JR北海道・留萌本線の石狩沼田―留萌35.7kmが、4月1日に廃止になった。私は不覚にもこの廃止日を知らず、ニュースで知って驚愕した次第だ。
私は2月に北海道を訪れており、留萌本線に乗ることも考えたのだが、目的地の増毛が遠すぎて、断念したものである。だが廃止と知っていれば無理してでも乗ったので、後悔先に立たずになってしまった。
では、JR北海道の廃止一覧最新版を載せておく。
胆振線 京極―脇方 7.5km 1970.10.30(最終運行日、以下同じ)
根北線 斜里―越川 12.8km 1970.11.30
札沼線 新十津川―石狩沼田 34.9km 1972.06.18
函館本線 美唄―南美唄 3.0km 1973.09.08
千歳線(旧)上野幌―東札幌 9.3km 1973.09.09
函館本線 東札幌―月寒 2.8km 1976.09.30
函館本線 桑園―札幌市場 1.6km 1978.10.01
函館本線 近文―旭川大町 2.9km 1978.10.01
夕張線 紅葉山―登川 7.6km 1981.06.30
白糠線 白糠―北進 33.1km 1983.10.22
万字線 志文―万字炭山 23.8km 1985.03.31
渚滑線 渚滑―北見滝ノ上 34.3km 1985.03.31
相生線 美幌―北見相生 36.8km 1985.03.31
岩内線 小沢―岩内 14.9km 1985.06.30
興浜北線 浜頓別―北見枝幸 30.4km 1985.06.30
興浜南線 興部―雄武 19.9km 1985.07.14
美幸線 美深―仁宇布 21.2km 1985.09.16
手宮線 南小樽―手宮 2.8km 1985.11.04
胆振線 倶知安―伊達紋別 83.0km 1986.10.31
富内線 鵡川―日高町 82.5km 1986.10.31
広尾線 帯広―広尾 84.0km 1987.02.01
瀬棚線 国縫―瀬棚 48.4km 1987.03.15
湧網線 中湧別―網走 89.8km 1987.03.19
士幌線 帯広―十勝三股 78.3km 1987.03.22
羽幌線 留萌―幌延 141.1km 1987.03.29
幌内線 岩見沢―幾春別 18.1km 1987.07.12
松前線 木古内―松前 50.8km 1988.01.31
歌志内線 砂川―歌志内 14.5km 1988.04.24
標津線 標茶―根室標津 69.4km 1989.04.29
標津線 厚床―中標津 47.5km 1989.04.29
名寄本線 名寄―遠軽 138.1km 1989.04.30
名寄本線 湧別―中湧別 4.9km 1989.04.30
天北線 南稚内―音威子府 148.9km 1989.04.30
池北線 池田―北見 140.0km 1989.06.03(翌日より第3セクター「ちほく高原鉄道」として営業。2006.04.21廃止)
函館本線上砂川支線 砂川―上砂川 7.3km 1994.05.15
深名線 深川―名寄 121.8km 1995.09.03
江差線 木古内―江差 42.1km 2014.05.11
江差線 五稜郭―木古内 37.8km 2016.03.25(翌日より第3セクター「道南いさりび鉄道」として営業)
留萌本線 留萌―増毛 16.7km 2016.12.04
石勝線夕張支線 夕張―新夕張 16.1km 2019.03.31
札沼線 北海道医療大学―新十津川 47.6km 2020.05.06(最終運行は04.17)
日高本線 鵡川―様似 116km 2021.03.31
留萌本線 石狩沼田―留萌 35.7㎞ 2023.03.31
※JR(国鉄)北海道の総廃線距離……1980km
留萌本線は、これで深川―石狩沼田の14.4㎞となった。「本線」としては50.1㎞の時点で日本最短だったが、今回はそれを大幅に更新してしまった。
石狩沼田から6.3㎞のところにあった恵比島駅は、NHK朝のテレビドラマ「すずらん」のロケ地で、「明日萌駅」として放映されていた。
1999年5月1日より「SLすずらん号」が深川―増毛間を1往復することになった。私はその初日に乗る機会に恵まれ、大いに誇らしかった。
停車駅である「明日萌駅」ではイベントが開かれた。私は駅員に服したボランティアの方々と記念写真を撮り、それを「道内時刻表」に投稿したところ、めでたく掲載された。私の顔が全国誌に載った、最初で最後の出来事であった。
留萌本線が「本線」である理由は、「支線」である羽幌線があったから。しかしその羽幌線も1987年に廃止されており、すでに本線の意味をなしていない。
そして残る14.4㎞も、2026年に廃止予定である。ひとつの路線がじわじわと廃止されていくさまは、JR北海道の縮図を見ているようである。
なお、根室本線・富良野―新得(81.7km)も、2024年3月31日に廃止予定である。すでに東蘭越―新得が運休中であり、復旧せぬまま最期を迎えることになった。
