一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

きょうは社団戦第2日目!

2011-07-31 00:20:15 | 社団戦
日付変わって、きょう31日(日)は、社団戦の第2日目である。
前回のLPSA星組は、3勝1敗。16チーム中3位という好スタートを切った。
しかしこのペースで行けば、最終日を終わって11勝4敗。これでは、昇級確定とはいいがたい。よって、どこかで前回以上の成績、すなわち4勝0敗を取る必要がある。それが今回である(相手が弱いからという意味ではない)。
リーグ表を見ると、きょうの4回戦で、「将棋ペンクラブ」と当たる。社団戦は1局もおろそかにできない真剣勝負だが、将棋ペンクラブは、「もしLPSAがこの世に存在せず、私が社団戦に参加したとしたら所属していたかもしれないチーム」であり、その意味では楽しんで指せる対戦である。
将棋ペンクラブには、LPSA芝浦サロンにも行ったことがある、A幹事が参戦している。先日サロンで会ったときには、「社団戦で指しましょう」と約束をした。
むろん対戦するかどうかは分からぬが、そこはそれ、Y監督の粋な計らいがあれば、A氏対一公という、夢の対戦も実現しよう。なにしろ、LPSA星組が将棋ペンクラブと対戦するのは、今回が最初で最後なのだ。
また今回はLPSAチームが、準備と後片付けの当番に入っている。こんなのやりたくないから、本当は1日バックレたいのだが、星組は出場選手もギリギリで、そうもいかないようだ。
ではこれからゆっくり眠って、個人的にも4勝0敗と行こう。いや、行く。
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LPSA芝浦サロン・島井咲緒里女流初段2・チョコレート勝負第1局

2011-07-30 00:14:12 | LPSA芝浦サロン
1月21日(金)のLPSA芝浦サロンは島井咲緒里女流初段の担当だった。島井女流初段は1月5日(水)も担当で、私もサロンに出向いたのだが、指導対局が満員だったため、そのまま回れ右をして帰宅した。
しかしそのときから体調がおかしく、このときすでにインフルエンザに罹っていたと思われる。もし5日に島井女流初段と指していたら、彼女にインフルエンザをうつしていたかもしれず、あぶないところだった。
17日(月)からウチの仕事の終業時間が午後6時になり、サロンに入ったのは7時ちょっと前だった。先客は、Kur氏、Si氏ら。
島井女流初段に新年の挨拶を交わし、早速指導対局に入る。
私の居飛車明示に島井女流初段は△4二飛。△6二王の次に△7二銀と上がり、早くも穴熊を放棄した。私は▲5七銀左。島井女流初段は、相手が急戦でくるときは、△3二銀型で待つ。何かのときに△4五歩と突き、角を交換してしまう狙いだ。9筋の端歩を突きあって、△5四歩。
この形になれば私が必ず指す手がある。▲9七角の山田流がそれだった。
以前櫛田陽一六段がLPSA金曜サロンの手合い係をしていたとき、
「私が△3二銀型で△5四歩と突かないのは、この手があるから」
と語ったことがある。
この局面で▲9七角と指す女流棋士は、清水市代女流六段と貞升南女流1級ぐらいしかいないと思うが、私は自信を持って着手した。もっとも、ほかの女流棋士は「スキあらば穴熊」なので、急戦自体指さない。
△4一飛に▲7九角。従来は▲8六角といったん上がって▲6八角と引き2四に利かせたが、現在は一手早く引く▲7九角が発見され、こちらが主流になっている。
かつて私がこの手を指したとき、櫛田六段に
「よく知ってますねー。ウエヤマさんは知りませんよ」
と、妙なホメ方をされたものだ。しかしさすがにウエヤマ先生は、この手をご存じだった。

ここで島井女流初段の指し手を注目した。ふつうは△4五歩だろう。以下▲6六銀△6四歩▲2四歩△同歩▲同角△4四角…ぐらいが相場か。
ところがここからの島井女流初段の3手は、私の読みにまったくない手だった。

