でも勝ち越してもらいたい。さもないと女流棋士ファンランキングから外す」と脅した?ものだったが、宏美女流二段は今回の勝利で、たった2か月で、勝ち越しをほぼ決めてしまった。宏美女流二段の奮闘に、改めて平伏する次第である。ともあれ宏美先生、おめでとうございます!
さて来月には宏美女流二段に指導対局を受けに行こうと思うが、マッカランは便宜上の賞品であり、ほかのプレゼントでも構わない。じっくり考えていただきましょう。

同じく28日は、武者野勝巳七段が規定の対局を終え、引退となった。
武者野七段はネット将棋のパイオニアで、「駒音掲示板」の創設者として名高い。また、「同一局面の出現4回で千日手」を提唱し、現在の将棋ルールを改良した人でもある。観戦記者としても著名で、武者野七段が将棋界に残した功績は大きい。
現在武者野七段の体調は万全ではなく、いまはそちらのほうが心配だ。一日も早い全快を祈るものである。まずは長い現役生活、お疲れさまでした。

29日(水)の「笑っていいとも!」の1コーナーで、「これが私の音(オン)リーワン」があった。出演者の面々が、「これは癒される」という好みの音を、みなにカミングアウトするものだ。
レギュラー出演者から、加湿器に水をセットしたときのコポコポ音、天ぷらの揚がる音、卒業証書を入れる筒の蓋を外すときの音など、マニアックな「音」が披露される。
トリはトシ(タカアンドトシ)の、「将棋の駒を盤に打つ音」。おお!!
「パチッ」という音が再生されたがしかし、いまひとつだ。
タモリは「『後手、5七角』とかセットで聞いたほうがいいよね」と言ったが、それは確かに云えていた。
それと、駒を打つ音は、盤上にある駒の先っぽの部分をすべらせながら「カチャリ」と打ったほうが、いい味が出ると思う。たとえば序盤の「▲6八玉」などである。
もし棋譜読み上げといっしょにするなら、オールドファンには蛸島彰子女流五段なのだが、いまだったら、藤田綾女流初段であろう。あのアニメ声は本当に癒される。今度「笑っていいとも!」に出て、「将棋の駒の音&棋譜読み上げ」のライブをやってもらいたいものだ。

同じく29日は、佐藤康光九段と行方尚史八段の、王位戦挑戦者決定戦があった。
結果は行方八段の勝ち。うれしいタイトル戦初登場を決めた。39歳でのタイトル戦初登場は、戦後に限定すれば、1970年に名人戦に登場した、灘蓮照八段(当時)の43歳に次ぐ記録だろうか。
行方八段は四段デビュー時、「羽生さんに勝って、いいオンナと寝たい」と名言を残した。後者はすでに達成しているが、前者はまだ、というべきだろう。今回は絶好のチャンスである。
行方八段のファンである、将棋ペンクラブ幹事A氏夫人もよろこんでいると思う。七番勝負では、大暴れしてもらいたい。

そしてきょう5月30日は、LPSAの設立記念日である。2007年の設立だから、丸6年が経ったわけだ。新宿の通りで設立イベントをやったのもそのころだが、2、3年前のことに思われる。
この6年間、LPSAは順風満帆とはいかず、山あり谷ありの険しい道のりだった。そしてそれはこの先も続くと思われる。しかしLPSAはこの6年間、走り続けてきた。それは日本の将棋史において、間違いなく輝けるものである。この先何があろうとも、関係者は胸を張ってもらいたい。
改めてLPSA設立6周年、おめでとうございます。そして、ありがとう。
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甲斐智美女流四段は、女優の夏菜に似ている

2013-05-30 00:24:18 | 似ている
28日(火)に行われた加古川清流戦で、甲斐智美女流四段は上村亘四段に勝った。女流棋士が新鋭棋士に勝つのは容易ではない。これは紛れもない快挙であった。
ところで甲斐女流四段は先日の女流王座戦で、関西研修会C2所属の石本さくらアマに屈している。女性アマに平手で負けて、プロ四段に平手で勝つのが将棋のおもしろさ、恐ろしさである。
甲斐女流四段はきょうがお誕生日。いい前祝いになったことだろう。おめでとうございます!
というわけで、甲斐智美女流四段は、タレント・女優の夏菜(なつな)に似ていると思う。
夏菜(本名・渡辺夏菜)は1989年5月23日、埼玉県生まれの24歳。スカウトされ芸能界デビュー。数々のドラマや映画に出演しているが、彼女をメジャーにしたのは、2012年10月から放送されたNHK連続テレビ小説「純と愛」であろう。夏菜は主役を張り、半年以上の長丁場を乗り切った。デビュー時は仕事も少なかったという夏菜だが、これで女優の地位を確かなものにしたのであった。
現在夏菜はテレビ朝日系「ダブルス~二人の刑事」に宮田亜紀役で出演している。この中で夏菜はメガネをかけているが(現在はコンタクトレンズ着用の設定)、これが最も甲斐女流四段のイメージに近いか。ふたりは上唇のあたりがよく似ていると思う。サッパリした髪型も、同じイメージがある。
しかしそれでも、「夏菜と甲斐さんが似てるわけねえだろ、ボケ!!」とか不満の声はあると思う。思うがしかし、私がふたりは似ていると思ったのだから、しょうがない。
甲斐女流四段も、夏菜にも、今後の活躍を期待している。
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将棋ペンクラブ関東交流会・その2

