一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

10月28日の東十条囲碁将棋教室(中編)・植山七段との角落ち戦

2014-10-31 00:58:29 | 東十条囲碁将棋サロン
時刻は午後9時前後だったと思うが、私はようやく植山悦行七段に指導対局を受ける。横にはいつの間にかWatanabe氏がいて、指導対局を受けていた。これできょうは生徒8人。毎回このくらいいれば、そこそこいける。
植山七段は駒を落とそうとしないが、私は角を引いてもらう。
相居飛車になった。植山七段は早めに△8五歩を決め、△6五歩▲同歩△同金から△7五歩▲同歩△同金。
ここで▲7六歩では△7四金で下手面白くないので、私は▲9七角と反発する。以下△7四金▲7六銀△9五歩▲同歩△7五歩▲同銀△9六歩▲7四銀△9七歩成▲同香と進んだが、これは角と金歩2の交換で、下手も指せると思った。
数手後私は▲9四歩と伸ばしたが、つまらなかった。ここはヘンな手だが▲7七金上とし、△9八歩を防いでおくべきだった。本譜はやはり△9八歩とされた。私はいちばんイヤな手を指されたと思ったが、植山七段は
「ああ、角落ちはイヤだ」
とボヤく。「この人(私のこと)、上手を上手と思ってないんですよ」
隣のWatanabe氏に語りかけているようだ。
「角金交換を怖がらないんだもんねえ。上手に『やってきなさい』という感じ。こういうところは、大沢さんとFujさん似てますよねえ」
たぶん私は、ホメられているのだろう。
数手進んで、私の▲2五飛浮きがヘンな手。次▲6五飛からの成りこみを見せたものだが、△5五歩▲同歩に△8八ととされ、己の見落としに気付いた。
すなわち▲8八同金は、△3四角の飛車金(6七にいる)両取りでゲームセットである。
このと金を働かせたのは大きく、△8七と~△8六とと、数手前に打った打たずもがなの香まで取られたのは痛かった。
そもそも、▲2五飛が冴えなかった。こういうミエミエの手は、たいてい反撃手段があるものである。せっかくの好局を、つまらぬことをした。
以下坂道を転がるように形勢が悪くなり、こちらはいつ投了するかという状況。

以下の指し手。△7六歩▲5一飛△3六馬▲5二金△7七歩成▲6一飛成△6八と▲同金△2二玉▲4二金△6七歩▲3一飛成△1三玉▲6七金△7五桂▲2五歩(第2図)

植山七段は「ここで(6一に香を)打ったらどうなるの?」とつぶやく。
実際そう指されたら、私は投了していただろう。
が、そこまでいじめることもないだろう、と植山七段は△7六歩。この気持ち、実は私もよく分かるのである。私にも、そこまで指すこともないかな、と穏やかな手を選ぶことがあるからだ。
ちなみに大野八一雄七段なら、ノータイムで△6一香と打っただろう。
しかし本譜、△7七歩成に▲6一飛成と突っこむと、植山七段の顔色が変わった。
「あ…そうかあ。6二に成ると思ってたんだが…。…イヤまた温泉に入っちゃったよ」
植山七段はとりあえず金を取り(6七の金を取るほうがよかった)、△2二玉の早逃げ。
ここで私が間違えた。5筋に飛車を利かせるべく▲4二金と金を取ったのがそれで、ここは▲3一飛成と銀を取るべきだった。以下△1三玉に▲2五歩で、本譜より一手早い。
△7五桂と打たれたあと、遅ればせながら▲2五歩だが、さてこの局面、どちらが勝っているのか。全部読み切ったらアマ四段。
(11月2日につづく)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月28日の東十条囲碁将棋教室(前編)・甦る金曜サロン