△4二角▲6六銀△3三銀

このままでは▲7九角が2四に利かないので、下手は▲6六銀が必須となる。
ということは、上手はわざわざ△4五歩と▲6六銀の交換をする必要もないわけだ。上手が何を指しても、下手は次に▲6六銀と指すのだから。
そこで島井女流初段が△4二角と引いたのが意味深長な手。さらに私の▲6六銀には△3三銀と上がって、ガッチリ2筋を守ったのだ。
見たことのない手だが、何と、これで下手から指す手がないのに驚いた。
指す手がない、は大袈裟で、実際は下手にも指す手がいっぱいあるのだろう。しかしこの3手にショックを受けたのは確かである。
島井女流初段が▲9七角戦法を受けたことはあまりないはずだ。たぶん研究もしていなかったと思う。
それでいて、島井女流初段はサラッと、この3手を指した。私はここに、島井女流初段の才能を見た。
△3三銀の局面は互角。しかし対局中に、こんなに相手に感心していては勝てない。
中盤以降も島井女流初段の捌きが冴える。▲4二歩成、と5一の飛車取りに成ったが、島井女流初段に待ってましたとばかり△5七飛成と切られ、返す刀で△3九角と打たれては、私も投了するしかなかった。文字どおりの、完敗だった。
局後、あの3手は経験があるのかと問うたら、
「思いつきで…」
と、事もなげに言った。そうだったのか…。いや、まいった。
感想戦が一息ついたころ、右で指しているSi氏が、
「島井先生とは何を賭けるんですか?」
と言った。
「しっ…これ以上対局者が増えると…島井先生は知らないんですから」
私は慌てて声をひそめる。
「?」
島井女流初段は怪訝そうだ。
「あ、いや…今年は何人かの女流棋士とお酒を賭けて勝負をしてまして…。宏美先生とはワイン、船戸先生とはマッカラン、松尾先生とは芋焼酎です」
私は島井女流初段に説明した。
「ああ…負けると、罰ゲームなんですか」
「そうですね、私がプレゼントするわけです。先生が負けても罰はありません。先生ともやりましょう。12局指して5勝7敗なら私の勝ち、4勝8敗なら先生の勝ちになります。先生への賞品はリラックマにしましょうか」
「リラックマは部屋じゅうにあふれてるんですよ。でも私はお酒はあまり飲まないし…甘いものがいいです」
「じゃあ『チョコレート勝負』にしましょう、とりあえず」
「それは張り合いが出ますねェ」
「今回の勝負の結果も入れますから」
「そうですか。ふふっ」
というわけで、島井女流初段とは「チョコレート勝負」が始まったのだった。
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LPSA芝浦サロン・船戸陽子女流二段9・マッカラン勝負第1局

