福岡市庁舎前の「お祭り本舞台」に行く。と、今年はテレビクルーが入ってにぎにぎしい。
ブースには今年も東洋水産の出展があり、ごぼ天うどんが100円で売られていた。今年もこれを昼食とする。今年もここまで、これといった名物を食べていないが、私が食事に頓着しないのでしょうがない。
ごぼ天うどんはいつもの味で、美味かった。
ステージでは芸者さん(6人)が踊っている。1曲終わって引き揚げると、福岡ソフトバンクホークスの応援歌に合わせて再登場し、踊り出した。私にはお馴染みの光景だが、初見の人はどよめいたようである。
私はホークスは好きだが、ソフトバンクは嫌いである。だが郷に入れば郷に従えで、昨日はカープファン、今日はソフトバンクファンにならねばならない。
続いて博多松ばやしである。福神、恵比須、大黒の三福神が馬に乗って入場する。お供や稚児を従えて、仰々しい。たぶん博多ッ子は、これを鑑賞して1年の厄除けにしているのだろう。私もあやかりたいが、ここ数年はあやかっていない気がする。
一行が福岡警察署に向かったが、私は追い駆けず、明治通りに出る。沿道は物凄い人出だが、むろん覚悟の上である。
博多座の前まで来て一休みしていると、祝賀大パレードが始まった。
「福岡市消防音楽隊」の横断幕お嬢さんを先頭に、白のスーツで決めた音楽隊が行進する。
しかしなんだか、撮りづらい。よく分からないが、暗いのだ。鬱陶しいし、しかも車道から遠くなった気がする。
私は見晴らしのいい橋の袂に場所を移す。ここは日射しが強いが、それゆえ混んでいない。ただしゴール側に近いので、たとえばセクシーなチアが通った時、追っかける距離が短くなってしまうキライはある。だが私も歳を取り、もうそんなに走れない。
VIP車がきた。福岡市長、会頭らは人力車に乗っての出陣だったが、「福岡親善大使」は、後ろにお偉方(福岡市民の祭り振興会役員団)を乗せて、単体での登場だ。同大使は2年任期なので、今年が初お目見えである。だが、金銀が3枚固まって厚みがでるように、親善大使も3人そろって登場したほうが、きらびやかさが増すと思う。
「福岡の元気応援隊・西日本新聞グループ」が続く。ハッピに博多通りもんのマスクをつけて、いつものいでたちである。
花自動車がきた。今年は「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」「トイ・ストーリー4」「福岡アンパンマンこどもミュージアム」「ホークス&アビスパ」の4台である。例年より2台少ないのが、どういうわけだろう。
ここから花のマーチングパレードである。まずは「幼・小・中学校の部」。
「福岡いずみ幼稚園マーチングバンド」「北九州高須幼稚園」は、ある子供は旗を振り、ある子供は楽器を演奏して、勇ましい。5月4日現在無職の私より、よほどいい仕事をしている。
「福岡県小学校合同バンド(七隈・高取・舞松原)」は、もう大人びた雰囲気だ。
「天理教福岡教区少年会鼓笛隊」は、さすがによく統率が取れている。
「MAKIバトントワラーズ」は成人が混じっているが、私はこのほうが落ち着いて鑑賞できる。
「粕屋町立粕屋東中学校吹奏楽部」は、中学生とは思えぬ大人のいでたちで、演奏もしっかりしていた。
喉が渇いたので、コンビニに行く。その後、再びさっきの位置で撮影をしたのだが、昼なのになぜこんなに暗いのだろう。
その理由が分かった。今年は歩道脇に街路樹が植えられていたのだ。それはビルの谷間の暑さよけにはなるが、花壇の煉瓦が歩道に侵食したことで、私たちはここで見物しにくくなってしまった。しかも歩道に影が伸びたことで、ここ一帯は昼でも暗くなってしまったのだ。
ふだんの生活にはいいかもしれないが、観戦には厳しい状況となった。
私は橋の袂に戻る。「ベルバトンクラブ」は小学生からハイティーンまで、幅広い構成。バトン捌きが鮮やかだ。
「福大大濠OBうらっちバンド」は昨年に続き「しわす!」のTシャツを着用して登場。ややだらけた感じがいい。
「PL福岡第一MBA」は一部おばさま方も混じっている気がするが、どういう構成なのだろうか。
「桂川町立桂川中学校・嘉麻市立稲葉中学校・添田町立添田中学校・田川市立鎮西中学校・近畿大学附属福岡高等学校」は合同の吹奏楽部。各校のコスチュームが入り乱れ、面白い。
