一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第3回 新春CI寄席(1)

2020-01-31 12:41:52 | 落語
24日(金)夜、私のスマホに電話が入った。求職先からではなく、湯川恵子さんからだった。27日(月)に和光市の「CIハイツ」で行われる、新春寄席への招待である。恵子さんと博士氏が出演するやつだ。今年で3回目になる。
「ああ、ああどうも、(案内をいただいたこと)半分忘れてました」
「来てくれるとうれしいんだけど」
求職中の身では平日に遊ぶのも気が引けるが、ニートの私に声を掛けてくれるだけでもありがたい。
「よろこんでお伺いします」
「ありがとう! 寄席のあとはまた新年会をしましょう」
その向こうで、博士氏の声がする。結局、博士氏に電話が代わった。
「ああ博士です。今度の寄席、レポートを『将棋ペン倶楽部』にも書いてよ。アンタ、ブログに書いてるのは知ってるけど、私は読まないからさ。やっぱり印刷物に書くのがいいよ。将棋とは関係ないけど、会員が参加してるんだから、書いても大丈夫だよ」
「はあ、そうですか」
レポートを書くのは吝かでないが、ブログも書きたいところである。ペンクラブの会員は約450名、当ブログのアクセスは日/約750名だが、読者のダブリは1割もないだろう。だがそれでも両方書くとなれば、内容の重複は避けねばなるまい。すなわち「将棋ペン倶楽部」は真面目にコンパクトに。ブログは視点を変えて、落語前後のやりとりをマニアックに、となろうか。
「ところでアンタ、会社辞めたんだって?」
「はあ、仕事は面白かったんですが、社長とソリが合わなくて……。いまでは失敗したと思ってます」
「私にも経験あるけど、自営をやってると、ヒトの指示が聞けなくなるんだよな」
「……」

27日(月)午前11時、私は家を出た。あのあと恵子さんから再度電話があり、和光市駅前に12時集合で、みんなでCIハイツへ向かうことになったのだ。
だが私は財布を忘れたことに気付き、取りに帰った。11時52分和光市着の電車に乗るつもりで家を出たから、遅刻確定である。
出直して山手線に乗り、池袋で東武東上線に乗り換えである。ちょうど、11時45分の急行があった。この和光市着が11時59分。ギリギリ遅刻は免れたようだ。
ところが駅に着いても、改札口に誰もいない。南口に出ると、音楽担当の永田氏と画家の小川敦子さんがいた。思ったのだが、2人は醸しだす雰囲気が似ている。
しかし肝心の湯川夫妻がいない。私はスマホから恵子さんに連絡すると、一旦切れて、博士氏から折り返し電話がきた。そしてすぐに博士氏が現われた。
「おお大沢君! ……もうひとり、行く人がいるんだ」
私たちは改札前で待つ。「ところで今日は月曜日だけど、アンタ仕事はいいの?」
「……」
先週の会話は、何だったのだろう。

しばらくすると、白髪の実年男性が改札口を出てきた。男性氏も今日の演者で、博士氏によると、元中学校の校長先生で、現在は活弁士だという。「カツベン」は周防正行監督の映画で脚光を浴びたが、その職業が現在も残っているとは知らなかった。
参遊亭遊鈴の学友であるTanさんとも合流し、荷物が多い永田氏、小川さんを残して、4人でCIハイツに向かう。
集会棟の前には、恵子さんがいた。そうか、恵子さんは最初からこちらにいたのだ。
だが2階に入ると、まだ客席の準備中である。私は客なので片隅に腰を下ろすが、どうも入室が早すぎたようだ。というか、私が演者の入りに合わせる必要はなかったのだ。
客がポツポツ入ってきた。その中に、カメラマン・岡松三三さん、Hiw氏の姿があった。
近くの客は「1時半から……」とか言っている。つまり開場午後1時、開演1時半からということだ。これなら、昼食を摂る時間もあったはず。和光市駅前の立ち食いそば屋で、もりをたぐりたかったところである。
瞑目していると、係の人がパンフレットをくれた。今日は仏家シャベル(湯川博士氏)以下5人の出演。永田氏が仏家ジャズルとして出演するのに注目だ。
しばらくすると、今度はほうじ茶をくれた。ありがたいことで、スタッフはこまめに動いている。
会場では高座が作られ、仏家小丸(湯川恵子さん)が座り、高さを確認している。
「ついでですからこのまま落語を始めます」
とジョークを飛ばしている。
通路を隔てた向こう側に、幹事のKan氏が座った。その向こうはライターの美馬和夫氏ではないか? こういう時、若年の私が真っ先に挨拶に行かなければいけないのだが、礼儀知らずの私はそうしない。こんなことだから私は出世できなかった。
客席は全部で72。7割方が埋まり、ほかに立ち見のスタッフもいるから、まずまずの入りである。
定刻になり、開演である。まずは司会者の挨拶。
「この催しは、さわやか会と自治会共済委員会の共催です。私は会長の井上と申します。
健康長寿の秘訣は、笑いのある生活だそうです。ない生活は、脳卒中の恐れもあるらしいですね。今日は皆さん、落語で大いに笑いましょう」
開口一番は仏家小丸。演し物は「まんじゅうこわい」。井上氏が小丸のプロフィールを読み上げ、永田氏演奏「桃太郎」のお囃子に乗って、小丸が登壇した。
(つづく)
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第78期A級順位戦8回戦

