一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

7月16日の検索キーワード

2016-07-31 21:32:49 | プライベート
今月も22日から、goo恒例の「無料アクセス解析」が始まった。
これは2か月に一度行われ、ふだんは有料のアクセス解析(閲覧の時間帯、訪問者の時間帯、検索キーワード、ページごとの閲覧数、閲覧元URL、ブラウザリスト)が10日間、無料で見られるというものである。例えば初日だと、その前の10日分のデータも見られるので、実質20日近くのデータが見られることになる。
今回は「検索キーワード」の7月16日分を転載する。

7月16日検索ワード
1 大沢一公(3PV)
2 熊倉紫野 休場(2PV)
3 将棋一公(2PV)
4 大沢将棋(2PV)
5 一公のブログ(2 PV)
6 一公(2PV)
7 長崎のあんでるせん(1PV、以下同じ)
8 鑑定団 アシスタント 青木
9 芹沢 将棋
10 羽生2歩
11 竹部さゆり 竹俣
12 熊倉紫野 中退 理由
13 無料マニキュア将棋
14 朝倉あき似
15 指導対局 平手
16 将棋ペンクラブ
17 吉野海岸 吉野のおじさん
18 九条亜希子現在
19 上川香織 離婚
20 一公の将棋雑記
21 一公 将棋
22 一公 将棋
23 バイブズ8月号表示女名前
24 オリックス株主優待は水族館は一枚で何人利用できる
25 アンデルセン 長崎 結婚
26 lpsa 評判
以上。

ところで今日は、「角館の美女」の誕生日。当時24歳だった彼女も、もう52歳である。私が歳を取るわけだ。なのに彼女は今も、私の中では24歳なのだ。

さて、このブログをまたしばらく休止したくなった。とくに昨日やおとといあたりはその思いを強くした。何か、文章を書く気分じゃなくなってしまったのだ。
明日、更新しなければ当分休むし、更新すればもう少し続けよう、ということだ。
明日の私は、どっちだ。
コメント (2)
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上川香織女流二段は、ピアニストの響野夏子に似ている

2016-07-30 01:11:15 | 似ている
日付変わって今日7月30日は、上川香織女流二段のお誕生日。おめでとうございます!!
その上川女流二段は、ピアニストの響野夏子(きょうの・なつこ)に似ていると思う。
響野夏子は、1963年3月12日、東京生まれの53歳。幼少よりピアノを習い、それが本業となる。響野夏子を一躍有名にしたのは1989年に放送された生理用品のCMで、この妖艶な雰囲気が視聴者のハートを鷲掴みにした。
TBSテレビの「爆報!THEフライデー」によると、響野夏子はその後結婚をし、ピアニスト活動を休止していた。が、2年前より活動を再開。また、テレビの「再現女優」としても、活躍の場を拡げているという。
上川女流二段とむかしの響野夏子は似ても似つかないが、現在の響野夏子は、その疲れた感じが、上川女流二段ととてもよく似ていると思う。

上川女流二段は現在休場中。2014年にも1年間休場しているので、気になるところである。
肉体的病気なら全快してほしいし、精神的な問題ならば、周りの女流棋士が力になってほしいと思う。(女流)棋士に直接声を掛けられるのは、同業者しかいないのだから。
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サンケイ将棋フェスティバル2016(後編)

2016-07-29 21:27:12 | 将棋イベント
フーッ、きつい。人生最悪の一日、か。

(昨日のつづき)

第2図以下の指し手。△3一香▲8三角成△3七銀▲同金△同歩成▲同玉△4五金▲3六歩△同香▲同銀△同金▲同玉△3五歩▲2七玉△3六銀▲1八玉△2七銀打▲同飛△同銀成▲同玉
△3六角▲3八玉△2六桂▲4八玉△4七金(投了図)
まで、一公の勝ち。

私は△3一香と打った。これが間接的に先手玉を睨んでいるのだが、先手に正しく指されれば負けだと思っていた。
先手氏は▲8三角成。次に▲2一飛を見てこれも厳しいのだが、私は一瞬のスキを衝いて△3七銀。以下先手の応手が大人しく、そのまま先手玉が詰んでしまった。