根室本線が一部廃止されると、JR北海道の廃線距離は、2000キロを越えることになる。
もうどうしようもない。
私は2月に北海道を訪れており、留萌本線に乗ることも考えたのだが、目的地の増毛が遠すぎて、断念したものである。だが廃止と知っていれば無理してでも乗ったので、後悔先に立たずになってしまった。
では、JR北海道の廃止一覧最新版を載せておく。
胆振線 京極―脇方 7.5km 1970.10.30(最終運行日、以下同じ)
根北線 斜里―越川 12.8km 1970.11.30
札沼線 新十津川―石狩沼田 34.9km 1972.06.18
函館本線 美唄―南美唄 3.0km 1973.09.08
千歳線(旧)上野幌―東札幌 9.3km 1973.09.09
函館本線 東札幌―月寒 2.8km 1976.09.30
函館本線 桑園―札幌市場 1.6km 1978.10.01
函館本線 近文―旭川大町 2.9km 1978.10.01
夕張線 紅葉山―登川 7.6km 1981.06.30
白糠線 白糠―北進 33.1km 1983.10.22
万字線 志文―万字炭山 23.8km 1985.03.31
渚滑線 渚滑―北見滝ノ上 34.3km 1985.03.31
相生線 美幌―北見相生 36.8km 1985.03.31
岩内線 小沢―岩内 14.9km 1985.06.30
興浜北線 浜頓別―北見枝幸 30.4km 1985.06.30
興浜南線 興部―雄武 19.9km 1985.07.14
美幸線 美深―仁宇布 21.2km 1985.09.16
手宮線 南小樽―手宮 2.8km 1985.11.04
胆振線 倶知安―伊達紋別 83.0km 1986.10.31
富内線 鵡川―日高町 82.5km 1986.10.31
広尾線 帯広―広尾 84.0km 1987.02.01
瀬棚線 国縫―瀬棚 48.4km 1987.03.15
湧網線 中湧別―網走 89.8km 1987.03.19
士幌線 帯広―十勝三股 78.3km 1987.03.22
羽幌線 留萌―幌延 141.1km 1987.03.29
幌内線 岩見沢―幾春別 18.1km 1987.07.12
松前線 木古内―松前 50.8km 1988.01.31
歌志内線 砂川―歌志内 14.5km 1988.04.24
標津線 標茶―根室標津 69.4km 1989.04.29
標津線 厚床―中標津 47.5km 1989.04.29
名寄本線 名寄―遠軽 138.1km 1989.04.30
名寄本線 湧別―中湧別 4.9km 1989.04.30
天北線 南稚内―音威子府 148.9km 1989.04.30
池北線 池田―北見 140.0km 1989.06.03(翌日より第3セクター「ちほく高原鉄道」として営業。2006.04.21廃止)
函館本線上砂川支線 砂川―上砂川 7.3km 1994.05.15
深名線 深川―名寄 121.8km 1995.09.03
江差線 木古内―江差 42.1km 2014.05.11
江差線 五稜郭―木古内 37.8km 2016.03.25(翌日より第3セクター「道南いさりび鉄道」として営業)
留萌本線 留萌―増毛 16.7km 2016.12.04
石勝線夕張支線 夕張―新夕張 16.1km 2019.03.31
札沼線 北海道医療大学―新十津川 47.6km 2020.05.06(最終運行は04.17)
日高本線 鵡川―様似 116km 2021.03.31
留萌本線 石狩沼田―留萌 35.7㎞ 2023.03.31
※JR(国鉄)北海道の総廃線距離……1980km
留萌本線は、これで深川―石狩沼田の14.4㎞となった。「本線」としては50.1㎞の時点で日本最短だったが、今回はそれを大幅に更新してしまった。
石狩沼田から6.3㎞のところにあった恵比島駅は、NHK朝のテレビドラマ「すずらん」のロケ地で、「明日萌駅」として放映されていた。
1999年5月1日より「SLすずらん号」が深川―増毛間を1往復することになった。私はその初日に乗る機会に恵まれ、大いに誇らしかった。
停車駅である「明日萌駅」ではイベントが開かれた。私は駅員に服したボランティアの方々と記念写真を撮り、それを「道内時刻表」に投稿したところ、めでたく掲載された。私の顔が全国誌に載った、最初で最後の出来事であった。
留萌本線が「本線」である理由は、「支線」である羽幌線があったから。しかしその羽幌線も1987年に廃止されており、すでに本線の意味をなしていない。
そして残る14.4㎞も、2026年に廃止予定である。ひとつの路線がじわじわと廃止されていくさまは、JR北海道の縮図を見ているようである。
なお、根室本線・富良野―新得(81.7km)も、2024年3月31日に廃止予定である。すでに東蘭越―新得が運休中であり、復旧せぬまま最期を迎えることになった。
根室本線が一部廃止されると、JR北海道の廃線距離は、2000キロを越えることになる。
もうどうしようもない。