一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

今月見た夢(2021-09-03、30)

2021-09-30 12:46:59 | 
今月見た夢を記しておこう。
まずは3日に見た夢。
海岸であるゲームが行われていた。基本は野球のようなのだが、守りのチームは沖にいて、バッターは浜辺から打つ。ピッチャーは大きな波に合わせて投げるので、波全体がボールみたいで、大変な迫力になる。
得点は1点ごとではなく、けっこうまとまって入る。108-100になり、最終回の2アウト、バッターに木村拓哉が入った。
ピッチャーがものすごい波(ボール)を投げるとキムタクが打ち返し、なぜか8点が入り同点になった。
……というところで目が覚めた。

続いてかなり飛んで、30日に見た夢。
最近実生活で左上の歯3本すべての調子が悪くて気が滅入っているのだが、これを踏まえて、左上の歯4本が歯茎ごと取れてしまった夢を見た。
ここで小便でいったん起き、寝直した。
仮面ライダーのサラセニアンの回で、サラセニアンが100人の少年少女を改造しようとした。
何人かは改造されてしまったが、そのうちの少女(全身が緑がかっている)は、そのせいで身体能力がアップし、器械体操みたいなものがうまくなった。
……というところで、目が覚めた。

きょうで9月も終わりなので、もうアップします。
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倉敷藤花戦雑感

2021-09-29 23:04:00 | 将棋雑記
27日には、第29期倉敷藤花戦の挑戦者決定戦も行われた。加藤桃子女流三段と野原未蘭女流初段の対戦で、加藤女流三段の勝ち。現倉敷藤花は里見香奈四冠。このふたりは現在清麗戦で五番勝負を展開中で、連続の番勝負となる。このところ加藤女流三段の存在感がなかったが、ようやくエンジンがかかってきたか。
負けた野原女流初段は残念だったが、2020年9月1日のデビューの新人だから、大健闘といえる。
倉敷藤花戦は第28期も石本さくら女流初段が、第27期は加藤結李愛女流初段が挑戦者決定戦に進出している。倉敷藤花戦はシードがほとんどないから結構な番狂わせが生じ、超若手や中堅女流棋士が勝ち抜いてくることがある。逆に言えば、これが倉敷藤花戦の魅力といってよい。
ちなみに第22期は山田久美女流三段と貞升南女流初段の挑戦者決定戦で、これもマニアには堪らない組み合わせだった。
ただ、来年の第30期からは、西山朋佳女流三冠が参加してくる。男性棋士並みの棋力を持つ西山女流三冠だから、当然挑戦者になるだろう。つまり西山女流三冠がいる限り、ほかの女流棋士は、挑戦者決定戦に進出するまでが関の山。せいぜい西山女流三冠と反対の山に配置されることを祈るしかない。
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姉妹対決、兄弟対決

2021-09-28 23:29:47 | 将棋雑記
27日、第15期マイナビ女子オープン本戦1回戦で、里見香奈女流四冠VS里見咲紀女流初段の姉妹対決が実現した。
将棋界で姉妹女流棋士は5組あり、ほかの4組は大庭美夏女流初段・美樹女流初段、中倉彰子女流二段・宏美女流二段、和田あき女流初段・はな女流1級、山口仁子梨女流2級・稀良莉女流1級である。私の調べでは、公式戦の姉妹対決はなかったはずなので、これは歴史的一戦といえた。
将棋は3手目に香奈女流四冠が居飛車を明示する余裕を見せ、咲紀女流初段は中飛車に振った。
以下激戦が展開されたが、最終的には香奈女流四冠の貫禄勝ち。とはいえ熱い戦いだった。
さて兄弟棋士に目を転じると、森安秀光九段・正幸七段、畠山成幸八段・鎮八段が挙げられる。ちなみに、正幸七段と畠山兄弟は師弟関係にある。
森安兄弟の対戦成績は、正幸七段4勝、秀光九段8勝である。弟は棋聖1期で、名人戦にも登場したことがある。実力は弟のほうが一枚上なので、兄が健闘していると思う。
その森安兄弟の代表局といえば、1972年11月2日に指された、第16回古豪新鋭戦の決勝戦であろう。
古豪新鋭戦とは1957年から1973年まで行われていた棋戦で、平たく言うと、現在の棋王戦の前身の一部にあたる。C級棋士と奨励会三段が参加した。
決勝戦は、正幸四段の先番で▲7六歩△3四歩▲6六歩△8四歩と進み、正幸四段が四間飛車に構えた。対して秀光五段は端に角を覗き、40手目に馬を作ることに成功した(図)。