感想戦。私の△3五歩には▲同玉の一手と思っていた。私は△4三桂と打つ予定だったが、▲4四玉と潜ってどうか。しかしこれは先手玉が寄っていた。
そこで少し戻って、△3一香に▲3四角成はどうか。タダで飛車を取れるのに、あえて角金交換に出るのだ。いわゆる「終盤は駒の損得よりスピード」だ。
以下△3四同香▲3五歩△同香▲3四桂△3三玉▲4二銀なら、後手玉は寄っていそうだ。
いずれにしても、薄氷の勝利だった。
「勉強になりました。…お強いですね。三段はあるんじゃないですか?」
と先手氏。三段のお墨付きをいただけるとは、私も満更ではないんだな。

こうなったら3局目も指すしかない。3局目はやや中年が入った人と。俳優の光石研にそっくりだった。
私の後手で、▲7六歩△3四歩▲2六歩。△8四歩なら横歩取り系に進むが、私はこれの後手方が嫌いなので、やや不本意ながら、△4四歩から四間飛車に振った。
先手氏は穴熊に組み、私は△5四銀と腰掛ける。以前植山悦行七段に、対イビアナに△5四銀型は損、と教えられたが、前日のNHK杯では、佐藤和俊六段がこの形を指していた。今日はこちらの説を採ったわけである。

第1図以下の指し手。▲3五歩△同歩▲同角△3二飛▲3八飛(第2図)

△3二飛に▲3四歩△5一角▲4四角は、△3四飛で後手指せる。
▲3八飛に次の一手は。

第2図以下の指し手。△1五角▲3六歩△5九角成▲2八飛△3四飛▲2四歩△同歩▲同飛△同飛▲同角△2八飛▲2二飛△2九飛成▲2一飛成△3二桂▲1一竜△2四桂▲5五桂△同銀▲同歩△9六歩▲同歩△9七歩▲同香△8五桂▲8六銀△9七桂成▲同銀引△8五桂▲8六香△7七香▲8五香△7八香成▲同金△6九馬▲7九香△4四角▲2一竜△9六香▲9四桂△7三玉▲8二銀△6四玉▲5六桂△5五玉▲4四桂△9七香不成▲同銀△9六歩(第3図)

甲斐智美女流五段―香川愛生女流三段戦が終わり、94手で甲斐女流五段の勝ち。
これは勝者予想クイズに加え、手数当てもあった。ダブル正解がただひとり(女性)いて、盛大に表彰されていた。なお、手数の近似値を書いた投函者にも、賞品が渡されたようだ。
関係者が、
「サンケイフェスティバルはよかった、とネットに書いてください! そうすれば来年もやります!」
と叫ぶ。指導対局の抽選はアレだったが、各所で工夫を凝らし、素晴らしいイベントになっていると思う。私も今は、清々しい気持ちでいる。
局面、私は△1五角とノゾいた。このユーレイ角が妙手で、先手はどう受けても味がわるい。結局▲3六歩と受けたが、私はゆうゆう△5九角成とし、一本取った。
だが後の△3四飛が疑問手。▲2四歩から飛車をぶつけられ、一編に優位が吹き飛んだ。
本譜は△3二桂から駒得を果たしたが、いかにも強引な手順で、これが本筋とは思えない。
ただし直後の▲5五桂では、▲7五歩の桂頭攻めがイヤだった。もっとも本譜の進行でも、先手がよい。
ただその後、先手に攻め急ぎがあったかもしれない。私は手に乗って玉を中段に逃げ出したが、△9六歩はしくじった。

第3図以下の指し手。▲8八銀△5六玉▲3五角△9七銀▲9八歩△8八銀不成▲同玉△4七玉▲4九歩△3四金▲6一竜△同銀▲4八金△3六玉▲3八香△2五歩▲2六歩△1四玉▲1六歩△3七歩▲3二桂成△3五金▲3三成桂△5五角▲7七桂△3三角▲3七香△9五飛(投了図)
まで、一公の勝ち。

