25日に指された第61期王位戦予選で、川上猛七段は及川拓馬六段に勝ち、4回戦に進出した。
ではここで、川上七段の今年度成績を確認しておこう。
4月2日 第45棋王戦予選2回戦 ●青嶋未来五段
4月10日 第32期竜王ランキング戦5組昇級者決定戦1回戦 ○瀬川晶司六段
5月27日 第91期棋聖戦一次予選1回戦 ●日浦市郎八段
5月31日 第69期王将戦一次予選決勝 ●近藤誠也六段
6月3日 第32期竜王ランキング戦5組昇級者決定戦2回戦 ○窪田義行七段
6月27日 第5期叡王戦七段戦予選1回戦 ○大石直嗣七段
6月27日 第5期叡王戦七段戦予選2回戦 ●有森浩三七段
7月1日 第32期竜王ランキング戦5組昇級者決定戦3回戦 ○竹内雄悟五段
7月か8月 第28期銀河戦予選 ○室岡克彦七段
7月か8月 第28期銀河戦予選 ●野月浩貴八段
8月8日 第32期竜王ランキング戦5組昇級者決定戦4回戦 ●田村康介七段
8月29日 第13回朝日杯将棋オープン戦一次予選1回戦 ○勝又清和六段
8月29日 第13回朝日杯将棋オープン戦一次予選2回戦 ○横山泰明七段
9月26日 第13回朝日杯将棋オープン戦一次予選3回戦 ○伊藤真吾五段
10月4日 第68期王座戦一次予選1回戦 ○室岡克彦七段
10月8日 第61期王位戦予選1回戦 ○山本博志四段
10月24日 第68期王座戦一次予選2回戦 ●遠山雄亮六段
10月28日 第61期王位戦予選2回戦 ○田村康介七段
10月31日 第13回朝日杯将棋オープン戦一次予選決勝 ●佐々木大地五段
11月25日 第61期王位戦予選3回戦 ○及川拓馬六段
以上、12勝8敗。
当然この1勝は大きく、今年度の残りを「6勝4敗」でフリークラス脱出となった。
ところでいろいろ情報を漁って気が付いたのだが、川上七段は前年度の終わりに、好成績を残していた。
すなわち、
12月28日 第45期棋王戦予選1回戦 ○金沢孝史五段
1月9日 第69期王将戦一次予選1回戦 ○神谷広志八段
2月?日 第69回NHK杯トーナメント戦予選1回戦 ●杉本和陽四段
2月25日 第45期棋王戦予選2回戦 ○森内俊之九段
3月6日 第69期王将戦一次予選2回戦 ○橋本崇載八段
3月25日 第69期王将戦一次予選3回戦 ○真田圭一八段
である。5勝1敗は大きく、この星を加えるとここまで「17勝9敗」。すなわち「いい所取りの30局以上の勝率が6割5分」まで、「あと3勝1敗(.667)」or「4勝2敗(.656)」となるのだ。
そういえば今年の3月ごろ私は、川上七段のフリークラス脱出の記事を書こうとした記憶がある。しかし川上七段は今年度に入り負けが込み、私は記事にするのを見合わせた……。
ところが川上七段は夏以降復調し、前年度の星がここで生きてきたのだ。
よって今回のシリーズ第1回執筆の時点では、残り「5勝3敗」でもよかった。これを読者にお知らせしなかったのは不覚だった。
整理しておく。川上七段の順位戦復帰まで、
「この後4局を3勝1敗」
「この後6局を4勝2敗」
「今年度の残りを6勝4敗」
のいずれかでクリアである。
そして残る対局は、
第61期王位戦予選4回戦 丸山忠久九段
第33期竜王ランキング戦5組1回戦 金井恒太六段
(同・昇級者決定戦)
第70期王将戦一次予選
第46期棋王戦予選
第70回NHK杯将棋トーナメント予選
である。やはり丸山九段との一戦が大一番だ。勝てば順位戦復帰にグッと近づく。