「Tomados International」は、英語を学びながらバトンを習得しているようだ。
「福岡市立下山門中学校吹奏楽部」はホルンやトロンボーンなど、大型の楽器が多かった。
ここから「高等学校の部」である。
まずはバトントワラーが先頭を務める。続いて早くも「精華女子高等学校吹奏楽部」の登場である。昨年の「福岡市民の祭り振興会会長賞」を受賞している。先頭は大正ロマンあふれる袴のいでたちの女子がフラッグを持っている。以下、整然と行進しつつ、見事な演奏を見せる。駅前の通りから明治通りに移り、参加生徒は思う存分力を発揮しているようだ。
「BATON TEAM INFINITY」は、中学生より技が一段上がった気がする。
「九州産業大学付属旧九州高等学校吹奏楽部」は黒の制服が渋い。
「福岡ファイヤーバードバトンチーム」は何種類もコスチュームがあり、凝っている。
「「福岡大学附属大濠高等学校吹奏楽部」はフラッグ隊が何人もいて、お金をかけているのが分かる。吹奏楽部の制服も黒を基調として、オシャレにまとめている。
「バトンプレイス」は野球のユニフォームを模したコスチューム。先頭で演舞するバトントワラーが輝いている。
「九州産業大学付属九州産業高等学校吹奏楽部」は、赤茶のハッピを着て大人数で行進するので、毎年印象に残っている。中でも校名の入った十数本の幟を持って行進するさまは圧巻だ。今年も例年と同じ迫力だったが、「幟隊」がややパラパラだったか。
「ゴールデンハーツバトンチーム」はコスチュームがアダルトで、妖艶な演舞である。
「福岡舞鶴高等学校・福岡舞鶴誠和中学校吹奏楽部」は白と黒のデザインの制服がカッコイイ。
「博多女子高等学校バトントワラー部」は深紅の競技服がよく映えている。
「飯塚高校バトントワラー部・飯塚高校・二瀬中学校吹奏楽部」は、飯塚高校のチアが出色である。やはりチアはミニスカートが似合う。もちろん演奏のほうも勇壮でよかった。
「専修大学玉名高等学校 VENTURES」はTシャツ姿の生徒が多い。きっちり制服で決める高校もあれば、生徒の自主性に任せる高校もある。どちらも私は支持する。
(つづく)
ブースには今年も東洋水産の出展があり、ごぼ天うどんが100円で売られていた。今年もこれを昼食とする。今年もここまで、これといった名物を食べていないが、私が食事に頓着しないのでしょうがない。
ごぼ天うどんはいつもの味で、美味かった。
ステージでは芸者さん(6人)が踊っている。1曲終わって引き揚げると、福岡ソフトバンクホークスの応援歌に合わせて再登場し、踊り出した。私にはお馴染みの光景だが、初見の人はどよめいたようである。
私はホークスは好きだが、ソフトバンクは嫌いである。だが郷に入れば郷に従えで、昨日はカープファン、今日はソフトバンクファンにならねばならない。
続いて博多松ばやしである。福神、恵比須、大黒の三福神が馬に乗って入場する。お供や稚児を従えて、仰々しい。たぶん博多ッ子は、これを鑑賞して1年の厄除けにしているのだろう。私もあやかりたいが、ここ数年はあやかっていない気がする。
一行が福岡警察署に向かったが、私は追い駆けず、明治通りに出る。沿道は物凄い人出だが、むろん覚悟の上である。
博多座の前まで来て一休みしていると、祝賀大パレードが始まった。
「福岡市消防音楽隊」の横断幕お嬢さんを先頭に、白のスーツで決めた音楽隊が行進する。
しかしなんだか、撮りづらい。よく分からないが、暗いのだ。鬱陶しいし、しかも車道から遠くなった気がする。
私は見晴らしのいい橋の袂に場所を移す。ここは日射しが強いが、それゆえ混んでいない。ただしゴール側に近いので、たとえばセクシーなチアが通った時、追っかける距離が短くなってしまうキライはある。だが私も歳を取り、もうそんなに走れない。
VIP車がきた。福岡市長、会頭らは人力車に乗っての出陣だったが、「福岡親善大使」は、後ろにお偉方(福岡市民の祭り振興会役員団)を乗せて、単体での登場だ。同大使は2年任期なので、今年が初お目見えである。だが、金銀が3枚固まって厚みがでるように、親善大使も3人そろって登場したほうが、きらびやかさが増すと思う。
「福岡の元気応援隊・西日本新聞グループ」が続く。ハッピに博多通りもんのマスクをつけて、いつものいでたちである。