2011-07-29 00:15:59 | LPSA芝浦サロン
1月17日(月)のLPSA芝浦サロン、中倉宏美女流二段との指導対局は終わったが、手合い係に船戸陽子女流二段がいるので、1局指したいところである。
駒込金曜サロンでは、会員(客)が大勢いたので手合い係も大忙しだったが、芝浦サロンのそれは幸か不幸か、片手間でもできるものである(失礼)。
船戸女流二段は風邪が治っていないようだったが、それはそれでそそられるものがあり、私も風邪が完治していなかったのだが、ついムラムラして指導対局を申し込んでしまった。
ほかに船戸女流二段と指す会員はいなかったので、1対1の対局となる。1月3日に行われた「LPSA新春将棋大会」では、船戸女流二段と本気対局の幸運に恵まれたが、それに続いてのサシの勝負となった。
私の前に、船戸女流二段がすわる。これも1対1の勝負の余得だ。船戸女流二段はほとんどスッピンだったが、それゆえゾクッとする美しさだった。
「(今年は私とも)マッカラン勝負ですか?」
船戸女流二段がいう。こちらが何もいわないのに、先方からの宣戦布告である。
たぶん船戸女流二段は、私とのマッカラン勝負は、どうでもよかった。ただ、松尾香織女流初段と昨年、マッカラン勝負を繰り広げたのが、船戸女流二段にはどうにもおもしろくなかったのだ。
「大沢さん、私のファンと言っていながら、松尾さんとだけマッカラン勝負をするなんて、私のプライドが許さないッ!」
船戸女流二段は、こんな気持ちではなかったか。
フフッ…そんな船戸女流二段がまたかわいらしい。私はもちろん快諾する。
「ああ、やりますか? じゃあ、今年12局指すとして、まあ船戸先生とはすぐに12局いくと思いますけど、私が5勝7敗だったらセーフ。4勝8敗だったら船戸先生にマッカランを進呈します」
と、遠くから棋友氏が
「ワインのほうがいいんじゃない?」
という。
「まあどっちでも、振り替え可能にしますから」
という話があって、対局開始。
2011年マッカラン勝負第1局は、私の▲2六歩からスタート。8手目、船戸女流二段が△4三銀だったので雁木に組むと思い、11手目に▲7八金と上がる。対して船戸女流二段が中飛車に振ったのに、意表を衝かれた。
「中飛車か…」
「だって▲7八金と上がったから」
一本取られたが、序盤の手順前後はいくらでも修正が利く。私は玉頭位取りに舵を取った。
対局中の船戸女流二段は、鼻をグズグズさせ、「ううん…」と声を発する。それがなんとも悩ましげで、私は盤面に集中するのに苦労した。
船戸女流二段が席を外す。ふ~っ。極限の緊張感から解放された感じだ。
船戸女流二段が戻ってくると、礼儀正しく「失礼しました」といって、再び私の前にすわった。なんだか、公式戦を指しているようだった。
将棋は船戸女流二段が穴熊に囲ったが、△6四歩と突きあげたのがどうだったか。私は▲同歩△6五歩に▲5七銀と引き(▲6五同銀右もあった)、△5三飛浮きに▲3四歩△4二角▲2二歩から桂得を確定し、優勢を意識した。
私は対居飛車穴熊は大嫌いだが、振り飛車穴熊は大歓迎である。振り穴はちっとも固いとは思わない。中盤、▲3三飛成(下の局面)としたところでは、次の▲5三歩成りが受からず、下手必勝。実戦もそのように進み、私の快勝となった。

上手・船戸女流二段:1二香、1三歩、2四歩、2五桂、4五歩、5五歩、6一飛、6二金、7一金、7三歩、7五角、8一桂、8二銀、8三歩、9一王、9二香、9三歩 持駒:銀、歩
下手・一公:1七歩、1九香、2一と、2九桂、3三竜、3七歩、4二と、4七歩、5四歩、6四歩、6五銀、6七金、7七角、7八金、8七歩、8八玉、8九桂、9五歩、9九香 持駒:銀、歩
(▲3三飛成まで)

これで幸先のいい1勝。船戸女流二段とはこれまでほぼ指し分けの戦績なので、早くもマッカラン回避の可能性が濃厚となった。
…と考えたのが、浅はかだった。
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LPSA芝浦サロン・中倉宏美女流二段3・ワイン勝負第1局

2011-07-28 00:11:41 | LPSA芝浦サロン
1月17日のLPSA芝浦サロンは中倉宏美女流二段の担当だった。17日は月曜日。サロンへは原則的に金曜日にお邪魔するのだが、7日(金)の宏美女流二段担当のときに予約を入れながら休んでしまったので、宏美女流二段には借りがある。そこで異例ながら、中二日で月曜もお邪魔したのだった。
本日の手合い係は船戸陽子女流二段。いつもは大庭美樹女流初段なので珍しいが、船戸女流二段はマンデーレッスンSの講師でもあり、月曜日は毎週LPSAに来ているのかもしれない。
私は午後6時まで仕事だったので、サロンでの時間が少ない。早速宏美女流二段との指導対局に入る。
「今年もよろしくお願いします」
開始の前に、改めて新年の挨拶。ちょっと緊張した一瞬だった。
▲7六歩△3四歩▲6六歩△8四歩▲6八銀△6二銀▲5八飛。
宏美女流二段は居飛車対振り飛車の対抗形を得意とする。言い換えれば、相居飛車系の将棋はあまり好きでない。そこを衝いて7手目に▲7八金と上がり相矢倉を目指す手はあったが、そこまでしなくても…というわけで、私は中飛車に構えた。
作戦が決まれば、宏美女流二段の穴熊明示まではいつものとおり。数手後、私は▲6四歩~▲5五歩から▲4五桂と角取りに跳ねる。やむない△2四角に▲5四歩と垂らして銀桂交換の駒得が確定し、バカによくなったと思った。

