23日(火)は、第61期王位戦挑戦者決定戦・永瀬拓矢二冠VS藤井聡太七段戦があった。
私は現在、昼に「バイキング」(フジテレビ)を見ているが、その日はたまたま午後1時過ぎも見た。すると突然将棋コーナーになり、佐藤紳哉七段と鈴木環那女流二段が出演して、びっくりした。そのときの模様をここに記してみたい。
まずは20日に行われた、竜王戦ランキング戦3組決勝・杉本昌隆八段VS藤井聡太七段戦の模様。
ここでフリップが用意され、佐藤七段は「師匠の和服は“本気モード”の表れ」、鈴木女流二段は「藤井七段のセンスは“師匠への敬意”」のコメントが記されていた。
佐藤七段はそれについて説明するが、今日もしっかりカツラをかぶっていて、私はそれをどうするのか気が気でなく、コメントが入ってこない。
鈴木女流二段は、藤井七段は、杉本八段が七段時代の扇子を持参していたと述べた。
鈴木女流初段は、NHKなどでは不自然なほど発音がキッチリしているが、ここでは自然な感じで、とても好感が持てる。
続いて、ABEMAの企画対局で藤井七段が大笑いしているシーンが流れた。
これが、ネット上で噂になっていた映像か。
私はABEMAの企画対局は観たことがないのである。公式戦以外は棋士も本気を出していないと考えるから、見る気が起こらないのだ。それはともかくこの画は確かに貴重で、この藤井七段の表情を引き出しただけでも、ABEMAはこの企画をやった甲斐があったというべきだろう。
話はMC・坂上忍のリードで話が進む。
ゲストの甲斐よしひろは将棋飯に詳しく、「ほそ島や」「紫金飯店」と、棋士御用達のお店をサラサラと述べる。これには感心した。
もうひとりのゲスト・ミッツマングローブは言葉を継ぎはぎしてコメントしている感じで、将棋界に興味はないなと思った。
「髪伸びた?」
と坂上忍。佐藤七段に問うている。
「はい、今日は短めなんですけど、黒髪で」
「じゃあ、あとで」
何か、坂上忍は佐藤七段の秘密を知っているみたいだった。
やっと王位戦の話になった。またフリップが出され、永瀬拓矢二冠の情報が掲示される。
永瀬二冠はバナナが好物なことから、「バナ永瀬」といわれているらしい。そんな言われ方をしているとは知らなかった。
「将棋に才能は関係なく、努力がすべて」という、永瀬二冠の持論が紹介された。
続いて昼食の報告である。今日はどちらも、鳩やぐらの肉豆腐キムチ定食だったらしい。
「相手にあまり気を遣わなかったんですね、今日は」と甲斐よしひろ。これはたぶん、8日の棋聖戦第1局での昼食メニューに関連している。甲斐よしひろは本当に将棋飯に詳しい。
ちなみに鈴木女流二段はこの定食を食べたことがあるらしい。それはいいが、鈴木女流二段の前に置かれているネームプレートの位置が高く、鈴木女流二段の容姿が隠れてしまっているのは痛い。
画面の右下には、「藤井七段 現在対局中!」のテロップが貼られている。改めて、昼のワイドショーに将棋が取り上げられていることの不思議を思う。まさに藤井七段さまさまで、は、将棋界は藤井七段に足を向けて寝られないだろう。
今後藤井七段に期待できることとして、またフリップが掲げられる。
佐藤七段は「前人未到の“八冠”を成し遂げる可能性がある唯一の棋士」、鈴木女流二段は「これからは藤井聡太の時代になる。将棋界全体が期待している」とした。
「藤井七段の強さってなんですか?」
と、坂上忍が聞く。これは私も聞いてみたかったところで、坂上忍はいい質問をした。
「終盤でのギリギリの強さだと思います」
と佐藤七段。やはりそういうことになるのだろう。
最後に、坂上忍が佐藤七段の秘密の暴露を促した。甲斐よしひろとミッツ・マングローブはそれを知らなかったみたいだ。レギュラーコメンテーターのヒロミは知っていた感じだ。
佐藤七段が「ビックリポン!」と言ってカツラを取る。しかしスタジオ内はシーンとしており、意外とウケなかった。笑っていいものかどうか、迷ったのだと思う。
将棋は藤井七段の快勝となった。永瀬二冠は先の棋聖戦に続いての敗戦で、これはショックだっただろう。この高校生がいなければ四冠の可能性もあったわけで、もはや藤井七段は目の上のタンコブだろう。
さて、王位戦七番勝負は7月1日開幕。藤井七段の戦いが楽しみである。
なお29日のバイキングは、山口恵梨子女流二段が登場した。28日に指された棋聖戦第2局の解説のためで、山口女流二段のそれは素人にも分かりやすく、とても好感が持てた。
私は現在、昼に「バイキング」(フジテレビ)を見ているが、その日はたまたま午後1時過ぎも見た。すると突然将棋コーナーになり、佐藤紳哉七段と鈴木環那女流二段が出演して、びっくりした。そのときの模様をここに記してみたい。
まずは20日に行われた、竜王戦ランキング戦3組決勝・杉本昌隆八段VS藤井聡太七段戦の模様。
ここでフリップが用意され、佐藤七段は「師匠の和服は“本気モード”の表れ」、鈴木女流二段は「藤井七段のセンスは“師匠への敬意”」のコメントが記されていた。
佐藤七段はそれについて説明するが、今日もしっかりカツラをかぶっていて、私はそれをどうするのか気が気でなく、コメントが入ってこない。
鈴木女流二段は、藤井七段は、杉本八段が七段時代の扇子を持参していたと述べた。
鈴木女流初段は、NHKなどでは不自然なほど発音がキッチリしているが、ここでは自然な感じで、とても好感が持てる。
続いて、ABEMAの企画対局で藤井七段が大笑いしているシーンが流れた。
これが、ネット上で噂になっていた映像か。
私はABEMAの企画対局は観たことがないのである。公式戦以外は棋士も本気を出していないと考えるから、見る気が起こらないのだ。それはともかくこの画は確かに貴重で、この藤井七段の表情を引き出しただけでも、ABEMAはこの企画をやった甲斐があったというべきだろう。
話はMC・坂上忍のリードで話が進む。
ゲストの甲斐よしひろは将棋飯に詳しく、「ほそ島や」「紫金飯店」と、棋士御用達のお店をサラサラと述べる。これには感心した。
もうひとりのゲスト・ミッツマングローブは言葉を継ぎはぎしてコメントしている感じで、将棋界に興味はないなと思った。
「髪伸びた?」
と坂上忍。佐藤七段に問うている。
「はい、今日は短めなんですけど、黒髪で」
「じゃあ、あとで」
何か、坂上忍は佐藤七段の秘密を知っているみたいだった。
やっと王位戦の話になった。またフリップが出され、永瀬拓矢二冠の情報が掲示される。
永瀬二冠はバナナが好物なことから、「バナ永瀬」といわれているらしい。そんな言われ方をしているとは知らなかった。
「将棋に才能は関係なく、努力がすべて」という、永瀬二冠の持論が紹介された。
続いて昼食の報告である。今日はどちらも、鳩やぐらの肉豆腐キムチ定食だったらしい。
「相手にあまり気を遣わなかったんですね、今日は」と甲斐よしひろ。これはたぶん、8日の棋聖戦第1局での昼食メニューに関連している。甲斐よしひろは本当に将棋飯に詳しい。
ちなみに鈴木女流二段はこの定食を食べたことがあるらしい。それはいいが、鈴木女流二段の前に置かれているネームプレートの位置が高く、鈴木女流二段の容姿が隠れてしまっているのは痛い。
画面の右下には、「藤井七段 現在対局中!」のテロップが貼られている。改めて、昼のワイドショーに将棋が取り上げられていることの不思議を思う。まさに藤井七段さまさまで、は、将棋界は藤井七段に足を向けて寝られないだろう。
今後藤井七段に期待できることとして、またフリップが掲げられる。
佐藤七段は「前人未到の“八冠”を成し遂げる可能性がある唯一の棋士」、鈴木女流二段は「これからは藤井聡太の時代になる。将棋界全体が期待している」とした。
「藤井七段の強さってなんですか?」
と、坂上忍が聞く。これは私も聞いてみたかったところで、坂上忍はいい質問をした。
「終盤でのギリギリの強さだと思います」
と佐藤七段。やはりそういうことになるのだろう。
最後に、坂上忍が佐藤七段の秘密の暴露を促した。甲斐よしひろとミッツ・マングローブはそれを知らなかったみたいだ。レギュラーコメンテーターのヒロミは知っていた感じだ。
佐藤七段が「ビックリポン!」と言ってカツラを取る。しかしスタジオ内はシーンとしており、意外とウケなかった。笑っていいものかどうか、迷ったのだと思う。
将棋は藤井七段の快勝となった。永瀬二冠は先の棋聖戦に続いての敗戦で、これはショックだっただろう。この高校生がいなければ四冠の可能性もあったわけで、もはや藤井七段は目の上のタンコブだろう。
さて、王位戦七番勝負は7月1日開幕。藤井七段の戦いが楽しみである。
なお29日のバイキングは、山口恵梨子女流二段が登場した。28日に指された棋聖戦第2局の解説のためで、山口女流二段のそれは素人にも分かりやすく、とても好感が持てた。