1月30日(日)、LPSA恒例の「ペア将棋選手権」が、今年も行われた。このときの模様をきょうから数日間に亘って記す。
第4回となる今回の対局会場はLPSA芝浦サロン。サロンは2階だが、今回は7階の特設会場だった。
午前10時開場、10時30分開会式である。私は10時30分ちょうどに会場入りした。私は対局者でも何でもないので、遅刻しても一向に構わないのだが、開会式には間に合った。この辺りが、時間に厳しい鉄道マニアの習性と言えようか。
受付を済ませて室内を見渡すと、出場女流棋士と出場アマ強豪がそこここにいる。中倉宏美女流二段と目が合ったので、目礼する。松尾香織女流初段には、
「マッカランありがとうございますぅ」
と、あらためて御礼を言われた。もう口をつけたのだろうか。しかしあの結果は、私にとって屈辱だった。
「今度(の芋焼酎勝負)は負けませんから」
と返しておく。
30日は女流名人位戦第2局が行われるからか、それともまだ朝早いからか、観戦者はまばらだ。しかしその中に、早咲誠和アマ竜王の姿があったので驚いた。
早咲アマは九州在住だが、28日に東京・将棋会館で、武者野勝巳七段と竜王戦を戦っている。金曜日対局だったので、週末まで滞在を延ばしたのだろう。
代表理事・石橋幸緒天河を先頭に、今回出場の各選手・計16名が前方に勢揃いした。
パッと目についたのは島井咲緒里女流初段のピンクのスーツで、スカートがミニのうえ、タイト気味だった。今回はベストドレッサー賞の類はないが、もしあれば、早くも入賞確定である。船戸陽子女流二段は青系の服だったが、イメージカラーを交換したかのようだった。むろん船戸女流二段も、見事なファッションだったのは言うまでもない。
出場選手の自己紹介は端折って、女流棋士からアマ選手へ、恒例の直筆扇子の贈呈式が行われた。私がイラッとくる瞬間である。
私は第2回のペア選手権から拝見しているが、正直言って、女流棋士とアマ強豪が仲睦まじく将棋を指す姿は正視できない。
それなら行かなければいいのだが、後で「ケツの穴の小さい男だ」と嗤われるのもシャクなので、将棋の勉強のためだと自分に言い聞かせて、観戦に来ているわけだ。
もっとも私がペア将棋選手権に参加できるくらいの強豪だったら、最初からLPSAサロンには通っていないわけで、となれば船戸女流二段や中倉宏美女流二段らとも知り合いにはなっていなかった。弱かったから、LPSA女流棋士とお近づきになれたのだ。皮肉なことではある。
さて今回のシステムだが、8ペアで優勝を争い、まず予選を2局指す。1回戦の勝利ペアは、2回戦で同じく勝利ペアと戦う。1回戦で負けたペアも、やはり2回戦では負けたペアと指す。
すると「○○」「○○」「○●」「○●」「●○」「●○」「●●」「●●」という星が出来上がる。2勝ペア2組は決勝トーナメント進出とともに、1回戦が免除される。1勝ペア4組は決勝トーナメント1回戦からの出場となり、計6ペアであらためて栄冠を争うことになる。
ここで出場選手と対戦カードを記しておこう。
中井広恵女流六段・嘉野満ペア(ジュポン化粧品)-中倉彰子女流初段・牧野正紀ペア(リコー)ペア、船戸陽子女流二段・渡辺徳之(ジュポン化粧品)ペア-中倉宏美女流二段・太田博朗(富士通)ペア、松尾香織女流初段・野島崇宏(日本レストランシステム)ペア-大庭美樹女流初段・中治一郎(富士通)ペア、島井咲緒里女流初段・城間春樹(日本レストランシステム)ペア-渡部愛ツアー女子プロ・菊田裕司(リコー)ペア
以上16名が所定の場所につき、10時43分、戦いの火蓋が切って落とされた。
(つづく)
第4回となる今回の対局会場はLPSA芝浦サロン。サロンは2階だが、今回は7階の特設会場だった。
午前10時開場、10時30分開会式である。私は10時30分ちょうどに会場入りした。私は対局者でも何でもないので、遅刻しても一向に構わないのだが、開会式には間に合った。この辺りが、時間に厳しい鉄道マニアの習性と言えようか。
受付を済ませて室内を見渡すと、出場女流棋士と出場アマ強豪がそこここにいる。中倉宏美女流二段と目が合ったので、目礼する。松尾香織女流初段には、
「マッカランありがとうございますぅ」
と、あらためて御礼を言われた。もう口をつけたのだろうか。しかしあの結果は、私にとって屈辱だった。
「今度(の芋焼酎勝負)は負けませんから」
と返しておく。
30日は女流名人位戦第2局が行われるからか、それともまだ朝早いからか、観戦者はまばらだ。しかしその中に、早咲誠和アマ竜王の姿があったので驚いた。
早咲アマは九州在住だが、28日に東京・将棋会館で、武者野勝巳七段と竜王戦を戦っている。金曜日対局だったので、週末まで滞在を延ばしたのだろう。
代表理事・石橋幸緒天河を先頭に、今回出場の各選手・計16名が前方に勢揃いした。
パッと目についたのは島井咲緒里女流初段のピンクのスーツで、スカートがミニのうえ、タイト気味だった。今回はベストドレッサー賞の類はないが、もしあれば、早くも入賞確定である。船戸陽子女流二段は青系の服だったが、イメージカラーを交換したかのようだった。むろん船戸女流二段も、見事なファッションだったのは言うまでもない。
出場選手の自己紹介は端折って、女流棋士からアマ選手へ、恒例の直筆扇子の贈呈式が行われた。私がイラッとくる瞬間である。
私は第2回のペア選手権から拝見しているが、正直言って、女流棋士とアマ強豪が仲睦まじく将棋を指す姿は正視できない。
それなら行かなければいいのだが、後で「ケツの穴の小さい男だ」と嗤われるのもシャクなので、将棋の勉強のためだと自分に言い聞かせて、観戦に来ているわけだ。
もっとも私がペア将棋選手権に参加できるくらいの強豪だったら、最初からLPSAサロンには通っていないわけで、となれば船戸女流二段や中倉宏美女流二段らとも知り合いにはなっていなかった。弱かったから、LPSA女流棋士とお近づきになれたのだ。皮肉なことではある。
さて今回のシステムだが、8ペアで優勝を争い、まず予選を2局指す。1回戦の勝利ペアは、2回戦で同じく勝利ペアと戦う。1回戦で負けたペアも、やはり2回戦では負けたペアと指す。
すると「○○」「○○」「○●」「○●」「●○」「●○」「●●」「●●」という星が出来上がる。2勝ペア2組は決勝トーナメント進出とともに、1回戦が免除される。1勝ペア4組は決勝トーナメント1回戦からの出場となり、計6ペアであらためて栄冠を争うことになる。
ここで出場選手と対戦カードを記しておこう。
中井広恵女流六段・嘉野満ペア(ジュポン化粧品)-中倉彰子女流初段・牧野正紀ペア(リコー)ペア、船戸陽子女流二段・渡辺徳之(ジュポン化粧品)ペア-中倉宏美女流二段・太田博朗(富士通)ペア、松尾香織女流初段・野島崇宏(日本レストランシステム)ペア-大庭美樹女流初段・中治一郎(富士通)ペア、島井咲緒里女流初段・城間春樹(日本レストランシステム)ペア-渡部愛ツアー女子プロ・菊田裕司(リコー)ペア
以上16名が所定の場所につき、10時43分、戦いの火蓋が切って落とされた。
(つづく)