ホールは棋士関係者が引き揚げ、向こう半分はガランとしている。今はフリー対局の愛棋家が指しているのみだが、その数も少なくなっている。
先手氏は▲8八銀と引いたが、逸機。何はともあれ▲5七香と打つところだった。これに△4四玉は怖すぎるし、さりとて△5六銀とも打てない。△5六銀に▲8八角(▲7七角)とでも打たれたら、後手はどう指せばいいのだろう。
本譜は△5六玉と突っ込み、完全に安全になった。
最終盤は△5五角のあたりで投了してほしかったのだが、先手氏はまだ指す。△9五飛にやっと投了してくれた。

が、私は「投了ですか?」と、やや懐疑的だ。
実は△9五飛が疑問で、先手はここまで粘ったのだから、もう一手▲8六銀と受けるべきだった。以下△9四飛▲3五香が、金を取ってまた角取りだ。
感想戦ではこれでも私が勝ちだったが、実戦ではどうなったか分からない。
何だか3局とも消化不良の内容で、ちっとも勝った気がしなかった。
ともあれこれで3勝。時刻は午後8時をすぎ、もう引き揚げる時間である。景品をいただいたが、筆記具っぽかった(後で確認したら、3色ボールペンだった。これ、買ったらけっこう高い)。
帰ろうとしたら、Tod氏が指していた。
局面はTod氏敗勢。相手は△3八金の王手。ここで▲1七玉と逃げればいいものを、▲3八同金と取ったから、早くなってしまった。
敗勢なのに悪手を指す、いかにもTod氏らしい手である。私は終局まで見届けず、会場を後にした。
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サンケイ将棋フェスティバル2016(中編)

2016-07-28 22:30:42 | 将棋イベント
前方を見ると、浴衣姿の女流棋士が二人、エスカレーターを昇っていた。私はフラフラとその後についていく。女流棋士は2階で控室?に戻ったが、私はそのまま階上に向かった。
4階に着くと、駒師と思しき人が談笑していた。私はホールに入る。
おお! 左手では、甲斐智美女流五段と香川愛生女流三段の特選対局が行われていた。解説は阿久津主税八段、聞き手は貞升南女流初段である。そうかそうか、このフェスティバルの「目玉」が今一つ分からなかったのだが、これが目玉だったのだ。私は見落としていた。
右手では、例のサマー将棋大会が行われていた。けっこうな人数が参戦している。女流棋士の対局も拝見したいが、今は将棋を指したい思いが勝っている。それで、将棋大会に臨んだ。
受付をすると、99番の手合いカードがもらえた。早速対局がつく。相手は若者で、振ってもらって私の先手となった。
▲2六歩△3四歩▲7六歩△4二飛。ここで私は▲6六歩と指したが、これが一公流だ。
あわよくば▲6五歩と突くネライで、先月の社団戦でこの構想がバカにうまくいったので、二匹目のドジョウを狙っている。
しかし後手氏は△7二玉形のまま△6四歩、さらに△7四歩と突いた。さすがにこの形の急所を熟知している。
私は▲6八銀上と中央を厚くしたが、進展に困って▲8六歩~▲8七玉~▲7八金と組む。しかしこれでは形がいびつで、全然自信はなかった。
私は4筋から動くが、堅実に受けられて無効。▲2八飛にも△2二飛と受けられて、先手に手がないように見えるが…。

第1図以下の指し手。▲6五歩△8八角成▲同玉△6五桂▲6六銀△4六歩▲5五歩△4三銀▲1一角△3二飛▲2四歩△同歩▲同飛△4七歩成▲2一飛成△4四歩▲4五歩△5八と▲4四歩△6八と
▲同金引△4八角▲6七歩(第2図)

公開対局のほうは、勝者予想クイズがあったらしい。ただし投函は午後6時までだった。どうも今日の私はことごとくタイミングが悪い。
私は▲6五歩と突いた。模様は先手が悪いが、後手の1一の地点に弱点を見たのである。
△4六歩の突き出しに▲5五歩を利かし、▲1一角。△1二香形の弱点を衝いた。
▲2一飛成として、次のネライは▲4四歩。それを受けた△4四歩には、▲4五歩とこじあけにいった。
後手氏もと金を活用し、△6八と。これに▲同金寄ならハナレ駒はなくなるが、玉が孤立する。よって、▲同金引と取った。
△4八角に▲6七歩と受ける。ここで後手氏の次の手が意外だった。

第2図以下の指し手。――
まで、一公の勝ち。

何と、後手氏は投了してしまった。私は△5七銀を読んでいて、▲同銀△同桂成▲同金△同角成▲4三歩成△6九銀…とこうはならないが、まあ△5七銀には手抜きで▲4三歩成か、などと考えていた。…それにしても投了とは。
「投了は早いでしょう」
「でも▲4三歩成が早いですから。この局面はもうダメです」
「……」
何だか早投げのお株を奪われた感じで、全然勝った気がしなかった。

初戦を負けたら熊倉紫野女流初段のトークショーを聴きに行くことも候補にあったのだが、勝てばもう一局指したくなる。私は景品がほしいのだ。
2局目も青年と。振り駒で後手になった。
横歩取り模様に進んだが、先手氏は飛車先の歩を交換せずに、▲2二角成ときた。先手番の利を放棄し、ネライが分からない。
▲1五歩と突き越した。なるほど、先手番で右玉をやろうとしているな、とピンときた。
しかしそれを止める手段はなく、先手氏は果たして右玉に構えた。
私は先月の対植山悦行七段戦を思い出して駒組を進めるが、そううまくはいかない。

第1図以下の指し手。▲8三歩△同飛▲3五歩△同歩▲3四歩△4二銀▲1四歩△同歩▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△8八歩▲7七桂△8九歩成▲5五銀△同銀▲同歩△3六歩▲2五桂△9九と
▲3三銀△同桂▲同歩成△同銀▲同桂成△同金▲3四歩△同金▲6一角(第2図)

先手氏は▲8三歩。△同飛に▲3五歩~▲3四歩とした。取れば▲6一角の両取りで、これが先手氏のネライだったか。
もちろんこの歩は取れず、△4二銀。先手氏は飛車先の歩を交換し、私は8筋にと金を作った。
△3六歩は、▲同銀と取れば△5六角だが、こういうミエミエの手はよくないものだ。幸便に▲2五桂と跳ばれ、私は△3五香の狙いで△9九とと香を補充したが、もっと自陣をよく見るべきだった。
▲3三銀! が強烈な打ち込みで、後手が相当まずい形勢になっているのに愕然とした。
▲6一角と、結局この手が実現した。ただ何となく、この手はありがたい気がした。もう飛車を取っている状況ではないからである。

(つづく)
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サンケイ将棋フェスティバル2016(前編)

2016-07-27 22:46:29 | 将棋イベント
25日(月)は、東京・大手町の「東京サンケイビル」で行われる、「サンケイ将棋フェスティバル2016」に行った。
午後5時で仕事を終え、東京メトロに乗る。大手町で下車すると、E1出口が会場だ。
5時37分、ビルの地下2階を通ると、その一隅で若手棋士が初心者講座を行っていた。高見泰地五段だった。
傍らにはこのイベントのスケジュール表が置いてあった。1部いただいて確認すると、1階ビアガーデン近くで女流棋士らの指導対局をやっている。高見五段の講座もおもしろそうだが、私は階上に向かった。
1階の特設会場では女流棋士や男性棋士が勢ぞろいし、縁台将棋という名の指導対局を行っていた。
コの字型に2つ並び、その内側に棋士がいる。参加棋士を向かって左手奥から記せば、西尾明六段、千葉涼子女流四段、竹部さおり女流三段、真田彩子女流二段、伊藤明日香女流初段、安食総子女流初段。右のシマは熊倉紫野女流初段、野田澤彩乃女流1級、高崎一生六段、井道千尋女流初段、高浜愛子女流2級、塚田恵梨花女流2級。
改めてスケジュール表を見ると、指導対局の抽選は5時30分で締め切っていた。第2部は7時からあり、その抽選は6時半からある。貴重な機会だし、次はぜひ受けてみたい。
ほかのスケジュールを確認すると、3階では、「高齢者将棋大会」。
4階ホールでは、「将棋駒書き師・塚本ヨシ江氏による実演・体験コーナー」。
「特選レディーストークショー」は、甲斐智美女流五段、香川愛生女流三段、カロリーナ・ステチェンスカ女流3級が登場する。阿久津主税八段の出演もある。ただしこれは5時50分までなので、もう終わっている。
さらに「サマー将棋大会」として。フリーで将棋が指せるようだ。8時半までたっぷり指せて、3勝者には景品が出るらしい。
なお7時からは地下2階で、西尾六段と熊倉女流初段のトークショーがある。こちらも拝聴したいが、指導対局の可否次第だ。
とりあえず現在は、女流棋士を鑑賞するのがベストのようである。
女流棋士は全員浴衣姿で、何とも艶やかだ。各3面指しで、満席である。高層ビル群の谷間でパチリ、は非日常感があって人目を惹く。
西尾六段、千葉女流四段は立って指している。それぞれベストのファイティングポーズがあるようだ。
西尾六段には平手で挑んでいる猛者がいる。つまり西尾六段は、「平手将棋可」派ということだ。将棋は角換わりになっていた。
また角落ちの将棋もあり、これは下手が細い攻めを繋いでいる。
竹部女流三段に対峙している一人はTod氏に見えるが、どうなんだろう。
将棋ペンクラブ会員のOsa氏がいた。声を掛けて対局はしないのかと聞いたら、見送ったとのこと。いまは女流棋士の撮影で忙しいらしい。
熊倉女流初段も艶やか。相変わらずの色白だ。熊倉女流初段には不思議な魅力があり、生で見れば見るほどファン度が上がる。
高浜女流2級も指導対局中。思ったのだが、彼女は船戸陽子女流二段に似ている。
その右の塚田恵梨花女流2級は、室谷由紀女流二段にそっくりだ。何だかファンになりそうだが、ご両親の顔がチラチラ浮かぶのがアレだ。
見物客はパラパラといる。その中に、しっとりした雰囲気のきもの美人が観戦している。この方が指導対局に入ればたいへんな絵になるだろう。
将棋ペンクラブ交流会で見る顔も何人かいる。みんな、将棋が好きだなあと思う。
Tod氏?の背後に回ると、彼が私に気付いた。
「あれ、来てたんだ」
やはりTod氏だった。局面はTod氏が優勢のようだ。ただし二枚落ちではあるが。
なお今回の指導対局は、勝てば勝利者賞が出る。
あっちこっちでポツポツ終わったところが出てきている。終わっていないところは、下手の指し手が遅いから。
指導対局では、指し手が分からなくても指してしまうことが肝心だ。でないと時間切れ打ち切りになる。どうせ、下手の考え休みに似たり、である。
西尾六段の平手戦は、西尾六段に急所の角打ちが出て、上手勝勢。ま、そうであろう。
角落ちの将棋も、上手がギリギリで凌いだ。これも上手勝ちだろう。
2回目の抽選会の6時半まで、まだ20分近くあるのに、すでにかなりの人が並んでいる。中に若い女性もいて、これはいいことだ。
先着順ではないから6時半ギリギリに並んでもいいのだが、みな気がせいているのだろう。
Tod氏が勝ったようだ。勝利者賞はこのビアガーデンなどで使える、1,000円の賞品券だった。
抽選会だが、私も並ぶことにする。
さっき指導対局を受けていた男性が、「2局目も並んでいいの?」と係氏に聞く。と、「どうぞ」の返事である。
オイオイちょっと待ってくれよ! 定員36名枠にこれだけ並んでて、こっちはこれ以上抽選倍率が上がるのはゴメンなんだ。1局目を戦った人は2局目を遠慮してほしいし、スタッフもその辺を考慮してほしい!
…私はこの後の展開が予想できた。たぶんさっきの男性が抽選に当たり、私はハズれるのだ。

6時半になって、抽選が始まった。抽選の方法は、竹串を引くものだった。この方式にはイヤな思い出があって、以前マイナビの企画の時にこれをやり、私は当選率8割以上の勝負に負けたことがある。
現在に戻る。さっきの男性は、「当たり」だった。
やっぱりな…。
数人後に、私も引く。結果は、「はずれ」だった。
ふふっ…。まあ、そうだろう。そうなると思ったよ!
もう帰ろう、と思った。
(つづく)
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