△4五銀▲同銀△5七桂▲5三歩成△4九桂成▲同銀△5七金▲2五銀(疑問手)△5八金▲同銀△3三桂…以下、76手で宏美女流二段の勝ち。

▲5三歩成が受からぬから下手優勢と信じた。宏美女流二段は△4五銀と銀桂交換に甘んじる。これで後続があるのかと思いきや、△5七桂と両金取りに打たれて驚いた。
俗にいう、桂馬のふんどしである。ヒロミのふんどし…。指されてみれば当然の一手だが、1秒も読んでいなかった。このとき、この将棋は負けると思った。
しかしいま思えば、先に駒得をしているので、そんなに悲観する必要もなかったようだ。私は予定どおり▲5三歩成としたが、▲5九金左だったか。
宏美女流二段はスピード重視で△4九桂成。しかしここは△6九桂成もあったと思う。
本譜は▲4九同銀に△5七金のイモ金が、また意表を衝く手だった。このとき思ったのだが、どうも宏美女流二段と私は、読みの波長が合わない。宏美女流二段は顔に似合わず、けっこう重たい手を指すことがあり、これに混乱させられることがしばしばある。
△5七金も一目ありがたく感じたが、▲8八飛は△4七金と寄られ、次の△4六角が厳しい。そこで私は▲2五銀と打ったのだが、これはハッキリ悪手だった。代わる手もむずかしいが、こんなところに貴重な銀を打つ手はなかった。
宏美女流二段、飛車を取り、△3三桂。俗にいう、パンツを脱いだ手である。今度はパンツを脱いだヒロミ…。この手も完全に、うっかりしていた。
ここで私は戦意を喪失した。以下は指してみただけである。▲5五玉に△1五竜と引かれ、次の△3五竜と△6五金が受からない。まあ、まだ粘る手はあったのだが、公式戦じゃあるまいし、いたずらに手数を伸ばしてもしょうがない。ここで私は投了した。
さて、先週松尾香織女流初段とは芋焼酎勝負を始めたわけだが、宏美女流二段とはどうしようか。直訴はされていないが、今年は宏美女流二段とも何かの勝負を始めなければいけないと思う。宏美女流二段は最近ワインに凝っているというから、さしずめ「ワイン勝負」になろうか。
その暁には、この本局の負けも組み込もうと思った。ナニ、まだ先は長い。これも余裕のうちである。
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LPSA芝浦サロン・松尾香織女流初段5・芋焼酎勝負第1局

