一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

中村桃子女流初段は、元SKE48の柴田阿弥に似ている。

2017-11-30 01:05:00 | 似ている
日付変わって今日11月30日は、中村桃子女流初段の30歳のお誕生日。おめでとうございます!!
その中村女流初段は、元SKE48の柴田阿弥に似ていると思う。
柴田阿弥は1993年4月1日、愛知県生まれの24歳。2010年、SKEの第4期生オーディションに合格し、SKE48デビュー。以後、地元名古屋を中心に活躍する。AKBグループの選抜総選挙でもたびたび上位に食い込み、固定ファンをよろこばせた。
2016年8月にSKE48を脱退。現在はフリーアナウンサーとして、ネットTV等で活躍している。
中村女流初段と柴田阿弥は、顔の輪郭が似ていると思う。

さて、人妻とは思えぬういういしさを保つ中村女流初段も、ついにミソジである。今年4月に天童人間将棋に出演し、室谷由紀女流二段と丁々発止のやり取りを拝見した時は、2人の年齢差はそれほどないと一人合点していたのだが、とんだ誤りだった。
でも女性は30歳からが華である。今後も多方面での活躍を期待したい。
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11月16日と25日の訪問者数および閲覧数

2017-11-29 01:40:22 | プライベート
11月は奇数月なので、gooは今月も下旬から、「無料アクセス解析」を行った。
説明すると、これは2ヶ月に一度ある体験キャンペーンで、ふだんは有料のアクセス解析(時間ごとの訪問者数、時間ごとの閲覧数、ページごとの閲覧数、閲覧元URL、ブラウザリスト)が10日間、無料で見られるというものである。初日だと、その前の9日分のデータも見られるので、最終日までには実質19日間のデータが見られることになる。
今回は、16日と25日の時間ごとの訪問者数、および閲覧数を記してみよう。


16日(木)「2017年ゴールデンウィーク旅行・11」

訪問者数:391人
0時~ 33人
1時 16人
2時 11人
3時 4人
4時 6人
5時 9人
6時 20人
7時 21人
8時 19人
9時 19人
10時 13人
11時 11人
12時 16人
13時 16人
14時 8人
15時 18人
16時 11人
17時 7人
18時 20人
18時 27人
20時 9人
21時 14人
22時 17人
23時 46人

閲覧数:1,144PV
0時~ 55PV
1時 40PV
2時 46PV
3時 43PV
4時 37PV
5時 37PV
6時 54PV
7時 46PV
8時 53PV
9時 48PV
10時 36PV
11時 30PV
12時 55PV
13時 43PV
14時 36PV
15時 44PV
16時 37PV
17時 35PV
18時 67PV
19時 58PV
20時 38PV
21時 41PV
22時 52PV
23時 113PV

当ブログの1日平均訪問者数は450人ぐらいである。この日は391人だったが、稀に300人台ということもある。


25日(土)「由紀VS一公・3「室谷女流二段の攻め」」

訪問者数:738人
0時~ 27人
1時 16人
2時 37人
3時 24人
4時 22人
5時 21人
6時 25人
7時 24人
8時 29人
9時 37人
10時 25人
11時 14人
12時 23人
13時 13人
14時 12人
15時 33人
16時 57人
17時 70人
18時 76人
19時 37人
20時 53人
21時 32人
22時 14人
23時 17人

閲覧数:3,807PV
0時~ 64PV
1時 64PV
2時 67PV
3時 61PV
4時 52PV
5時 63PV
6時 57PV
7時 64PV
8時 48PV
9時 83PV
10時 60PV
11時 42PV
12時 64PV
13時 40PV
14時 53PV
15時 109PV
16時 235PV
17時 398PV
18時 692PV
19時 375PV
20時 569PV
21時 509PV
22時 78PV
23時 79PV