しかし正幸四段も容易に崩れず、ここから森安兄弟らしいネチャネチャした戦いが展開された。
そして最後は秀光玉が中段に逃げ出し、188手まで、秀光五段の優勝となった。

そして畠山兄弟である。というか、双子棋士で有名である。しかも三段リーグの卒業・四段デビューがまったく同じで、当時は大変な話題になった。
ふたりの対戦成績は5勝5敗の五分。しかも10局中のハイライトは初戦で、初参加の第3期竜王戦ランキング戦6組の決勝で当たった。対局日の読売新聞夕刊には、ふたりが盤上で握手をする写真が掲載されたものだ。
決勝戦は成幸四段の先番で、相矢倉模様となった。が、後手の鎮四段は中飛車に構え、ルーキーらしいキビキビした将棋となった。

そんな中盤、成幸四段が▲6四歩(図)と打ったのが好手だった。これを△同角なら▲同金△同歩に▲5五飛とぶつけ、彼我の陣形の差で先手良し。本譜は△同歩だったがそれでも▲5五飛とぶつけ、飛車交換から▲7一飛と先着した成幸四段が攻め勝ち、うれしい組優勝を飾ったのだった。
ともあれ両者めでたく5組に昇級となった。
さらに翌第4期もふたりは準決勝で当たり、これは鎮四段が雪辱した。この勝ちは大きく、鎮四段は4組に昇級を果たした。成幸四段は昇級者決定戦に回るも昇級できず。ここで1ランクの差がついたのである。ちなみに鎮四段は、のちに1組まで昇級している。
そんな畠山兄弟だが、今期竜王戦はそろって降級してしまい、来期は成幸八段が6組、鎮八段が5組からの出場となる。ちなみに順位戦も、成幸八段がC級1組、鎮八段がB級2組と、ここでも1ランク差がついている。

姉妹や兄弟は1回戦から当たることは滅多にないから、双方がある程度勝たないと、対戦できない。それだけに姉妹(兄弟)対決は価値があるのだ。
現在私がいちばん見たいのは、あき女流初段VSはな女流1級戦である。ふたりがアマチュアのころから成長を見てきただけに、その実現が楽しみでならない。
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第30期名人戦と第31期名人戦

2021-09-27 21:02:35 | 将棋雑記
第30期名人戦と第31期名人戦は、名人と挑戦者の違いはあれ、似たような経過を辿っている。敗者側から見ると「●○○●○●●」で、第5局は快勝、第6局と第7局は有利の将棋を逆転負けとなっている。細かく見てみよう。
1971年の第30期名人戦は、升田幸三九段が3年振りに名人戦に登場した。名人はもちろん大山康晴。升田九段は当時53歳だったが、年齢のことはあまり話題にならず、「大山-升田の名人戦」ということでフィーバーしたと思う。
その3年前の第27期名人戦は、升田九段が4連敗。対大山戦初のストレート負けという屈辱を味わった。そして第30期の第1局も大山名人が勝ち、「今回も升田はダメか……」と升田ファンは嘆いた。
そんな第2局、升田九段は石田流を採用した。これに勝ち、第3局も石田流を連採。「天来の妙手・△3五銀」を織り交ぜ辛勝した。
続く第4局は負けたが第5局は居飛車で快勝し、升田名人復位の機運が高まったのであった。
第6局も升田九段は石田流。▲6七角と自陣角を放ち、この角が働くかどうかが焦点となったが、うまく捌いて先手有利となった。