2014-10-30 20:25:03 | 東十条囲碁将棋サロン
28日(火)午後6時45分ごろ、東十条囲碁将棋教室に入ると、Miy氏とTom氏の姿があった。久しぶりである。
Miy氏とTom氏はLPSA駒込サロンの常連で、この2人が初期のサロンを引っ張ってきた。当ブログにも何度か登場し、2008年末に行われた「LPSAフランボワーズカップ」観戦後の、ファミレスでの爆笑トークは、いまや語り草になっている。
私は自ブログの存在価値は認めないが、過去の出来事を網羅している点で、活動記録として幾ばくかの価値があると思う。
話を戻すが、LPSAが芝浦に移ってからは2人とも足が遠のき、必然的に私たちとも会う機会がなくなった。
それが先日、Miy氏からW氏に連絡があり、W氏が東十条教室のことを話して、きょうの来席になったらしかった。
それで私もW氏から連絡をもらい、大いに楽しみにしての来席となったのだが、きょうはTom氏までいて、驚いた。
「ナニ大沢さん、五段になったんだって?」
Tom氏が私を見て、快活に言う。Tom氏もMiy氏も当時と全然変わらず、お元気そうで何よりである。変わったのは私の体型と頭だ。
「はあ? 誰がそんなことを。三段ですよ三段、私は」
Miy氏はS君と対局中。ほかにW氏がおり、奥のスペースでは植山悦行七段が級位者相手に3面指しをしていた。その中のひとりはTak氏で、氏も駒込サロンのセミレギュラーだった。けっこうなメンツが揃い、昔を思い出して懐かしい。
Miy-S戦が終わったようで、Miy氏の勝ち。「いい将棋を負けた…」とS君が不服そうだが、悪い将棋をひっくり返すのがベテランの,技だ。
今度はTom-S戦。ふたりの年齢差はどのくらいか。70歳前後離れているのではなかろうか。それがハンデなしで同じ競技ができる。これが将棋最大の魅力であろう。
将棋はTom氏の先手中飛車に、S君の居飛車穴熊。しかしこの戦いなら、S君のものだろう。S君が終始快調に攻めて、快勝した。Tom氏の実戦不足がありありで、これは正直、S君とは手合いが違うと感じたものだ。少なくともこの時点では。
級位者の指導対局が順次終わり、うち2人にW氏が1手詰の詰将棋を出題している。級位者には3手詰でも難しい、がW氏の持論なのだ。
私はしばし手持無沙汰だったが、Tak氏の将棋が終わったので、氏と将棋を指す。級位者の時間は7時で終わりだが、自由対局は引き続き構わないのだ。手合いは以前と同じ、二枚落ちである。
「大沢さんには昔、二枚落ちでボロ負けしたからなあ」
とTak氏は苦笑交じりに語るが、私はそんなことは忘れている。
対局開始。私はさっきのBR-Dの件で意気消沈しており、とても将棋どころではない。上の空だから△7三金と上がる前に△7三桂と跳ねてしまい、金の活用が難しくなった。仕方がないので、△5二玉と引いて△6三金と上がった。植山七段が見ていたら注意されるところである。
Tak氏、▲2四銀△同銀と捨て、▲1一角成。大駒が成りこんで下手十分のようだが、△3三桂と跳ねた上手も軽い。以下△2四の銀は下手の香と交換になったが、私の持駒は銀と香になり、これだけあれば下手玉攻略に十分である。
△6六歩とちょっかいを出して、以下誤魔化した。
さて、このあとはTom氏と対局である。もう植山七段に指導対局を受けてもいいのだが、勝手知ったる仲なので、その辺の段取りはグダグダだ。
将棋はTom氏の先手中飛車に、私は結局玉頭位取りに舵を取った。中盤、Tom氏の猛攻が始まったが、私は丁寧に受ける。
頃はよしと反撃し、△2七香の王手。以下▲同玉△3五桂▲1七玉△2八銀▲同玉△2七銀▲3九玉△4七桂不成(と金を取る)で、Tom氏の投了となった。
結果は私が幸いしたが、中盤まで難しい勝負だった。Tom氏と指すのは数年ぶりだったが、棋力は全然衰えてないと思った。
このあとは、私とMiy氏が指す。自由対局ばかりで、いよいよ駒込サロンの雰囲気になってきた。
五段と三段の対戦だから最低でも私が先手なのだが、なぜか振り駒になって、私の後手になった。▲7六歩△8四歩。矢倉模様になり、私は急戦を狙ったが、Miy氏も▲4六歩と突いて急戦模様。以下、相居飛車の手将棋となった。
どっちも攻めそうで攻めず、じっとしている。Tom氏が「2人はじっくりしてるねえ」と苦笑する。W氏は、「大沢さん、やっぱり強くなったなあ」と感心するように言った。
中盤――。桂2枚を得して私が十分だと思ったのだが銀交換から▲8四銀と打たれてみると、8三の飛車が死んでいる。通常は飛車を取っても銀を投資しているからそれほど得にはなっていないのだが、この場合▲8三銀成がさらに△8二角取りにも当たっているのが大きいのだ。これで私が非勢になった。
ところが私が、取られる寸前の角を△9三角と捌き、▲同成銀△同桂の局面は、死に体だった角桂が働いて、いくぶん挽回したと思った。
さらに△8五桂と跳んで、これが詰めろ。これはこちらに流れが来たようだ。
最後は▲5七金打△同竜▲同金△7八角成▲同玉△7七金▲6九玉△5七桂不成(と金を取る)まで、Miy氏の投了となった。
感想戦に移るが、うまく盤面を戻せない。Tom氏が「四段なのにしょうがねぇなぁ」と呆れる。
で感想戦だが、私が優勢になった最終盤を検討しているので、どうやっても私が優勢になってしまう。
「もうダメだよMiyちゃん」
とTom氏。
「いや、そうでもないんだよ」
とMiy氏。
私は思わず苦笑した。これは駒込サロンでの2人の常套句だったからである。駒込サロンではW氏(の将棋)が俎上に乗せられ、「こりゃダメだよ」とTom氏がサジを投げると、「いやそうでもないよ」とMiyが食い下がるという按配で、このやりとりが絶品だった。
本当に、駒込サロンが復活したようだった。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