花自動車がきた。今年は「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」「トイ・ストーリー4」「福岡アンパンマンこどもミュージアム」「ホークス&アビスパ」の4台である。例年より2台少ないのが、どういうわけだろう。
ここから花のマーチングパレードである。まずは「幼・小・中学校の部」。
「福岡いずみ幼稚園マーチングバンド」「北九州高須幼稚園」は、ある子供は旗を振り、ある子供は楽器を演奏して、勇ましい。5月4日現在無職の私より、よほどいい仕事をしている。
「福岡県小学校合同バンド(七隈・高取・舞松原)」は、もう大人びた雰囲気だ。
「天理教福岡教区少年会鼓笛隊」は、さすがによく統率が取れている。
「MAKIバトントワラーズ」は成人が混じっているが、私はこのほうが落ち着いて鑑賞できる。
「粕屋町立粕屋東中学校吹奏楽部」は、中学生とは思えぬ大人のいでたちで、演奏もしっかりしていた。
喉が渇いたので、コンビニに行く。その後、再びさっきの位置で撮影をしたのだが、昼なのになぜこんなに暗いのだろう。
その理由が分かった。今年は歩道脇に街路樹が植えられていたのだ。それはビルの谷間の暑さよけにはなるが、花壇の煉瓦が歩道に侵食したことで、私たちはここで見物しにくくなってしまった。しかも歩道に影が伸びたことで、ここ一帯は昼でも暗くなってしまったのだ。
ふだんの生活にはいいかもしれないが、観戦には厳しい状況となった。
私は橋の袂に戻る。「ベルバトンクラブ」は小学生からハイティーンまで、幅広い構成。バトン捌きが鮮やかだ。
「福大大濠OBうらっちバンド」は昨年に続き「しわす!」のTシャツを着用して登場。ややだらけた感じがいい。
「PL福岡第一MBA」は一部おばさま方も混じっている気がするが、どういう構成なのだろうか。
「桂川町立桂川中学校・嘉麻市立稲葉中学校・添田町立添田中学校・田川市立鎮西中学校・近畿大学附属福岡高等学校」は合同の吹奏楽部。各校のコスチュームが入り乱れ、面白い。
「Tomados International」は、英語を学びながらバトンを習得しているようだ。
「福岡市立下山門中学校吹奏楽部」はホルンやトロンボーンなど、大型の楽器が多かった。
ここから「高等学校の部」である。
まずはバトントワラーが先頭を務める。続いて早くも「精華女子高等学校吹奏楽部」の登場である。昨年の「福岡市民の祭り振興会会長賞」を受賞している。先頭は大正ロマンあふれる袴のいでたちの女子がフラッグを持っている。以下、整然と行進しつつ、見事な演奏を見せる。駅前の通りから明治通りに移り、参加生徒は思う存分力を発揮しているようだ。
「BATON TEAM INFINITY」は、中学生より技が一段上がった気がする。
「九州産業大学付属旧九州高等学校吹奏楽部」は黒の制服が渋い。
「福岡ファイヤーバードバトンチーム」は何種類もコスチュームがあり、凝っている。
「「福岡大学附属大濠高等学校吹奏楽部」はフラッグ隊が何人もいて、お金をかけているのが分かる。吹奏楽部の制服も黒を基調として、オシャレにまとめている。
「バトンプレイス」は野球のユニフォームを模したコスチューム。先頭で演舞するバトントワラーが輝いている。
「九州産業大学付属九州産業高等学校吹奏楽部」は、赤茶のハッピを着て大人数で行進するので、毎年印象に残っている。中でも校名の入った十数本の幟を持って行進するさまは圧巻だ。今年も例年と同じ迫力だったが、「幟隊」がややパラパラだったか。
「ゴールデンハーツバトンチーム」はコスチュームがアダルトで、妖艶な演舞である。
「福岡舞鶴高等学校・福岡舞鶴誠和中学校吹奏楽部」は白と黒のデザインの制服がカッコイイ。
「博多女子高等学校バトントワラー部」は深紅の競技服がよく映えている。
「飯塚高校バトントワラー部・飯塚高校・二瀬中学校吹奏楽部」は、飯塚高校のチアが出色である。やはりチアはミニスカートが似合う。もちろん演奏のほうも勇壮でよかった。
「専修大学玉名高等学校 VENTURES」はTシャツ姿の生徒が多い。きっちり制服で決める高校もあれば、生徒の自主性に任せる高校もある。どちらも私は支持する。
(つづく)