きょうは2022年度最終日。昨年に続いて、第50回将棋大賞の各賞を予想してみる。
まず、記録部門はほぼ確定している。なお、昨年は土壇場でNHK杯予選の結果が加わり、連勝賞の棋士が替わったが、今年の上位の棋士は、すべて連勝が完了しているから大丈夫だ。
最多対局賞…服部慎一郎五段(初)68局
最多勝利賞…藤井聡太竜王(4年連続5回目)53勝
勝率一位賞…藤井聡太竜王(5回目)0.828(53勝11敗)
連勝賞…渡辺和史六段(2年連続2回目)、服部慎一郎五段(初)15連勝(4月3日註:渡辺六段のNHK杯予選3連勝が加わり、18連勝で単独の獲得となった。そうかそうか、連勝が止まっていても、その中に連勝が加算されるケースがあるのだった。またもウソを書いてしまったことを深くお詫びします)
女流最多対局賞…西山朋佳女流三冠(初)65局
続いて予想。
最優秀棋士賞…藤井聡太竜王
特別賞…藤井聡太竜王
優秀棋士賞…該当者なし
敢闘賞…羽生善治九段
新人賞…服部慎一郎五段
最優秀女流棋士賞…里見香奈白玲・清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花
優秀女流棋士賞…西山朋佳女王・女流名人・女流王将
東京将棋記者会賞…谷川浩司十七世名人
升田幸三賞…思いつかず
名局賞…第48期棋王戦第3局 渡辺明棋王VS藤井聡太竜王
名局賞特別賞…第72期王将戦七番勝負 藤井聡太竜王VS羽生善治九段
女流名局賞…第49期女流名人戦第4局 伊藤沙恵女流名人VS西山朋佳女王・女流王将
最優秀棋士賞は藤井竜王で文句なし。叡王防衛、棋聖防衛、王位防衛、竜王防衛、王将防衛、棋王奪取、銀河戦優勝、日本シリーズ優勝、朝日杯優勝、NHK杯優勝。1年で10回も優勝するなんて、聞いたことがない。
特別賞も合わせてあげたい。同一の棋士には受賞はないのだろうが、何か+αの賞を差し上げたい。
優秀棋士賞は、名人防衛の渡辺明名人か王座防衛の永瀬拓矢王座なのだろう。しかし渡辺名人は棋王戦を、永瀬王座は棋聖戦を、藤井竜王に敗れているのがマイナス点。今年は該当者なし。
敢闘賞は羽生九段にした。タイトル99期、永世七冠の羽生九段にいまさら敢闘賞もないが、先の王将戦は見応えがあった。まさに敢闘賞だった。
新人賞は、新人王、王位リーグ入り、王将リーグ入り、順位戦C級1組昇級の服部五段で文句なし。
最優秀女流棋士賞と優秀女流棋士賞は、タイトル数の差で、それぞれ里見女流五冠、西山女流三冠とした。
東京将棋記者会賞は、受賞者の受賞理由が毎年分からないのだが、今回は、2022年5月に十七世名人を襲位した谷川十七世名人としたい。まあ本音は藤井竜王なのだが、そうもいかんのだろう。
升田幸三賞は、よく分からなかった。
名局賞は、渡辺棋王と藤井竜王が激突した、棋王戦第3局とした。息詰まる中盤戦、二転三転した終盤戦、まさかの結末は、名局賞にふさわしい。
なお、同特別賞として第72期王将戦七番勝負を挙げた。第6局はちょっとアレだったが、第5局までは名局揃い。勝因は「先手番だったから」ともいえそうで、両者の技量が存分に発揮されたシリーズだったと思う。
女流名局賞は、伊藤女流名人VS西山女流二冠の女流名人戦第4局とした。見応えのある中盤戦から、伊藤玉が敵陣に逃げる展開になる。その伊藤玉を強引に召し取る西山女流二冠の豪腕が光った。
以上、当たるも八卦、当たらぬも八卦。
まず、記録部門はほぼ確定している。なお、昨年は土壇場でNHK杯予選の結果が加わり、連勝賞の棋士が替わったが、今年の上位の棋士は、すべて連勝が完了しているから大丈夫だ。
最多対局賞…服部慎一郎五段(初)68局
最多勝利賞…藤井聡太竜王(4年連続5回目)53勝
勝率一位賞…藤井聡太竜王(5回目)0.828(53勝11敗)
連勝賞…渡辺和史六段(2年連続2回目)、服部慎一郎五段(初)15連勝(4月3日註:渡辺六段のNHK杯予選3連勝が加わり、18連勝で単独の獲得となった。そうかそうか、連勝が止まっていても、その中に連勝が加算されるケースがあるのだった。またもウソを書いてしまったことを深くお詫びします)
女流最多対局賞…西山朋佳女流三冠(初)65局
続いて予想。
最優秀棋士賞…藤井聡太竜王
特別賞…藤井聡太竜王
優秀棋士賞…該当者なし
敢闘賞…羽生善治九段
新人賞…服部慎一郎五段
最優秀女流棋士賞…里見香奈白玲・清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花
優秀女流棋士賞…西山朋佳女王・女流名人・女流王将
東京将棋記者会賞…谷川浩司十七世名人
升田幸三賞…思いつかず
名局賞…第48期棋王戦第3局 渡辺明棋王VS藤井聡太竜王
名局賞特別賞…第72期王将戦七番勝負 藤井聡太竜王VS羽生善治九段
女流名局賞…第49期女流名人戦第4局 伊藤沙恵女流名人VS西山朋佳女王・女流王将
最優秀棋士賞は藤井竜王で文句なし。叡王防衛、棋聖防衛、王位防衛、竜王防衛、王将防衛、棋王奪取、銀河戦優勝、日本シリーズ優勝、朝日杯優勝、NHK杯優勝。1年で10回も優勝するなんて、聞いたことがない。
特別賞も合わせてあげたい。同一の棋士には受賞はないのだろうが、何か+αの賞を差し上げたい。
優秀棋士賞は、名人防衛の渡辺明名人か王座防衛の永瀬拓矢王座なのだろう。しかし渡辺名人は棋王戦を、永瀬王座は棋聖戦を、藤井竜王に敗れているのがマイナス点。今年は該当者なし。
敢闘賞は羽生九段にした。タイトル99期、永世七冠の羽生九段にいまさら敢闘賞もないが、先の王将戦は見応えがあった。まさに敢闘賞だった。
新人賞は、新人王、王位リーグ入り、王将リーグ入り、順位戦C級1組昇級の服部五段で文句なし。
最優秀女流棋士賞と優秀女流棋士賞は、タイトル数の差で、それぞれ里見女流五冠、西山女流三冠とした。
東京将棋記者会賞は、受賞者の受賞理由が毎年分からないのだが、今回は、2022年5月に十七世名人を襲位した谷川十七世名人としたい。まあ本音は藤井竜王なのだが、そうもいかんのだろう。
升田幸三賞は、よく分からなかった。
名局賞は、渡辺棋王と藤井竜王が激突した、棋王戦第3局とした。息詰まる中盤戦、二転三転した終盤戦、まさかの結末は、名局賞にふさわしい。
なお、同特別賞として第72期王将戦七番勝負を挙げた。第6局はちょっとアレだったが、第5局までは名局揃い。勝因は「先手番だったから」ともいえそうで、両者の技量が存分に発揮されたシリーズだったと思う。
女流名局賞は、伊藤女流名人VS西山女流二冠の女流名人戦第4局とした。見応えのある中盤戦から、伊藤玉が敵陣に逃げる展開になる。その伊藤玉を強引に召し取る西山女流二冠の豪腕が光った。
以上、当たるも八卦、当たらぬも八卦。