買うべきときに買わずチャンスを逸するバカ

2014-10-29 23:27:09 | プライベート
私はテレビっ子のうえ収集癖があるので、好きなテレビ番組はよくブルーレイディスクに永久保存する。先日そのディスク(BD-R・1回保存用)が底をついたので、補充する必要が生じた。
28日(火)の東十条囲碁将棋サロンは、むかしLPSA駒込サロンの常連だったMiy氏が来るというので、私も向かうことにした。
しかしその前に、上野のヨドバシカメラでBD-Rを購入することにする。サロンにはいつもなら午後6時前後に入れるが、今回は少々遅れそうだ。
自宅からヨドバシカメラまでは、徒歩で向かう。たかだかBD-Rを買うために、余計なおカネは出費したくないからだ。
実は今月の初めに、私は同所のBD-R売り場にいた。私は専らS社製を愛用していて、これ以外のBDは考えられない。このときはS社製のBDが、今月いっぱいは特別料金だった。何しろ10枚セットで990円だったから、いかに安かったかが分かる。
ホントはこのとき買えばよかったのだが、きょう急いで買う必要はないだろう、と購入を見合わせた…のがマズかった。結局そのあと買う機会がなく、きょうまで延び延びになってしまったのである。ゆえに、意地でも余計な出費はしたくなかったのだ。
ところが自宅から15分くらい歩いたところで、自宅のブルーレイレコーダーに今晩の番組の予約をし忘れていたことに気が付いた。
私は慌てて戻るが、このロスタイムは痛い。家で操作を完了し、再び家を出るが、今度は電車を利用せざるを得ない。まったく、ひとつのうっかりで、余計な出費をする羽目になった。
さらにこのとき、私はSuicaを忘れていたことに気付いた。いままでだったら駅で切符を買えば何でもないが、今年の4月に消費税が8%に上がってから、鉄道は2通りの運賃になった。すなわち近距離の場合、Suicaを使えば大抵は安くなる。だからSuicaの使用は絶対で、今回わざわざ現金で買って、余計に出費するのが不愉快だった。
これは何となく、きょうの私は金運がないな、と思った。
ヨドバシカメラに入り、BD-R売り場に行く。ところが私がいつも購入しているBD-Rがなく、よく探したら10枚セット1,320円で売られており、愕然とした。
よく見ると、新レーベルである。そこで私はすべてを理解した。S社はこのたび、BDの新レーベルを発売することになったのだ。それで現製品をすべて捌くため、大幅な安売りをしたのだ。来月を待たずして新レーベルが置かれているのは、本日までに現製品がすべて掃けてしまったからだろう。
…うかつだった。こんなことなら、今月上旬の安売りセールのときに、買っておくのだった。しかもS社製は、まとめ買いすると安くなり、そこからさらに数パーセントの割引がある。このとき20枚でも買っていたら、どんなに安くなっていたのかと思う。
新レーベルは「再生100万回可能」がウリらしいが、1,320円は出せないので、私は10分ぐらい悩んだ末、T社製のBD-R10枚セット(1,110円)を購入した。いまさら他社製品は使いたくないが、やむを得ない。
しかし本当に今回は、しくじった。自分の馬鹿さ加減に、ホトホト呆れた。こうやって私は、買うべきときに買わず、みすみすチャンスを逃す。状況は違えど、私の人生はこんなのばっかりである。
その後私はTSUTAYAで写真週刊誌を2冊買い、上野駅からまたも現金で切符を買い、私は東十条に向かったのであった。