2011-07-27 00:36:39 | LPSA芝浦サロン
2011年1回目のLPSA芝浦サロンは、1月14日(金)に行った。その前の週の7日は中倉宏美女流二段の担当だったが、私がインフルエンザに罹り、無念の休み。
バカも風邪はひくのである。こんなケースは初めてで、残念だった。
14日の担当は、松尾香織女流初段。前年のマッカラン勝負に負けた罰として、松尾女流初段にマッカランを進呈した。18年の700ml。もっと高いのもあるが、酒の味が分からない松尾女流初段には、このくらいで十分である。
「今年はなにか勝負しないの?」
と松尾女流初段。マッカランをゲットした早々、もう次の勝負に目が行っている。
「今年もですか? こっちは勝っても、あまり得がないんですけど…じゃあやりましょうか」
「うん、やろう」
「じゃあ…年末まで12局指すとして、6勝6敗…いやそれは厳しいな。5勝7敗なら私の勝ち。私が4勝8敗だったら松尾先生の勝ちとしましょう。それでマッカランを贈呈します」
「今度は芋焼酎がいい」
「グッ…い、いいですよ」
という具合で、今年も松尾女流初段とのお酒勝負が始まったのだった。
午後6時、指導対局開始。しばらくして
「全部別の戦法を指しましょうか」
と、松尾女流初段がつぶやく。後手番の松尾女流初段の得意はゴキゲン中飛車。あとは松尾矢倉か。それ以外に何を指せるんだろうと思うが、不得手な将棋を指すことで、ハンデに代えたいようだ。
しかし私はキッパリと断った。上手の作戦を限定してまで勝ちたくない。
「(大沢さんが規定の勝数を挙げたら)私も何か差し上げましょうか」
「どうせ私が勝ちますから」
松尾女流初段の思いやりに対して、私も妙な受け答えをする。ここは「どうせ私が負けますから」が、意味の通じる会話だろう。
私の「どうせ私が勝ちますから」は、「最後は私が勝つけど、松尾さんはおカネを使う必要はないので、どうか無理をなさらずに…」という意味を込めた。
将棋は松尾女流初段の三間飛車。私は▲4六歩から▲4五歩と仕掛ける。松尾女流初段は△4二飛。以下数手進んで、▲4四歩△同銀に▲2五歩と継ぎ歩をしたのが、下の局面である。

上手・松尾女流初段:1一香、1三歩、2一桂、2四歩、3三角、3四歩、4二飛、4四銀、5二金、5四歩、6一金、6四歩、7二銀、7三歩、8一桂、8二王、8三歩、9一香、9四歩 持駒:歩2
下手・一公:1七歩、1九香、2五歩、2八飛、3六歩、3七桂、4八銀、5六歩、5七銀、5八金、6七歩、6九金、7六歩、7八玉、8七歩、8八角、8九桂、9六歩、9九香 持駒:なし

若干形は違うが、この局面は「将棋世界」の別冊付録で長沼洋七段が解説していて、正解は△4五銀だった。この手があるので、▲2五歩は疑問手なのだ。
しかし松尾女流初段はそうは指さないだろうと踏み、私はあえて▲2五歩と指したわけだった。
果たして松尾女流初段は△5三銀。やはり松尾女流初段、△4五銀とは指さなかった。しめしめと私は、▲3三角成~▲2四歩。
しかし松尾女流初段に△4七歩の叩きから△2六歩と垂らされ、分からなくなった。混乱した私は▲2三歩成とするが、△4五桂が幸便。以下も存分に捌かれ、58手までで投了を余儀なくされた。
研究熱心な方のために、△5三銀以下の棋譜を、改めて記しておく。

△5三銀▲3三角成△同桂▲2四歩△4七歩▲5九銀△2六歩▲2三歩成△4五桂▲同桂△同飛▲2六飛△4四角▲4六歩△8五飛▲7七桂(悪手)△8七飛成▲同玉△2六角▲7八玉△8六桂▲8八玉△4八歩成 まで、松尾女流初段の勝ち。

しかしおかしい。松尾女流初段が△5三銀と引いた時点では、私のほうが優勢ではなかったのか? スタッフのS氏がいたので、検討に加わっていただく。しかし△5三銀以降をどうやっても、下手(先手)よしの変化にならないので、呆れた。
結局、「△4五銀なら上手が明快な優勢だったが、△5三銀もなかなかの手で、この局面でもすでに下手がむずかしい」という結論になった。しかしどうも、釈然としない。ただ、▲2五歩が飛車先を重くして、見た目以上にヒドイ手だったようだ。
ううむ、松尾女流初段、恐るべし。しかし、芋焼酎12番勝負はまだ始まったばかり。これからが本当の戦いである。
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