だが第1図の△6二香に、すぐ▲4二馬と切ったのが短兵急だった。以下△同玉▲5五金△同銀▲2二飛と進んだが△3二角が粘り強い受けで、以下大山名人の制勝となった。
戻って第1図では、▲6三歩△同香▲4二馬△同玉▲6四歩△同香▲5五金と指せば、先手が有望だった。
そして最終第7局は、先手番を引いた升田九段がまたも石田流を採用した。実に5局目の石田流である。
だが序盤で作戦負けに陥り、苦戦を強いられる。ところが指し手が進むにつれ形勢が接近し、第2図は先手が有望の局面である。

ここで升田九段は▲1四香と銀を取った。しかし、当然に見えたこの手が疑問だったというのだから将棋は難しい。ここは何はともあれ▲5五金と馬取りに出るところで、こう指せば後々まで▲5五金が大威張りし、局面を決定的によくできた。つまり「升田新名人」が誕生した可能性が高かったのである。
本譜は▲1四香に△5四歩と、じっと金出を消されて勝負あり。大山名人の名人13連覇となり、升田九段はこれが最後の檜舞台となった。
将棋にタラレバはないが、第6局と第7局のどちらかを升田九段が制していれば「54歳名人」が誕生していたわけで、さらには中原誠十六世名人との名人戦も実現していた可能性も高い。この七番勝負は見たかったところである。

そして翌1972年・第31期名人戦は、中原十段・棋聖が挑戦者に名乗りを挙げてきた。
大山-中原の対戦成績はここまで中原二冠がリード。タイトル戦も大山名人が2(王将1、王位1)、中原二冠が5(十段2、棋聖3)だったが名人戦になれば話は別で、丸田祐三九段などは「大山名人の防衛」と信じて疑わなかった。
さて七番勝負第1局は中原二冠が勝ったが、第2局は終盤で大山名人に「△8一玉」の好手が飛び出し、タイ。その後両者が1勝を上乗せしたが、第5局は大山名人が会心の指し回しを見せ、快勝。ここで中原二冠は今期の名人を半ば諦め、第6局ではヤケクソ気味?に振り飛車(三間飛車)を採用した。
だが振り飛車退治こそ大山名人の得意とするところであり、中盤まで優位に進める。

だが第3図で△8九飛と下ろしたのが攻め急ぎだった。中原二冠に▲3一銀と打たれ、事の重大さに気が付いた。
以下△3一同金▲4三馬(飛金両取り)△7一飛▲8二銀にて先手優勢。以下、中原二冠がそのまま押し切った。
戻って第3図では、△6六飛が正着だった。以下▲6七歩△6四飛で後手が優勢を維持できた。続けて▲6四同馬△同歩▲8二飛には、△7二角で後手勝てる。
そして最終第7局は、大山名人の居飛車明示に、中原二冠は中飛車に振った。この戦型選択も将棋史七不思議のひとつだが、ともあれこの将棋も大山名人が中盤まで優位に進めた。
だが終盤は微妙にもつれ、第4図は微差ながら先手がリード。

ここで大山名人が夕休5分前に▲4三竜と飛車を取ったのが悪手だった。
名人の読みは△6八と▲同金△9三角成に▲同香不成が次の▲9一飛を見て必勝、というもの。
しかし実戦は△6八と▲同金に、黙って△4三銀が好手。▲3九角成に△7一玉と早逃げし、後手の勝ちが決まった。
「△3九の角をタダで取らしてくれるわけがないと思った」
とは大山名人の弁である。「精密機械」と謳われた大山名人が緻密な読みを欠き、思い込みと願望で指してしまった。ここに加齢の綻びが見えたのである。
かくして名人位が13年振りに代わり、歴史が動いたのだった。
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社団戦2021第1日目・速報

2021-09-26 21:17:28 | 社団戦
きょう、浅草にて社団戦第1日を指してきた。私は全4局に出場し、2勝2敗だった。
チームは1勝3敗。これは交流大会だからチームの成績はあまり関係ないが、それでも上位には賞品が出るから、それなりにやり甲斐はある。しかし3敗はすでに入賞圏外で、これからはより楽しく指すことができる。
今回私の2敗もなかなかになかなかだったのだが、詳しくは後日のブログに譲る。あーもう、将棋なんかイヤだ。
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