東十条囲碁将棋サロンには、6時45分ごろ入った。と、Miy氏のほかに、Tom氏の姿があって、びっくりした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の警察は●能だ

2014-10-28 01:18:39 | プライベート
フジテレビで火曜日に放送中の「素敵な選TAXI」は、「選択肢」と掛けていたのだと気づいた。

テレビの刑事物は、「実際にはこんなことはないよなあ」という展開がよくある。
実際そうで、本当の警察は、「こんなに優秀ではない」。
以前もここに書いたことがあるので恐縮だが、ウチのオフクロはいまから15年以上前、近所で起こった傷害事件の容疑者を捕まえたことがある。
その日の夜、近くのアパートに住んでいた男性が、ケンカの果てにお母さんを包丁で刺してしまった。
表が騒がしいのでオフクロが出ると、その男性が包丁を持ったままボーッと立っている。オフクロは駆け寄ると、「何やってんの!」と、男性から包丁を取り上げた。その場面を私も見ている。
そこに初老の警官がやってきた。近所の住民の連絡を受けたのだ。しかし容疑者はそこに静かにしており、すでに「凶器」もこちらで確保している。
オフクロが経緯を話すと、「奥さん、あんたが(容疑者から凶器を)取ったの?」と、警官は目を丸くした。まあ、それはそうだろう。親を刺した凶悪犯?に一主婦が素手で立ち向かい?、凶器を取り上げたうえ、容疑者を確保してしまったのだから。
近所の人からもいろいろ証言を聞いた警官は帰り際、オフクロに「奥さん、今回のこと(容疑者から凶器を取り上げたこと)はどうかひとつ…」と言って、口の前に人差し指を立てた。内密に、という意味だった。
そしてこの容疑者は、この警官が捕まえたことになったようだ。
まあ、気持ちは分かる。主婦が容疑者を捕まえたんじゃ、まるでテレビドラマで、警察の立場がない。第一それでは、警官の手柄、すなわち「得点」がなくなってしまう。
ところが面白いのはここからである。これは翌朝の新聞にも載ったそこそこの事件だったので、犯人確保に協力した市民に、感謝状は出さなければならない。しかし「主役」のオフクロは表舞台から消えているので、上げようにも上げられない。
困った警察は、通報した近所のオバサンに感謝状を渡したのだった。
しかし、それじゃあんまりだ、という声が近所から出て、後日ウチのオフクロにも、感謝状が出たようだった。

ときどき新聞などで、芸能人や一般市民が容疑者逮捕に協力したとかで、表彰されたという記事を見る。しかしこれ、警察の本音としては、やりたくないんじゃなかろうか。
騒ぎが大きくなって、隠し切れなくなったから、やむを得ず表彰した、というところが本音ではないかと思うのだ。