2020-01-30 11:59:22 | 男性棋戦
月刊誌「将棋世界」では毎年、2月号(1月売)で「A級順位戦予想クイズ」を行っている。私は応募したことはほとんどないのだが、今年は運だめしで送ってみる気になった。
といっても挑戦者は渡辺明三冠に決まってしまったので、あとは残り10局の勝敗予想のみとなる。
ちなみに私の8回戦の予想は以下だった(左側が先手、○数字は順位)。

○渡辺明三冠⑨(7勝0敗)VS●糸谷哲郎八段④(3勝4敗)
○広瀬章人八段③(4勝3敗)VS●佐藤天彦九段①(3勝4敗)
○羽生善治九段②(3勝4敗)VS●木村一基王位⑩(3勝4敗)
○稲葉陽八段⑧(3勝4敗)VS●佐藤康光九段⑤(4勝3敗)
○久保利明九段⑥(1勝6敗)VS●三浦弘行九段⑦(4勝3敗)

渡辺三冠は消化試合なので、気楽に指せる。勝敗に拘らない分のびのび指せるわけで、それがいい方向に行くと思った。
広瀬八段は現在王将戦挑戦手合い中ということもあり、充実している。不調気味の佐藤九段に勝つと思った。
羽生九段-木村王位戦は、木村王位が羽生九段に3連勝中だが、やはり羽生ブランドは絶大で、羽生九段の勝ちとした。
稲葉八段-佐藤九段戦も難しいが、稲葉八段が最近復調気味なのと、佐藤九段は前局に勝ってほぼ残留を決めたので、本局はやや緩むと思った。
久保九段は7回戦を終わって1勝6敗と信じられない成績である。さらに負けることが想像できなかったので、久保九段の勝ちとした。すなわち、この将棋だけ願望を入れた。
以上の予想で、当日消印有効の28日に投函した。そして29日(水)に8回戦が行われたのである。

当日はAbemaTVで渡辺三冠-糸谷八段戦の中継があった。私は将棋連盟ライブ中継アプリに契約していないので、情報源はこれと大型掲示板のコメントのみである。
渡辺三冠-糸谷八段戦は、糸谷八段の阪田流向かい飛車となった。これは難しい戦いだったが、夜に渡辺三冠が勝ち、1番手の勝ち名乗り。
さらに稲葉八段、広瀬八段も勝ったようだ。
羽生九段-木村王位戦はじっくりした戦いらしく、決着は深夜に及びそうだが、やや羽生九段の模様がいいらしい。
久保九段-三浦九段戦は、久保九段がよかったらしいがいまは逆転して、三浦九段が勝勢らしい。掲示板では気の早い人が「三浦○」で書き込みをしていた。お前はいっちーか。
それで私は風呂に入ったのだが、出てきたら、羽生九段、久保九段が勝ったようだった。久保九段は必敗のところを、大逆転のトン死で勝ったらしい。掲示板でも「クソ粘りしてみるものだ」「コンピューター同士の対局ではあり得ない終局」と大絶賛だった。いやホントに素晴らしい。
久保九段には「捌きのアーティスト」の異名があるが、私には「A級順位戦最終局のクソ粘り」のイメージのほうが強い。本局は8回戦だったが、こんな将棋を集めた実戦集を刊行してくれたら、私は買うような気がする。
というわけで結果的に、予想5局はすべて当たった。勝敗予想なんて運が8割だから、これは運がよかったと言うよりない。

①佐藤天彦九段 3勝5敗
②羽生善治九段 4勝4敗→残留
③広瀬章人八段 5勝3敗→残留
④糸谷哲郎八段 3勝5敗
⑤佐藤康光九段 4勝4敗→残留
⑥久保利明九段 2勝6敗→降級
⑦三浦弘行九段 4勝4敗→残留
⑧稲葉陽八段 4勝4敗→残留
⑨渡辺明三冠 8勝0敗→挑戦
⑩木村一基王位 3勝5敗

そして久保九段の降級が決まってしまった。だが本局の1勝は無駄ではない。最終局の結果如何で、来期B級1組の順位が1枚変わるからだ。
降級のもうひとりは3勝の3名で、危ない順に木村王位、糸谷八段、佐藤天九段となる。それぞれ別の棋士との対局なので、木村王位のみ残留は他力だ。
A級最終局は2月27日(木)に、静岡市「浮月楼」で行われる。
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折田アマの選択は正しかった

2020-01-29 12:08:58 | 将棋雑記
27日(月)に行われた棋士編入試験第3局、折田翔吾アマと山本博志四段の一戦は、折田アマの勝ち。折田アマは棋士四段まであと1勝となった。

先番・山本四段は三間飛車に振った。山本四段の十八番で、将棋はやはりこうでなくてはならない。ライバルの棋士に作戦は見せたくない、などとセコい考えで得意形を外すようでは、大成できない。
ところでこの日はAbemaTVで中継があったが、私は11時から外出することになっており、以後はトビトビで確認することになった。
序盤、折田アマは左美濃に組み、△6四銀から飛車を飛び出して、早くも有利に見えた。
まあ振り飛車は左辺の桂香を取られるのを覚悟の上のところがあるが、それは振り飛車側も飛車を捌けたらの話。本局は飛車が自陣に蟄居しているので、振り飛車の主張点がない。AbemaTVでは棋士の解説がなく、例の形勢バーが掲示されていたが、やはり後手有利の診断だった。
まさに折田アマの研究が炸裂した感があるが、不可解なのが山本四段である。いくら相手が研究してきたとはいえ、それは日常のことであろう。山本四段だってそれをかいくぐって棋士四段になったわけで、そこを簡単に不利になる理由が分からない。
折田アマは△6五銀を△6六銀とし、明快に銀交換。これが好手だったようで、さらに形勢が拡がった。アマ同士なら、もう折田アマ必勝である。
この後は2、3回局面を確認したが、いずれも折田アマ優勢。形勢はひっくり返らない雰囲気だった。以降は私もスマホで確認できない状態になったが、最終的には折田アマの勝利となった。この間、形勢逆転はなかったはずである。
私は26日の記事で、折田アマの言動を批判的に書いたが、3局を終わって快勝2局は見事である。結局数字がすべてで、これでは私の考えが間違っていたと認めざるを得ない。折田アマの資金調達法、勉強方法は正しかったということだ。
第4局は2月25日(火)で、本田奎五段が登場する。本田五段は棋王戦の挑戦手合の期間中だから力は入れないだろう、の声もあるが、本田五段はバリバリの若手だし、対戦相手や背景によって力加減を変えるということはすまい。
ここで折田アマが勝ったら誰にも文句を言わせず、堂々のプロ編入である。
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最近見た夢(2020-01-21、22、27、28)

2020-01-28 12:45:39 | 
最近見た夢を記しておく。
21日は、中国人が日本で、献血車のようなところで、肺炎の予防検査を受けている夢を見た。そんな内容のものを長々と見たのだが、詳細は忘れてしまった。夢は生もので、起きてからすぐにメモを取らないと、すぐ忘れてしまう。

22日も見応えのある夢を見た。
だが例によって内容を忘れてしまった。何かをどこかで何かするのだが、それが大方クリアできて安心する、というものだった。
あと、親戚の女性(母の姉の娘。つまりいとこ)が出てきた。彼女とは私が小学生の時を最後に会っていないから記憶がその時のままだが、とにかく出できた。

続いて27日に見た夢。
私は地下鉄に乗ろうとした。改札は有人で、駅員がパンチを入れてくれるものである。
だが電車が入線してきて、私は少しでも早く乗るために、セルフで日付印を捺してホームに駆けこんだ。が、間に合わなかった。
妙に足元が寒い。これは現実の世界がそうで、布団がうまくかかっていないのだろう。その解決方法を夢の中で教えてもらう。布団を足元にやるといいみたいだ。
私は古新聞をまとめていた。新聞の将棋欄は竜王戦だったが、久しぶりに観戦記のスクラップを始めようかと思った。
私は喉が渇いたが、台所では、隣家に住んでいる叔母が洗い物をしていた。すると自宅裏になぜか新しい勝手口ができていて、しかもそこに小さな洗い場が設けてあった。そこで私は水を飲んだ。
また足元が寒い。それを防ぐ方法をまた教えてもらった。
また地下鉄に来た。また電車が入線している。今度は傍らにいたOL3人もセルフで日付印を捺し駆けこみ入場したが、やはり間に合わなかった。
もっと早く電車に乗れる方法があるはず……とOLは言い、私も同感だと思った。
というところで、目覚まし時計に起こされた。

そして今日28日に見た夢である。
今回も見応えのある夢だった。ただしこれも、かなりのシーンを忘れてしまった。
こういう職業があるかどうか知らないが、私は画家に絵画制作を依頼する営業部員だった。
だが簡単に依頼できるわけもなく、営業は苦戦。ある怪しい風俗店に行き心当たりを紹介してもらったが、紹介されたそれはやはり危ないものだった。
場面変わって、私は立川あたりから長距離フェリーに乗った。同行の営業部員は男性だったか女性だったか分からない。
フェリーの中には大学の教室みたいなところがあり、女子大生の3人組が2組いた。
私たちは彼女の近くに座ったが、同行者が彼女らとお近づきになりたいようで、同行者は美術雑誌を取り出して何事か話しかけた。
また場面変わって、画家に制作を依頼できない私は、上司に秘密で、自分で有名画家風の絵画を描いてしまった。
その絵画を見た上司は、それを評価し、見積もりを私に聞いてきたが、当然私は答えられない。その場で電話をかけるよう言われたが、私はかけようがない。
それで、いまは使われていない電話番号に電話をかける――というところで、何となく目が覚めた。


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谷口女流三段の奮起を望む

2020-01-27 00:14:55 | 女流棋戦
第46期女流名人戦五番勝負は里見香奈女流名人と谷口由紀女流三段の戦いとなっている。
谷口女流三段はリーグ戦を8勝1敗のぶっちぎりで優勝。リーグ戦では伊藤沙恵女流三段を破ったから、十分挑戦の価値はある。
私は長いこと谷口女流三段のファンだったが、―それは「室谷女流二段」がタイトル戦に登場した時、会社を半休して現地の解説会に行くほどだったが―彼女が2年前に結婚してしまい、ファン離脱。はっきり言ってこの五番勝負は、どちらが勝ってもよかった。
ただし里見女流名人は実力奨励会三段で、棋士四段に遜色ない。今回も谷口女流三段が1勝すれば上出来、の感じで見た。もっとも谷口女流三段の意気込みはすごく、将棋世界誌で「なりふり構わず勝ちにこだわる」を強調し、当然ながらタイトル奪取を目論んでいた。
第1局は19日(日)に行われ、谷口女流三段の先手で相振り飛車となった。私には相振り飛車はまったく分からないが、谷口女流三段が金無双に組んだのがやや意外だった。というのは、相振り飛車は金無双より美濃囲いが優る、とどこかで聞いたことがあるからだ。
将棋は飛車交換になったが、美濃囲いに低く収まっている里見陣に不満なし。以後も巧みに指して、優位を拡大していった。
そして76手目、里見女流名人が△3六同銀と進出した手に対して、谷口女流三段が▲4九玉と避難した手がマズかったようである。
ここ、私のようなビビリというか、ほとんどのアマがこわごわながら▲3七歩と打つと思う。だが深く読み過ぎた谷口女流三段は▲4九玉と逃げてしまった。これは玉が囲いから逃げ出す形となり、よくない。
将棋はその後、谷口女流三段が▲5六角と飛車取りに打つも、△5五金が飛車角両取りの切り返し。以下お互い飛車を取りあって谷口女流三段投了という、何とも締まらない終局となってしまった。
投了図は谷口陣が左右挟撃形なのに対し、里見陣の高美濃囲いは手つかず。これが両者の実力差を表しているようで、谷口女流三段の前途多難を思わせた。

そして第2局は26日(日)に行われた。先番里見女流名人は3手目に居飛車の明示。里見女流名人は振り飛車党だが、もう居飛車でも何でも指せるのだ。
谷口女流三段はゴキゲン中飛車を取り、里見女流名人は急戦策に出たが、途中から穴熊に潜る余裕ができた。
ただ中盤までは谷口女流三段も十分に見えたが、角交換から▲8六歩と桂取りに打たれてみると、谷口女流三段が忙しい。
里見女流名人はさらに▲6四桂~▲7二桂成と、金桂交換の駒得を果たす。そして▲8五歩と桂を取りきっては、女流名人の金得である。同日に放送されたNHK杯ではないが、カナ駒1枚の損得になっては、容易に形勢はひっくり返らないものだ。しかも得した側は里見女流名人である。果たして以下は、里見女流名人の快勝、というか完勝となった。
さて2番終わって女流名人の2勝0敗は、予想通りとはいえ挑戦者には厳しい結果である。以前当ブログに書いたことだが、現在の将棋界は誰が挑戦者になっても、里見女流名人(四冠)か西山朋佳女流三冠(奨励会三段)にタイトルが収まる確率が高い。これは勝負の世界において、恐ろしくつまらないものである。
ただこの2局、谷口女流三段はいかにも内容が悪い。里見女流名人が強いとはいえ、こんなに離される将棋ではない。何か、気合が空回りして、よそ行きの将棋を指している印象を受ける。
第3局、先手番の谷口女流三段は、何がなんでも勝たねばならない。次に負けたら、「ストレート負けならオレにもできる」という、私一流のイヤミが出てしまう。もうすべてを忘れて、せめて一手違いの熱戦にしてほしい。せっかく、10人のリーグを代表して登場したのだから。
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