この日は「由紀ネタ」だったからか、訪問者が多かった。
夜になって閲覧数がドーンと上がり、3,807PVもいってしまった。どなたかが私の記事を見まくったようだ。これは私が記憶する限り、最多となる。
順位も上がって、2,784,622ブログ中、448位になった。
ちなみに最近の訪問者数の最多は18日(土)「渡部愛女流二段」で、807人(閲覧数は2,802PV)。これは史上2位の記録だった。
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室谷由紀女流二段の声は、タレントの熊切あさ美に似ている。

2017-11-28 00:05:28 | 似ている
室谷由紀女流二段の声は、タレントの熊切あさ美に似ている。
熊切あさ美は1980年6月9日、東京生まれの37歳。1998年芸能界デビュー。デビュー当初から爆発に売れたわけではなかったが、バラエティ番組を中心に、細々と露出を続けた。
途中、芸名を「くまきりあさ美」「あさ美」に変え迷走の時期もあったようだが、現在は精神的に安定しているようである。熊切あさ美は大器晩成型である。これから人生が楽しくなってくるだろう。
室谷女流二段と熊切あさ美は、声がそっくりと言ってもいい。ゆえに顔立ち、顔のパーツも似ている。しかし美貌は室谷女流二段のほうが格段上、というのが不思議なところだ。
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由紀VS一公・4「好局をフイにした」

2017-11-27 00:07:28 | 女流棋士の指導対局会

第12図以下の指し手。▲4七歩△7六桂▲4三と寄△3七歩▲5八飛△4五歩▲同銀△6八桂成▲同飛△3八歩成▲5二と寄(第13図)

奥の香落ちの男性氏の将棋も終わったようだ。ここも2局目に入る。私の指し手のペースが遅いとは思わないが、私が考え過ぎているのだろうか。
第12図で△7六桂を受けたらおかしくなる。私は▲4七歩と打った。竜筋を止めつつ、▲4六金にヒモを付けたものだ。これは冷静な好手だったと思う。
△7六桂には▲5二ととしたいところを堪えて、▲4三と寄。ここで上手が角か金を取ったあと△5一香と我慢したら指す手が分からなかったが、△5一香は指導対局で指さないと思った。
左の男性氏の2局目が終わった。もともと終盤からの再開だったので、意外に早かった。
だがこの将棋も感想戦をやる。いや~、ここで2局目の感想戦は勘弁してほしい。でも局面はおもしろそうだし、室谷女流二段が関心を寄せるのは仕方ない。
だがこれでは、私の将棋は時間内に終わらないな、と思った。
室谷女流二段は△3七歩。私の飛車の侵入を防いだものだが、自分の竜の横利きも封じるから一長一短である。
▲5八飛には、△4五歩▲同銀を利かして△6八桂成。この手を△3七歩に代えて指されたら▲6八同飛と取る予定だったので、私はトクをした。
室谷女流二段は△3八歩成と改めて竜筋を通したが、おかげでやっと、▲5二と寄が実現した。

第13図以下の指し手。△4六角▲同銀△4七竜▲6二と△同金▲5二と△5八金▲6二と△同玉(第14図)

室谷女流二段は△4六角~△4七竜。半分働いてなかった角が、この金と交換になったのは痛い。さすがにプロで、うまく捌いてくるものだ。もっともこちらも、角が入ったのは大きい。
本譜▲6二と△同金には▲5七金もあったが、これはほとんど考えなかった。もう寄せ合いにいかないと、時間がない。
私は▲5二と。形は▲5二桂成だが、相手に駒を渡したくなかった。
室谷女流二段は△5八金と張り付く。私は▲6二ととし、△同玉には予定の手があったのだが…。

第14図以下の指し手。▲5二桂成△同玉▲2五角△6二玉▲5二金△7一玉▲6二金打△8二玉▲7二金△同玉▲4七角△6八金▲同玉(終了図)
まで、117手で終了。

左の将棋の感想戦は、大野八一雄七段も加わり白熱している。でもこれって、何か違うんじゃないかと思う。何かそこだけが、大野教室の夜8時の光景だった。
第14図で▲5二金△7一玉▲6二金打と追うのはイモ筋で、1枚足りない。
私は▲5二桂成と捨てた。これに△7一玉なら▲6二金以下詰み。よって△5二同玉だが、▲2五角で王手竜がかかった。だがこれはもう一勝負の形で、下手の最善ではない気がした。
このあたりで右の男性氏の将棋が終わった。時刻は12時30分まで残り4、5分だった。
局面、ここで△3四歩もあったが、室谷女流二段は△6二玉。時間もないので、深くは考えないのである。
ここで▲5四桂△同歩▲5三角△同玉▲5二金の詰み筋が浮かんだが、角は2五に使ってしまった。私は飲み物を注ぎに冷蔵庫へ行く。と、大野七段が
「大沢さん、詰みがある時は詰まさなくちゃ」
と言った。
「…?」
「▲5二桂成のところで、▲5四桂。△7一玉は▲6二金で簡単。△5四同歩は▲5三角…」
あの上手玉に即詰みがあったのか?
本譜、私は金打ちを決めて相手玉を寒くしたあと、▲4七角と戻す。時刻はすでに12時半を過ぎており、あとは「アディショナルタイム」である。
が、室谷女流二段は△6八金▲同玉に「負けました」と投了してしまった。

「…投了ですか?」
「はい。△7六桂でも▲7七玉で詰まないし…」
しかしあまりにも急で、私は勝った実感がない。実際この局面で△7一金と受けられたら、私は指す手が分からなかった。時間切迫による上手の投了、は時々あり、今回は室谷女流二段がそれをやったと思った。つまりこの将棋は「指しかけ終了」である。
私はさっきの詰み筋を述べる。
「▲5二桂成では▲5四桂で詰みだったらしいです」
「あ、そうですね。私も▲5二桂成を読んでました」
「はあ、さっき大野先生に教えられまして…」
私は消え入る声で応えた。
「(下手の)と金攻めが間に合うかどうかが勝負でしたよね。▲4七歩がいい手でした。
(時間もないので)ひとつだけ。△4五香(第11図)の時、▲3七飛とぶつけられるかと思いました」

確かに△3七同竜なら▲同金で△4五香がスカタンになるが、△2八竜と躱されたら相変わらず金取りが残る。それはどうなのだろう。
ただそれを聞くと長くなるので、これで感想戦は終わりとした。
最後は大野七段が、私と室谷女流二段とのツーショット撮影を申し出てくれたが、丁重にお断りした。もちろん室谷女流二段は撮影したいが、自分が写真に写るのが嫌なのだ。
今回室谷女流二段に初めて教えていただいたが、室谷女流二段はひたすら綺麗で、各人との感想戦も丁寧だった。人当たりもいいし、彼女が人気ナンバー1なのも分かる気がした。
現在私の女流棋士ファンランキングは同率1位で渡部愛女流二段、室谷女流二段なのだが、次回の発表は表記が逆になりそうである。
とにかく今日は楽しかった。室谷先生に厚く御礼を申し上げるとともに、再びお手合わせできる日を楽しみにします。

帰りの車中で、改めて「▲5四桂」の詰み筋を考えてみる。第14図で▲5四桂!(参考図)

以下△同歩▲5三角!!△同玉▲5二金△4三玉▲3四金!(幻の詰め上がり図)までピッタリ詰み。▲4四桂が3二に利いているのが素晴らしい。私の持駒に角桂が入ったこと、△4五歩▲同銀の交換が入ったことで、上手玉が詰めろになっていたのだ。

ならその前の▲5二とで▲5二桂成とすれば、4三にと金が残って、▲5四桂の筋が見つかったかもしれない。だがその形なら室谷女流二段も詰み筋に気付き、△5八金に代え受けに回ったかもしれない。
一見即詰みがなさそうな▲4四桂の形に詰みがあったところに、価値があるのだ。
ともあれ華麗に詰まして終われば、室谷女流二段に「このハゲてる人、寄せがステキ」と惚れられた?のに、つまらん王手竜を掛けて会心局をフイにした。
結局私は凹むのだった。
(おわり)
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由紀VS一公・3「室谷女流二段の攻め」

2017-11-26 00:05:26 | 女流棋士の指導対局会
このイベントの指導料金は、通常4,000円、大野支部会員3,500円。これが高いか安いかは判断が難しい。比較できるのがアイドルとの交流で、例えばAKBグループとの握手会は、CD1枚を買って数秒の会話だ。女流棋士との指導対局は、1局まるまる密着できて、私語もある程度可能。希望すれば握手やツーショット写真も叶うので、女流棋士をアイドルと捉えれば、かなり格安といえる。ただ、プロとアマの垣根が低すぎるのも問題ではある。
室内ではさっきから、カシャカシャとシャッター音が鳴っている。その主は大野八一雄七段とW氏で、室谷女流二段の撮影に余念がない。せいぜいいい写真を撮ってください。

第6図以下の指し手。△3五歩▲3八飛△2五桂▲3五歩△2四飛(第7図)

室谷由紀女流二段は△3五歩と合わせた。私はまったく読んでおらず、焦る。これを▲同歩は△同飛▲3六歩△2五飛と飛車交換を迫られ下手がわるい。
ここまで苦労して構想通り来たのに、この△3五歩で仕切り直し。プロの懐の深さを思い知った。
私は気を取り直して▲3八飛だが、室谷女流二段は△2五桂。これは気持ちいい手だ。
私は目をつぶって▲3五歩だが、室谷女流二段はノータイムで△2四飛。これは意外だった。ここは△3五同飛が考えられ、A▲同飛は△同角で論外。B▲3六金は△3七歩。C▲3六歩は△3四飛で、次に△2四飛~△1七桂成から飛車の侵入を見られてイヤだった。
もっとも室谷女流二段は、1手早く△2四飛と寄り、次の△1七桂成を見て十分と見たようだ。

第7図以下の指し手。▲2八歩△3一角▲4五歩△1五歩▲同歩△1七歩▲同桂△1五香▲4四歩△同銀(第8図)

第7図で▲2六歩は△1七桂成▲同香△2六飛で、飛車成が受からず下手わるい(実際は△1七桂成に▲3六金で下手も戦えた)。
そこで私の▲2八歩が苦心の一手。これなら△1七桂成には▲同香でよい。
室谷女流二段は△3一角だが、ちょっと意味が分からなかった。
私は▲4五歩。やや筋がわるいと思ったが、△4五同歩▲同銀△4四歩なら▲3六銀とし、▲2七歩~▲2六歩と桂を取りに行く構想だった。
ただしそんな虫のいい順が実現するわけもなく、室谷女流二段は△1五歩と端攻めにきた。そうか△3一角は、この手を見ていたのだ。
△1五香に、私は▲4四歩。ここは双方の読みのぶつかり合い。室谷女流二段もじっくり考えて、△同銀と取った。

第8図▲1六歩△同香▲2五桂△1九香成▲3六桂△2五飛▲4四桂△6二金寄▲4三歩(第9図)

このあたりでKur氏の将棋が終わり、室谷女流二段の勝ち。室谷女流二段は6人均等に手を進めていたようだが、微妙に差異が生じていたようだ。
感想戦が始まったが、室谷女流二段の声は芸能人の誰かに似ている。ちょっと鼻にかかっていて、若干イメージと違う。
感想戦が終わったが、W氏が「時間内は将棋が指せますので、2局目をどうぞ」と言う。将棋が終わるごとに客が抜ければ1人あたりの進行がスピーディーになるのだが、これでは変わらない。1時間半みっちり6面指しで全員勝負が着くとは思えないが、どうなのだろう。
私は▲1六歩と打った。ここ、ふつうに▲2五桂は△同飛▲1五香△同飛でわるいと思った。先に▲1六歩△同香の交換を入れておけば、その順がない。
室谷女流二段は△1九香成と香のほうを取ったが、そこで▲3六桂が気持ちいい一手。▲4四歩と取り込んだ際の読み筋が実現した。
△2五飛には▲4四桂が銀を取りつつ金取りの先手。駒割も右側の駒で銀香交換の駒得となり、これは下手が有利じゃなければおかしい、と思った。
△6二金寄に▲4三歩と垂らす。次に歩が成れるわけではないが、角がいなくなれば実現する。さっきから私はじっとした手が多いが、下手に動けば自爆する。女流棋界史上最高のアイドルを前にしながら、今日の私は妙に冷静だった。

第9図以下の指し手。△9六歩▲同歩△9七歩▲同香△8五桂▲8六銀△9七桂成▲同銀△1五飛(第10図)

誰かが入室したが、私は振り向く余裕はない。
室谷女流二段は△9六歩。今度はこっちの端攻めにきた。かつて関浩六段だったか、大山康晴十五世名人との対局で、名人にじっと▲1五歩と伸ばされ背筋が寒くなった、という記事を読んだことがあった。
大山十五世名人は端攻めの名手でもある。先の△1五歩もそうだが、私は大山十五世名人に教わっているんじゃないか、と錯覚した。
△8五桂には迷ったが、▲8六銀と入れた。上手には切り札の△5四歩(角道を通す)もあるから、下手は穏便に収めるのがよい。そのさなか桂香が入れば、それを攻めに使えるからいいと思った。

第10図以下の指し手。▲3四歩△1七飛成▲3三歩成△4五香(第11図)

▲3四歩は微妙なところで、亀の歩みの雰囲気がなくもない。△1三角とされたら自陣に直射するので、一長一短だ。
室谷女流二段は△1七飛成。私は△1八飛成~△2九竜を予想していたのだが、それでは大勢に遅れると見たのだろう。こうしてみると、屈伏の▲2八歩もよく働いている。
▲3三歩成。指した瞬間、▲4二歩成もあったと思った。△4二同角には▲3三歩成が先手だ。が、そこで△3七歩があるか。やはり▲3三歩成でよかったようだ。
そこで室谷女流二段に△4五香と打たれドキッとした。さっきまでこの香は▲同銀と取れたから、盲点になっていた。三段目の竜はこの手を見ていたのだ。

第11図以下の指し手。▲4六桂△1三角▲4二歩成△4六香▲同金△8四桂(第12図)

このあたりで左の男性の将棋が終わる。男性氏の快勝で、最後は室谷女流二段も気付かぬ名手で即詰みに斬って落とした。
続いて感想戦。これは女流棋士とアマが対等に話せる絶好のチャンスではある。が、時刻は12時を過ぎており、これで残り4局の1局目が終わるのか、やや難しい形勢になってきた。
男性氏の2局目は、以前別の会場で指した指し掛けの将棋。これが終盤の難しい局面なのだが、何か私は違和感を覚えた。
▲4六桂に△1三角。ここで▲3五歩と角道を止めたいのだ、本当は。だが△2四角と出られた時、▲3三との処置に困る。上手は△1五角~△5九角成もあり、これは下手の気持ちがわるい。実際室谷女流二段が△2四角を指す率は小さかったと思うが、こちらは優勢を意識しているから、些細なことでも気になってしまう。
それで▲4二歩成と攻め合った。だが、こちらのほうがよほど危険だった。
△4六香▲同金のあと、たとえば△4六角▲同銀△4七金のイモ攻めはどうか。上手玉はまだまだ余裕があるから、攻めが繋がれば上手が勝つ。
やはり▲4二歩成では▲3五歩だった…と後悔し始めたところで、△8四桂が指された。
これも厳しいが、もう少し頑張れそうである。次が、本局唯一の自慢の一手だった。

(つづく)
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