また別の話。数年前、ウチの近所でひったくり事件があった。80歳を超えたおばあさんが、アジア系外国人にバッグをひったくられたのだ。ちょうどこのころ、同種の犯罪が多発していた。
おばあさんは途中まで追い掛けたが、追いつくはずもなく、助けを聞いた複数の第三者が、外国人を追い掛けた。
その騒ぎが大きくなり、私も表に出ると、アジア人が物陰に隠れたところだった。
ちょうど近所の人が集まったので、私たちは彼らを取り囲み、確保した。そこに警官が来たので、警察に事情を話すため、近所のおじさんが代表して、警察署に向かった。
ところが面白いのはここからである。容疑者は犯行を否認した。バッグは道で拾ったと主張したらしい。まあ、そう言うだろう。
だけどそんなもの言い逃れにすぎない、とふつうは思う。ところが警察はこれを真に受けたのか、被害者のおばあさんにいろいろ詰問したらしい。
――あなたは本当に犯人を追い掛けたの?
――80歳なのに走れたの?
――本当に犯人はあのアジア人だった?
――途中で見失ったんじゃない?
挙句の果ては、おばあさんの狂言じゃないか、とまで言い出したらしい。事情を話しに行ったおじさんも、最初から容疑者を見ていたわけではないから、容疑者同一説を立証はできない。結局おじさんは、午前2時まで拘束されたらしい。
しかもしかも、そのアジア人は翌朝、容疑不十分で釈放されてしまったというから、驚いた。
私は警察の及び腰に、ほとほと呆れた。警察は、市民の手柄を認めたがらないんじゃないか? これじゃあ日本に誤認逮捕が少ないわけだと思った。
ちなみにその半月後、隣りの区で、アジア人によるひったくり事件が発生した。犯人はこの男だったのではないかと、私はいまも思っている。

同じく数年前、近所で殺人事件が起こった。ある日の早朝に、サラリーマンが首を切られて殺害されたのだ。
しかしこんな警察だから、犯人なんて捕まえられるわけがない。ウチにも警察が聞き込みに来たが、情報を提供できるわけがない。
事件は結局、お宮入りになった。まあ、そうであろう。

…と長々と書いてきたのは、先日ウチのオヤジがクルマを運転中、一時停止違反で反則キップを切られたからだ。
その日は仕事で私も同乗していたのだが、幹線道路から一本左に入るとき、一時停止の表示があるのをうっかりし、ノンストップで侵入してしまった。
「あれ…いまの…」
とオヤジは気付いたがもう遅い。と、そこに前方から、警官が現れた。何というグッドタイミング。いやタイミングの悪さか。
すぐ前に停まっていた宅配便のトラックが出て行ったので、私たちはそこにクルマを停めると、型どおりごちゃごちゃやって、反則金7,000円のキップを切られた。
これは推測だが、前のトラックも、一時停止不履行でやられたようだ。
どうもここは、「一時停止不履行」の多発地帯なのではないか? でないと、警官がタイミングよく現れるなんておかしい。
で、ここから半分八つ当たりなのだが、ここがそういう場所なら、違反者を取り締まるのではなく、もっと一時停止を目立たせるような工夫をしろ、と思うのだ。
そうまでして警察は、違反者を捕まえて、手柄を立てたいのか? お前ら、もっとほかにやることがあるんじゃないのか??
日本の警察はつくづく●能だ、と私は再認識したのであった。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LPSA芝浦サロン・中倉宏美女流二段9・熱戦

2014-10-27 00:51:57 | LPSA芝浦サロン
2011年7月1日(金)に、LPSA芝浦サロンで指した将棋を振り返る。
この日は1部が中倉彰子女流初段、2部が中倉宏美女流二段だった。この日は、自他ともに認める「彰子ファン」のW氏がサロンに赴く予定だったのだが、急用で欠席。ちょっとさびしいサロンになった。
午後5時すぎに入ると、彰子女流初段が3面指しを行っていた。客の中のひとりはHis氏。本当にHis氏は熱心だった。ほかは、Is氏とTod氏が自由対局中だった。
彰子女流初段とは時間がないので対局できない。そこにS夫氏がいらしたので、私はS夫氏と対局する。前回は私の完敗だったが、今回は私が何とか勝てた。
途中でFuj氏が来て、6時からの宏美女流二段の指導対局は、何と6面指しになった。W氏がいなくても、かなり賑やかになったわけだ。
宏美女流二段とは、「ワイン勝負」の第7局。ここまで私の1勝5敗なので、気分的にはカド番に近い。
さてこの将棋、あまりにも形勢が動き、同じ一局の中とは思えない場面が再三出てきた。
当初はその局面を3つぐらい載せようと思ったのだが、あまりにも熱戦?だったので、総譜を載せることにした。おヒマな方は、並べてください。