こういう対局こそ、インターネット中継をしてもらいたいのだが……。
ではここで、川上七段の今年度成績を確認しておこう。
4月2日 第45棋王戦予選2回戦 ●青嶋未来五段
4月10日 第32期竜王ランキング戦5組昇級者決定戦1回戦 ○瀬川晶司六段
5月27日 第91期棋聖戦一次予選1回戦 ●日浦市郎八段
5月31日 第69期王将戦一次予選決勝 ●近藤誠也六段
6月3日 第32期竜王ランキング戦5組昇級者決定戦2回戦 ○窪田義行七段
6月27日 第5期叡王戦七段戦予選1回戦 ○大石直嗣七段
6月27日 第5期叡王戦七段戦予選2回戦 ●有森浩三七段
7月1日 第32期竜王ランキング戦5組昇級者決定戦3回戦 ○竹内雄悟五段
7月か8月 第28期銀河戦予選 ○室岡克彦七段
7月か8月 第28期銀河戦予選 ●野月浩貴八段
8月8日 第32期竜王ランキング戦5組昇級者決定戦4回戦 ●田村康介七段
8月29日 第13回朝日杯将棋オープン戦一次予選1回戦 ○勝又清和六段
8月29日 第13回朝日杯将棋オープン戦一次予選2回戦 ○横山泰明七段
9月26日 第13回朝日杯将棋オープン戦一次予選3回戦 ○伊藤真吾五段
10月4日 第68期王座戦一次予選1回戦 ○室岡克彦七段
10月8日 第61期王位戦予選1回戦 ○山本博志四段
10月24日 第68期王座戦一次予選2回戦 ●遠山雄亮六段
10月28日 第61期王位戦予選2回戦 ○田村康介七段
10月31日 第13回朝日杯将棋オープン戦一次予選決勝 ●佐々木大地五段
11月25日 第61期王位戦予選3回戦 ○及川拓馬六段
以上、12勝8敗。
当然この1勝は大きく、今年度の残りを「6勝4敗」でフリークラス脱出となった。
ところでいろいろ情報を漁って気が付いたのだが、川上七段は前年度の終わりに、好成績を残していた。
すなわち、
12月28日 第45期棋王戦予選1回戦 ○金沢孝史五段
1月9日 第69期王将戦一次予選1回戦 ○神谷広志八段
2月?日 第69回NHK杯トーナメント戦予選1回戦 ●杉本和陽四段
2月25日 第45期棋王戦予選2回戦 ○森内俊之九段
3月6日 第69期王将戦一次予選2回戦 ○橋本崇載八段
3月25日 第69期王将戦一次予選3回戦 ○真田圭一八段
である。5勝1敗は大きく、この星を加えるとここまで「17勝9敗」。すなわち「いい所取りの30局以上の勝率が6割5分」まで、「あと3勝1敗(.667)」or「4勝2敗(.656)」となるのだ。
そういえば今年の3月ごろ私は、川上七段のフリークラス脱出の記事を書こうとした記憶がある。しかし川上七段は今年度に入り負けが込み、私は記事にするのを見合わせた……。
ところが川上七段は夏以降復調し、前年度の星がここで生きてきたのだ。
よって今回のシリーズ第1回執筆の時点では、残り「5勝3敗」でもよかった。これを読者にお知らせしなかったのは不覚だった。
整理しておく。川上七段の順位戦復帰まで、
「この後4局を3勝1敗」
「この後6局を4勝2敗」
「今年度の残りを6勝4敗」
のいずれかでクリアである。
そして残る対局は、
第61期王位戦予選4回戦 丸山忠久九段
第33期竜王ランキング戦5組1回戦 金井恒太六段
(同・昇級者決定戦)
第70期王将戦一次予選
第46期棋王戦予選
第70回NHK杯将棋トーナメント予選
である。やはり丸山九段との一戦が大一番だ。勝てば順位戦復帰にグッと近づく。
こういう対局こそ、インターネット中継をしてもらいたいのだが……。