2013-05-29 00:25:53 | 将棋ペンクラブ
(27日のつづき)

(再掲)
先手:1五歩、1九香、2七玉、2九桂、3七歩、4二と、4七歩、4九金、5二成銀、5八歩、5九桂、6七歩、7五角 持駒:銀…
後手・一公:1一香、1三歩、2二玉、2四歩、3二金、3三桂、3四歩、4五飛、5五角、7六歩、7八竜 持駒:金、銀2、歩2
(後手番)

以下の指し手。△3六銀▲同玉△3五飛▲2七玉△2六銀 まで、一公の勝ち。

私は△3六銀と打った。▲3六同玉にいったん△3五飛と寄るのが好手で、▲2七玉△2六銀まで、先手氏の投了となった。
以下▲2六同玉は△2五飛▲1七玉△2七金▲1六玉△2六金。▲2六同玉で▲3八玉は△3七角成で、いずれも詰む。
戻って△3六銀に▲同歩は△2八金▲1七玉△2六銀▲1六玉(▲同玉は△2五飛▲1六玉△2七飛成まで)△1五銀▲1七玉△2五桂まで。この詰みもむずかしいが、対局中は▲3八玉と落ちられてむずかしいと見ていた。しかしこれも、△3七角成!▲同桂△2七金▲4八玉△3七金▲5七玉△4七銀成で後手勝ちの結論が出た。先に△3七角成が好手で、ここたんに△2七金は、▲3九玉でも▲4八玉でも、妙にむずかしいところがある。
ともあれ薄氷の勝利。勝つことは本当に偉いことだ。
4局目は栃木在住の初老の男性と。手合いカードを見ると、4、5戦して全敗である。どうも級位者らしい。しかし私たちは平手の振り駒で対戦する。それでいいのだ。
男性氏は「この会に参加するのは2度目で…」と切りだす。こんないい会があるのなら、もっと早くから参加するのだった、と後悔を口にする。
それは残念だったが、今回交流会に参加して楽しいひとときを過ごしているのだから、それでいいのではと思う。
私の先手で▲7六歩。男性氏は△1四歩。これにはシビレた。男性氏、いまはリタイヤしているが、ふだんは老人ホームを訪問して、将棋の相手をしているという。娘さんは東京で暮らしており、彼氏だか旦那さんだかは、医者のタマゴだという。
「それは素晴らしいですね。娘さんは食いっぱぐれがありませんね。病気にならない人間はいませんから」
と私。それを隣で対局中のA氏が、ニヤニヤ笑いながら聞いている。
将棋は、△3二金~△4二銀~△6二金~△8五歩~△8四銀。さらに△9五銀!
「それは角でタダですが」
というと、
「いいんです」。
以下▲同角△9四歩▲7七角の結果は私の銀得だが、もう訳が分からなくなってきた。最後は私の勝利。
しばし雑談をしたあと、男性氏と2局目を指す。今度は男性氏の先手だ。相居飛車の序盤になり、男性氏が
「こりゃ、またこの辺(2八)で詰まされそうな気がするな」
という。
私は笑いながら進めたが、最後は△4九竜▲同玉△5八金▲3八玉△4九角▲2八玉△2七金まで、私の勝ちとなった。
序盤早々自玉の臨終の地を当てるなんて、この男性氏は実は、とんでもなく強いのではと疑ってしまった。
5局目はいよいよ、女性強豪のTさんと。
「昨年のリベンジですか…」
とTさん。
まさにその通りで、昨年のこの会で私はTさんと対戦し、石田流で木端微塵にされた。感想戦でも負かされ、踏んだり蹴ったり。今年はもう少しマシな将棋を指したいと思った。
先手Tさんの石田流。石田流はすっかり、先手の主要作戦に成長した。Tさんは角を換える。私は△7二金から、中央を厚くした。
私はさりげなく△5五歩。次に△6四歩▲7六銀△5四角の銀殺しが狙いだ。Tさんは▲3七馬と引いたが、私は構わず前記の順を決行する。これには▲5六歩△7六角▲5五歩とし、次の▲5六飛(角が死ぬ)がイヤだったが、Tさんは▲5五馬の勝負手。以下△同銀▲同飛△7六角▲5二飛成(と飛車交換)△同銀▲8二飛△4三銀打▲8一飛成の結果は、私の駒得でもむずかしいと思った。やはり居飛車は玉が薄いのだ。
しかし数手後、Tさんが▲4四桂と打ったのが敗着となった。△5五角の王手桂取りで、一遍に大勢が決してしまった。
▲4四桂では、▲4一銀と掛けられていたら、まったく自信はなかった。Tさんは、それでも後手が残しているでしょう、とのことだったが、実戦なら受け切る自信はなかった。
とにもかくにも、4勝1敗。「じゃあ仕方ないね」と、手合い係氏がある男性を当てる。その相手は五段氏で、ここまで6戦全勝だった。これはスゴイ手練がいたものだ。
私の先手で▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀に、五段氏は△4二銀とし、以下相矢倉となった。
私は二段玉で早囲いを目指す。以前中井広恵女流六段と指導対局をお願いしたときこの手を指したら、中井女流六段が私をキッと見て、「咎めてやりたい」といったのを思い出す。
五段氏も二段玉を目指したので、損得なし。しかし素朴に△8四銀と出られて参った。▲6八角は△9五銀とされ、次の△8六歩からの角銀総交換が受からない。
私は▲9六歩だが、△9四歩とされ、これも次の△9五歩が厳しく、すっかり劣勢に立たされてしまった。
銀香交換のあと、私は▲8三銀と指す。やむを得ないとはいえ、こんな手を指しているようではダメである。
私は気を取り直して▲3五歩△同歩▲2五桂△2四銀▲3五銀とするが、カウンターパンチの△4五桂が厳しかった。以下1.▲4六角は、△3五銀▲同角△3七桂成(飛車取り)で後手勝勢。2.▲2四銀は△5七桂成(王手)▲同金△2四歩で先手壊滅。自陣の桂でさらに角と交換される手は耐えがたく、嫌気がさした私は、ここで投了した。

先手・一公:1七歩、1九香、2五桂、2六歩、2八飛、3五銀、4七歩、5六歩、5七角、6五歩、6七金、6八玉、7六歩、7七銀、7八金、8三銀、8七歩、9九歩 持駒:歩
後手・五段氏:1一香、1三歩、2一桂、2二玉、2三歩、2四銀、3一角、3二金、4三金、4四歩、4五桂、5二飛、5四歩、6三歩、7三歩、8一桂、8五歩、8九と、9五香 持駒:香、歩
(△4五桂まで)

五段氏が席を立ったあと、私は局面を進める。私がよくやる、ひとり感想戦だ。投了以下▲2四銀△5七桂成▲同金△2四歩に、▲3五桂はどうか?
(31日につづく)
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きょう28日は、斎田晴子女流五段VS中倉宏美女流二段戦!!

2013-05-28 00:09:13 | 女流棋士
日付変わってきょう28日(火)は、斎田晴子女流五段と、中倉宏美女流二段の倉敷藤花戦がある。
いままで何度も記しているとおり、宏美女流二段は本局に勝つと、「勝手にマッカラン勝負」にて規定の条件をクリアし、マッカランを獲得する。
今年度の宏美女流二段は好調で、ここまで5戦全勝。対して斎田女流五段は絶不調で、前年度から不戦敗2を含む13連敗中である。どこから見ても宏美女流二段有利で、中井広恵女流六段と石橋幸緒女流四段を除いたマッカラン勝負においては、一公最大の危機?を迎えた。
本局、斎田女流五段は、先手でも後手でも中飛車に振るだろう。対して宏美女流二段が急戦策を採れば、宏美女流二段の勝ち。持久戦に出て、体力で負かそうとすると、うっちゃりを食うと予想する。
宏美女流二段は落ち着いて、いつもの自分の将棋を指すよう心掛ければよい。
斎田女流五段には以前、将棋ペンクラブ関東交流会で教えていただいたこともあり、マッカランのからみもあるから応援したいのだが、宏美女流二段は「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の4位である。やはり宏美女流二段を、より応援したいところである。
とにかく両者とも、頑張ってください。
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