上手・中倉宏美女流二段
下手・一公

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4二飛▲6六歩△3三角▲4八銀△6二玉▲6八玉△7二玉▲7八玉△8二玉▲5八金右△9二香▲5六歩△9一玉▲5七銀△8二銀▲6五歩△2二飛
▲6六銀△5二金左▲6八銀△6二金寄▲6七銀△4二銀▲5五歩△2四歩▲3六歩△4四歩▲4六歩△4三銀▲5六銀△7一金▲6七金△7二金寄▲9六歩△4二角▲4五歩△3三桂
▲4四歩△同銀▲4八飛△4五歩▲2八飛△2五歩▲同歩△同飛▲2六歩△2一飛▲5七銀△4六歩▲同銀△3五歩▲4五歩△同桂▲同銀左△同銀▲同銀△4六歩
▲5七金△1五角▲5四歩△3六歩▲5三歩成△3七歩成▲同桂△2六飛▲2七歩△4七歩成▲同金△7六飛▲6七玉△4六歩▲3六金△4七歩成▲7六玉△3七と▲7八飛△3六と
▲同銀△3七角成▲3一飛△4六馬▲1一角成△5七馬▲6八香△7五銀▲7七玉△7六桂▲6七銀△6八桂成▲同金△7六金▲同銀△同銀▲8八玉△6八馬▲同飛△6七銀打
▲1八飛△8四香▲9七金△7八金▲同飛△同銀成▲同玉△4八飛▲6八桂△8七香成▲同金△同銀不成▲6七玉△3三歩▲同馬△4六飛成▲4七金△8六竜▲7七銀△7五竜
▲7六歩△6五竜▲6六歩△6四竜▲4三馬△4六歩▲同金△4四金▲5二馬△4五歩▲4七金△3五歩▲2五銀△5五金▲3五飛成△4六金▲同金△同歩▲同竜△5五金
▲3七竜△4四竜▲4八香△4七歩▲同香△7六銀不成▲同銀△4六歩▲同香△同竜▲同竜△同金▲7八玉△5七金▲7七銀△4九飛▲8四歩△1九飛成▲8三歩成△同銀
▲8四歩△同銀▲8五歩△8七香▲同銀△8五銀▲8六歩△5九竜▲8五歩△6七香▲6五角△6八香成▲8八玉△7四桂▲6三と△6七金▲7二と△7七金▲同桂△7二金
▲8四桂△5二竜▲9二桂成△同玉▲7四角△同歩▲8四桂△8三玉▲9二銀△7三玉▲6四金△同玉▲6五金△5三玉▲5七香△5五歩▲同香△4四玉▲4八飛△4七歩
▲4六香△3三玉▲3八飛△3七歩▲3四歩△2二玉▲6八飛△5七角▲5二香成△7九銀▲9八玉△8八金▲9七玉△8七金▲同玉△8六歩▲同玉△9四桂▲8七玉△8六銀
▲9八玉△7六角▲8九玉△8八銀成▲同飛△6七角成▲7八歩
まで、227手で一公の勝ち。

宏美女流二段はセクシー系の服装で、私はこの前日にテレビで見た武井咲(えみ)のイメージが重なって、彼女に指導対局を受けているような錯覚を覚えていた。
局面。いろいろあり過ぎるが、191手目、私の▲6四金がどうだったか。素直に▲7二桂成がよかったかもしれない。
以下は私が負けだと思うが、210手目宏美女流二段の△7九銀が悪手。△7九角なら勝負はどう転んでいるか分からなかった。
私の▲9八玉に宏美女流二段が動きを止める。どうもこれで、私が奇跡的に逃れているようなのだ。宏美女流二段は熟考したが、時すでに遅かった。宏美女流二段は王手ラッシュでくるが、1枚足らない。私は九死に一生を得たのであった。
しかしおもしろくないのは、宏美女流二段である。感想戦で、
「完ギレでしたよね」
「(一公さんがなかなか)投了してくれないから」
「アツイ…」
と、珍しく悔しさを露わにする。そんな宏美女流二段が色っぽかった。当時宏美女流二段、女盛りの32歳。
227手の長手数は久しぶりで、宏美女流二段とずっぽり将棋を堪能した感じだった。
このあとは、Fuj氏と自由対局。前回の初対局では、私が負けている。今回は必勝の覚悟で臨んだのだが、Fuj氏のウソ矢倉から、またもせり負けた。連敗はよろしくない。
帰りは、Is氏とお茶をした。このころはまだ、Fuj氏とそれほど親しくなかった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする